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傷痕の特殊メイクに“テンアゲ”、浦井健治が裸足で熱唱「笑う男」製作発表

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頬の傷をなぞりながら「笑う男」を歌唱する、グウィンプレン役の浦井健治。

頬の傷をなぞりながら「笑う男」を歌唱する、グウィンプレン役の浦井健治。

4・5月に上演されるミュージカル「笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-」の製作発表記者会見が、本日1月29日に東京都内で実施された。

脚本をロバート・ヨハンソン、音楽をフランク・ワイルドホーンが手がけた本作は、ヴィクトル・ユゴーの小説をもとに、悲しくも無垢な愛を描くミュージカル。3000通以上の応募から抽選で選ばれた約200名のオーディエンスが見守る中、会見には浦井健治をはじめ、夢咲ねね、衛藤美彩(乃木坂46)、朝夏まなと、翻訳・訳詞・演出の上田一豪が登場した。

ワイルドホーンの楽曲が彩る本作について上田は、「音楽の振れ幅やエネルギーが『笑う男』の温度を熱くしていますし、逆に冷たさも感じさせる。非常にアイロニックに世界を眺める作品」と紹介。“笑う男”グウィンプレン役の浦井とのタッグには「初めて東宝株式会社の演出部でお世話になった頃から、浦井さんの現場でお仕事してきたので、今回演出家としてご一緒できて感慨深いです。会社で十数年やってきたことが実った」と言葉に力を込めた。

浦井は「“金持ちの天国は貧乏人の地獄から作られる”ということで……裸足です!」と足元を示して会場を笑いで包み、「特殊メイクをしていただいて、“テンアゲ”」と頬をアピールして高揚感をのぞかせた。浦井が出演した「デスノート THE MUSICAL」にも参加したワイルドホーンについては「ロングトーンの曲が多くて体力を使う(笑)」と茶目っ気たっぷりに話しつつ、「『笑う男』の曲をフランクさんにピアノで聞かせてもらって大感動しましたが、歌うと大変。役作りへのパワーをくれる名曲ばかりです」と信頼を寄せた。

16歳の盲目の少女・デア役の夢咲は、「デアには、目の見える人には見えない世界が見えている。それが彼女のピュアさにつながると思います」と分析する。自身の出身地・富山での公演についてコメントを求められると、夢咲は「白エビが楽しみ」と回答。これを受けた浦井が「抱負とか言わないの!?」とツッコむと、夢咲は慌てて「ええと……お近くなのでぜひピュッと観劇に来ていただけたら!」と地元へメッセージを送り、客席の笑いを誘う。さらに夢咲は、Wキャストの衛藤には「“かわいい”が詰まってます! お稽古でしっかり記録したい」と微笑みを向けた。

夢咲のコメントを聞いた衛藤は、はにかみながらマイクで目元を隠してオーディエンスを和ませた。今回が初のグランドミュージカル出演となる衛藤は、「デアの世界はグウィンプレンによって作られている。それを表現できたら」と抱負を語る。またWキャストの夢咲についてコメントを求められた衛藤は「ポスター撮影で初めてお会いしたとき、帽子がおそろいで。運命を感じました」と笑顔を見せた。

グウィンプレンを誘惑する女性・ジョシアナ公爵を演じる朝夏は、「『笑う男』には貧乏な人と貴族の対比が描かれているので、ジョシアナは貴族の象徴として色濃く存在したい」と意気込む。また朝夏は、1月20日まで上演された「オン・ユア・フィート!」でもタッグを組んだ上田について「稽古場で一番テンションが高いのが一豪さんでした(笑)」と明かし、「ジョシアナとしてお会いするのが楽しみ」と上田に視線を送った。

会見の後半には歌唱披露が行われ、本公演で音楽監督を務める小澤時史によるピアノ演奏に乗せて、キャストたちがメドレーを届けた。まず浦井、夢咲、衛藤が声を合わせて「木に宿る天使」を歌い上げ、続く朝夏は「この気持ちは何?」を力強くパフォーマンスする。最後は浦井が頬の傷をなぞりながら「笑う男」をパワフルに歌唱し、会場を大いに盛り上げた。

その後行われた囲み取材にも浦井、夢咲、衛藤、朝夏が参加。聞き手は関西テレビ放送の番組「ピーコ&兵動のピーチケパーチケ」より、桜 稲垣早希が務めた。スーツ姿の稲垣が浦井に「浦井さんってぶっちゃけ、イケメンじゃないですか? 今回は顔に傷のある男を演じますが、イケメンの浦井さんはどういう役作りをされるのでしょうか」と切り出すと、会場には大きな笑いが起きる。浦井は「“ギャップ萌え”を狙いたいですね……いや、自分をイケメンとは思ってないですけど!?」と冗談を交えて述べ、観客を笑わせた。

本作には浦井たちのほか、LE VELVETS宮原浩暢石川禅山口祐一郎ほかが出演する。公演は4月9日から29日まで東京・日生劇場、5月3日から6日まで愛知・御園座、5月10日から12日まで富山・新川文化ホール、16日から19日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、25・26日に福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホールにて。

ミュージカル「笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-」

2019年4月9日(火)~29日(月・祝)
東京都 日生劇場

2019年5月3日(金・祝)~6日(月・振休)
愛知県 御園座

2019年5月10日(金)~12日(日)
富山県 新川文化ホール

2019年5月16日(木)~19日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2019年5月25日(土)・26日(日)
福岡県 アルモニーサンク 北九州ソレイユホール

脚本:ロバート・ヨハンソン
音楽:フランク・ワイルドホーン
歌詞:ジャック・マーフィー
翻訳・訳詞・演出:上田一豪

キャスト

グウィンプレン:浦井健治
デア:夢咲ねね(Wキャスト)、衛藤美彩(Wキャスト)
ジョシアナ公爵:朝夏まなと
デヴィット・ディリー・ムーア卿:宮原浩暢
フェドロ:石川禅
ウルシュス:山口祐一郎

中山昇上野哲也宇月颯、清水彩花 / (男女50音順)榎本成志、小原和彦、仙名立宗、早川一矢、藤岡義樹、堀江慎也、森山大輔、石田佳名子、内田智子、岡本華奈、栗山絵美、コリ伽路、富田亜希、安田カナ吉田萌美

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