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「さよなら鹿ハウス」開幕、渡部豪太「すごい7人がいたことを目の当たりにして」

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OFFICE SHIKA PRODUCE「さよなら鹿ハウス」より。(撮影:和田咲子)

OFFICE SHIKA PRODUCE「さよなら鹿ハウス」より。(撮影:和田咲子)

OFFICE SHIKA PRODUCE「さよなら鹿ハウス」が、昨日11月8日に東京の座・高円寺1で開幕した。

本作は、劇団鹿殺し丸尾丸一郎による自伝的私小説「さよなら鹿ハウス」の舞台化作品。劇中では劇団鹿殺しと丸尾自身の上京物語をもとにしたストーリーが展開する。“劇団鹿“の7人は、上京してからの2年間、一軒家で共同生活をしながら、アルバイトを禁じて路上パフォーマンスで得る収入のみで暮らすことを決断。彼らは“伝説になる”ことを目指すが……。なお本作のオープニングテーマ曲にはフラワーカンパニーズの「ハイエース」が使用されている。

丸尾をモデルとした角田角一郎役で主演を務める渡部豪太は、稽古を振り返り、「丸尾さんがおっしゃる言葉を私の役にそのまま反映できるので、生きたヒントが目の前にあるというとても新鮮な環境でした。当時の丸尾さんが生身で思ったことを伺えるので、なかなかない体験だと思います」と語る。これに対して丸尾は「自分の感情を表現すると、とても女々しいことばかり言ってしまって……豪太くんにはご迷惑をおかけしてしまっています。でも、とても丁寧に演じていただいて、自分という人間が豪太くんの体を通して表現されるのはすごくうれしかったです」と心中を述べた。

渡部は「実際に劇団鹿殺しがやっている筋トレをやってみたんですが、死ぬかと……。『軍隊じゃん』って思いました。思い浮かぶつらい動作を全部やるって感じです(笑)」とエピソードを明かし、「演劇を志して集まった7人が同じ屋根の下で一緒に暮らすというのは異常なことだと思うんですよね。非日常なことなんですけど、その7人は本当にやっていたんです。この日本でこんなすごいことをやっていた7人がいたということを目の当たりにしてほしいです」と観客にメッセージを送った。

東京公演は11月18日まで。大阪公演は11月22日から25日まで大阪・HEP HALLにて行われる。また本作がDVD化されることも決定。詳細は劇団鹿殺しの公式サイトで確認を。

丸尾丸一郎コメント

ステージナタリー読者に向けて
「さよなら鹿ハウス」は、2005年から2007年まで劇団鹿殺しの劇団員7人が東京都東久留米市の古民家で共同生活した日々を描いた青春物語です。バイト禁止、路上パフォーマンスのみで生活するという無謀な計画、全ては伝説になるためでした。小説で、舞台で、僕らの七転八倒の物語を楽しんで頂ければと思います。

OFFICE SHIKA PRODUCE「さよなら鹿ハウス」

2018年11月8日(木)~18日(日)
東京都 座・高円寺1

2018年11月22日(木)~25日(日)
大阪府 HEP HALL

作・演出:丸尾丸一郎
出演:渡部豪太 / 浅野康之飛磨、岡田優、勝又啓太、笹海舟、清水佐紀、玉川来夢 / 今井涼太、尾上武史、澤田美紀、椎名朱音、松本さえ子 / 椙山さと美(Wキャスト)、鷺沼恵美子(Wキャスト)

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