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少年社中「トゥーランドット」大阪公演スタート、毛利亘宏「演劇を“浴びて”」

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「少年社中20周年記念ファイナル 少年社中第36回公演『トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~』」大阪公演より。

「少年社中20周年記念ファイナル 少年社中第36回公演『トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~』」大阪公演より。

少年社中「トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~」の大阪公演が、昨日1月24日に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで開幕した。

生駒里奈松田凌を主演に迎えた「トゥーランドット」は、少年社中の20周年記念興行の最後を飾る作品。「演劇で世界を変える。世界は変わる」をキャッチコピーに掲げた本作では、オペラ「トゥーランドット」をモチーフにしたストーリーが展開する。

脚本・演出を手がける毛利亘宏は、1月10日から20日にかけて東京・サンシャイン劇場で行われた東京公演を振り返り、「公演を経て、着々と作品が大きくなっている気がします。本作品はお客様に育ててもらっている感覚がありまして、大阪でもますます成長していくのが楽しみです」とコメント。「本作で演劇をぜひ“浴びて”もらい、演劇体験を共にできれば……と思います。皆さんの熱量で本作をどんどん押し上げていってもらえればうれしいです」と思いを明かした。大阪公演は1月27日まで。その後、1月30・31日に福岡・ももちパレス 大ホールで福岡公演が実施される。

20周年記念興行を終えた少年社中は、2月に「ピカレスク◆セブン」「MAPS」「機械城奇譚」の上映会&トークショーを実施。2月10日に東京・109シネマズ木場で行われる「ピカレスク◆セブン」の上映会には、鈴木勝吾宮崎秋人、毛利が登壇し、翌11日に東京・時事通信ホールで実施される「MAPS」の上映会には毛利と劇団員、「機械城奇譚」の上映会には毛利と劇団員、矢崎広が登場する。

毛利亘宏コメント

少年社中という劇団を20年間続けてきたのは、この作品をやるためにやってきたと思える作品になりました。東京で好評だったので、自信を持って大阪に乗り込んできました。公演を経て、着々と作品が大きくなっている気がします。本作品はお客様に育ててもらっている感覚がありまして、大阪でもますます成長していくのが楽しみです。
お話の構造も相まって、演劇というのは体験であり、お客様なしでは成り立たないものだと感じており、ぜひ大阪公演でもいっしょに作り上げていってほしいなと思います。本作で演劇をぜひ“浴びて”もらい、演劇体験を共にできれば……と思います。皆さんの熱量で本作をどんどん押し上げていってもらえればうれしいです。

生駒里奈コメント

この作品には人の何かを変えられる「言葉」がたくさん詰まっています。ぜひ登場人物の台詞、言葉に注目して観てもらえたら、うれしいです。少年社中の公演、脚本・演出の毛利さんの描く台詞、脚本には世界を変えられる力があると思っていて、この作品で、それを証明できるようにカンパニー一同、頑張っています。演劇で世界は変えられないかもしれないけど、私がそうだったように、変えるためのきっかけを作ったり、観た人の背中を押すことは必ずできると思っていて、ご観劇された方がそうなるように、毎公演を精一杯やり抜いています。
大阪では、東京公演の自分たちを超えていき、もっともっと自分たちの可能性を広げていけると信じています。今回の出演者の皆さんといっしょにやるお芝居が本当に楽しくて、自分の受け応えでもっとこうできたかもと思い、悔しい気持ちになったり、本番に入ってからも、もっとこうすれば作品がよくなるかも……と研鑽を重ねています。
少しでも世界が変わる、世界を変えようとしてみる、そんな時間と想いを一緒に共有したいなと思います。ぜひ楽しみに劇場にお越しください。お待ちしております。

松田凌コメント

より最高の作品を、一公演、一公演、大事にして届けていきたい。東京公演では毎公演、役者としての幸せみたいなものを感じていました。その度に、この公演を自分たちの最高にしてはいけない、もっと上を、もっと先を、もっともっとと求めてやってきました。大阪でもさらに新しい何かをお届けできたらなと思います。
この作品で、自分たちが大好きな演劇をやって、お客様の笑顔、拍手に繋がることのうれしさを素直に感じることができました。役者としてのある段階の最後の一歩、そして、新しいステージへの第一歩を踏み出している気がしています。それが少年社中さんの20周年から21年目への第一歩のタイミングが重なっていることに運命を感じています。

「少年社中20周年記念ファイナル 少年社中第36回公演『トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~』」

2019年1月10日(木)~20日(日)※公演終了
東京都 サンシャイン劇場

2019年1月24日(木)~27日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2019年1月30日(水)・31日(木)
福岡県 ももちパレス 大ホール

脚本・演出:毛利亘宏

キャスト

トゥーランドット / ケツァール:生駒里奈
カラス:松田凌

インコ:赤澤燈
モズ:井俣太良
ガン:馬場良馬
ハゲタカ:山川ありそ
トンビ:廿浦裕介
アジサシ:加藤良子
キュウカンチョウ:ザンヨウコ
ダチョウ:内山智絵
サイチョウ:大竹えり
ペンギン:堀池直毅

謎の男:鈴木勝吾
ティムール:岩田有民

高貴な女:杉山未央
アルトゥム:藤木孝

大将軍ローラン:有澤樟太郎

ピン:川本裕之
ポン:竹内尚文
パン:長谷川太郎

(c)少年社中

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