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チーズtheater、受賞作と続編を上演「川辺市子のために」「川辺月子のために」

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2015年上演の「川辺市子のために」より。

2015年上演の「川辺市子のために」より。

チーズtheaterが、8月22日から9月2日まで東京・サンモールスタジオにて2本立て本公演を行う。

上演されるのは、2015年に旗揚げ公演として初演され、サンモールスタジオ選定賞の最優秀脚本賞を受賞した「川辺市子のために」と、その続編となる書き下ろし作品「川辺月子のために」。謎の失踪を遂げた無戸籍の女性・川辺市子と、難病を患う、その妹・月子を巡るミステリー2部作となっている。

作・演出の戸田彬弘は、「無戸籍・川辺市子の生きた世界は、本当に存在しないかのようで、幾ら歩み寄ってもその実態を掴むことが難しかったです」と初演時を振り返り、「その掴めない彼女の実態を知りたいという欲求が、今回、僕に続編を創らせようとしたのだと思います」と今回の上演動機を明かしている。出演者には大浦千佳佐藤睦モロ師岡らが名を連ねた。チケットは6月22日に発売予定。

戸田彬弘コメント

本作は、僕の創作人生の中で最も苦しみ、産み落とした凄く大切な作品です。3年前、今現在も存在する無戸籍者の方々を想い、寄り添いながら執筆したのですが……。無戸籍・川辺市子の生きた世界は、本当に存在しないかのようで、幾ら歩み寄ってもその実態を掴むことが難しかったです。それはある種フィクションを超えたというか、創作をさせてくれない妙な感覚でした。その彼女は今も僕の中にたまに姿を現します。その掴めない彼女の実態を知りたいという欲求が、今回、僕に続編を創らせようとしたのだと思います。そして、それは、川辺市子の一家からの念ではないかと思えてなりません。……苦しいですが、これから創作が始まります。信頼している役者に加え、実際に稽古のようなオーディションに参加してくれた刺激的なメンバーと新たな挑戦が楽しみで、でもその倍以上、怖くて震えています。

チーズtheater 第5回 2本立て本公演「川辺市子のために」「川辺月子のために」

2018年8月22日(水)~9月2日(日)
東京都 サンモールスタジオ

作・演出:戸田彬弘
出演:大浦千佳佐藤睦 / アベラヒデノブ熊谷弥香熊野晋也小篠恵奈、奏羽茜、高橋明日香、伴優香、平井里奈、布施勇弥、松田文香、保永奈緒 / 田谷野亮田山由起 / モロ師岡 ほか

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