劇団女体盛り「狂和家族」幕開け、菊池遥「歪な日常の修復の顛末がいかなるものか」

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劇団女体盛り「狂和家族」が、本日11月30日に東京・space EDGEで開幕した。

劇団女体盛り 第7回公演「狂和家族」より。(撮影:曽我明日輝)

劇団女体盛り 第7回公演「狂和家族」より。(撮影:曽我明日輝)

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劇団女体盛り 第7回公演「狂和家族」より。(撮影:曽我明日輝)

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「狂和家族」は、父を殺した“私”を軸に、歪んでしまった家族の姿を描き出す作品。作・演出を手がける同劇団主宰の菊池遥は開幕に際し、「壊れた日常は元の形には戻ることはありません。新しい歪な形で日常になっていきます。もし完全なる元の形の日常を取り戻したいのであれば、それには計り知れないほどの多大な努力が必要です。その労力を惜しむと、本作のような顛末が起こるかもしれない。そのような思いで本作を描きました」と思いを述べ、「是非ご高覧いただき、この日常の修復の顛末がいかなるものなのか皆様の目で見届けて欲しいのです」と観客にメッセージを送った。上演時間は約1時間20分を予定。公演は12月2日まで。

菊池遥コメント

劇団女体盛り 第7回公演「狂和家族」より。(撮影:曽我明日輝)

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劇団女体盛り 第7回公演「狂和家族」より。(撮影:曽我明日輝)

劇団女体盛り 第7回公演「狂和家族」より。(撮影:曽我明日輝)[拡大]

大学を卒業し、社会に出て早2年。
目まぐるしい日々がようやく落ち着いた今日この頃、日常の中にある種のルーティンが生まれたように感じます。
このルーティンは私に心底落ち着きや安心感を与えると同時に日常的に起こる他人の様々な問題を見てみぬふりをする、という妙な癖を起こします。
この癖はとても厄介なもので、自身の日常をも壊しかねぬ事態を招くのです。
壊れた日常は元の形には戻ることはありません。新しい歪な形で日常になっていきます。
もし完全なる元の形の日常を取り戻したいのであれば、それには計り知れないほどの多大な努力が必要です。
その労力を惜しむと、本作のような顛末が起こるかもしれない。
そのような思いで本作を描きました。
是非ご高覧いただき、この日常の修復の顛末がいかなるものなのか皆様の目で見届けて欲しいのです。

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劇団女体盛り 第7回公演「狂和家族」

2018年11月30日(金)~12月2日(日)
東京都 space EDGE

脚本・演出:菊池遥
出演:小野涼平、桑野緑、中村まく、林愛子、齋藤芳隆

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