本作は、起死回生をかけた舞台を控える夫婦を描いた、劇作家クリフォード・オデッツの心理ドラマ。加藤健一事務所では2017年にフランク役の
再演に向け加藤は「毎日熱い稽古を繰り返しながら『喝采』の本番に向けて、僕の夢は膨らむばかりです」と意気込みを語っている。東京公演のチケットは2月3日に販売開始。なお本作は、1月から3月にかけて演劇鑑賞会主催による貸切の九州公演が行われる。
加藤健一コメント
ブロードウェイで演劇をやろうとするカンパニーは、当然ロングラン公演を目指してい
ます。この「喝采」という作品の中に描かれているカンパニーも苦心惨憺の末にブロードウェイにたどり着くというストーリーですが、実際の「喝采」という舞台は、ブロードウェイでしっかりとロングラン公演をしています。しかし日本では、公演日程を決定した上で劇場を借りるというシステムになっているので、どんなに公演の評判が良くてもロングランは夢のまた夢です。そこで僕たちが切望するのは再演です。
今回の「喝采」の再演には、僕たちの夢が一杯に詰っています。初演よりも完成度を上げ、より充実した舞台に立ちたいという夢。もっともっと沢山の人々に僕たちが創り上げたこの作品を観て頂きたいという夢。この作品が縁となって出会ったこのカンパニーの仲間たちとより仲良くなりたいという夢。
毎日熱い稽古を繰り返しながら「喝采」の本番に向けて、僕の夢は膨らむばかりです。