チーズtheater「ある風景」主演の小出恵介「“言葉”の世界線に触れることが楽しみ」

チーズtheaterの新作「ある風景」が、6月21日から25日まで東京の座・高円寺1で上演される。

これはチーズtheaterの第7回公演。戸田彬弘が作・演出を手がける本作では、とある家族の物語が描かれる。鈴木家の父・龍雄と母・陽子は、海の見える暖かな気候の土地を人生の最期の場所に決めた。龍雄の定年後、夫婦はひっそりと暮らし、2人の子供である長男・肇、長女・南、次女・夏は、それぞれ離れた地域で生活に追われている。そんな中、龍雄が認知症を発症し、介護を1人で担ってきた陽子も疲労で倒れてしまう。やがて龍雄も陽子も亡くなり、変わり果てた2人の家に、玉田篤と名乗る客が訪ねてきて……。

出演者には主演の小出恵介をはじめ、小島梨里杏、大浦千佳、當山美智子、蒼大、大熊杏優、池畑暢平、纉木淳平、中野歩、間瀬英正、松戸俊二、みやなおこが名を連ねた。

小出は「今年の1月末、開発で驚くほど変わっていた下北沢で拝見した、なんとも叙情的で静謐かつとても深く練り込まれた戸田さんの作品を拝見し、心惹かれました。今回は新作という事ですので、さらに“言葉”の世界線にも触れられる事が非常に楽しみです。座・高円寺は初めて立たせていただく素敵な劇場で、素敵な作品をお届けできますよう、多彩な共演者の皆様と共に頑張って行きたいと思います」とコメント。チケットの一般販売は5月16日10:00にスタートする。