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TCアルプが新たに立ち上げる、手塚治虫原作「人間ども集まれ!2018」上演決定

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2016年上演の「人間ども集まれ!」より。

2016年上演の「人間ども集まれ!」より。

TCアルププロジェクト「人間ども集まれ!2018」が、11月30日から12月3日まで長野・まつもと市民芸術館 小ホールで上演される。

TCアルプは、2007年に長野のまつもと市民芸術館芸術監督・串田和美の呼びかけで結成されたカンパニー。同カンパニーは16年に、手塚治虫による同名マンガを原作とした舞台「人間ども集まれ!」を木内宏昌の脚本・演出で上演した。今回も前回と同じく木内が脚本・演出を担当し、「人間ども集まれ!2018」として新たな物語を立ち上げる。

原作の「人間ども集まれ!」は、人間と輸出用に量産された“無性人間”の衝突を描いたナンセンス風刺マンガ。1967年から68年まで「週刊漫画サンデー」で連載されていた。

木内は上演に際し、「原作が描かれてから50年、性と身体と個の問題は、相変わらずわたしたちの現実です。マンガの神様がマンガによって伝えたことを、演劇だからこそできる現実存在との関わりを通じて表現し、『人間とは何者か』を再び問い直します」とコメントしている。チケットの一般販売は7月28日にスタート。

木内宏昌コメント

「人間ども集まれ!」は、「鉄腕アトム」や「火の鳥」のような有名な作品群とはまったくタイプが異なります。ですが、「自ら作り出したものをコントロールできなくなり、やがて支配されていく人類」に対する警鐘の物語のひとつであり、しかも、そうした手塚作品の原点にして終着点と言えるものかもしれません。そこで展開する物語は、性別のない無性人間の誕生、大量生産、戦争、そして「性のある世界の消滅」です。道具として扱われ、やがて自らの意志をもって人間に反旗を翻した無性人間が、最後の最後になにを選択するのか。原作が描かれてから50年、性と身体と個の問題は、相変わらずわたしたちの現実です。マンガの神様がマンガによって伝えたことを、演劇だからこそできる現実存在との関わりを通じて表現し、「人間とは何者か」を再び問い直します。

TCアルププロジェクト「人間ども集まれ!2018」

2018年11月30日(金)~12月3日(月)
長野県 まつもと市民芸術館 小ホール

原作:手塚治虫
脚本・演出:木内宏昌
監修:串田和美
出演:近藤隼、佐藤卓、細川貴司、下地尚子、深沢豊、草光純太、坂本慶介、大鶴美仁音

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