こまつ座「たいこどんどん」開幕、ラサール石井が“原点回帰”に手応え

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こまつ座「たいこどんどん」が、昨日5月5日に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕した。

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。(撮影:宮川舞子)

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。(撮影:宮川舞子)

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こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。左から江端英久演じる清之助、柳家喬太郎演じる桃八。(撮影:宮川舞子)

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。左から江端英久演じる清之助、柳家喬太郎演じる桃八。(撮影:宮川舞子)

「たいこどんどん」は、井上ひさしが自らの小説「江戸の夕立ち」を劇化した作品。幕末を舞台に若旦那・清之助と幇間(太鼓持ち)・桃八の珍道中が描かれる。2人は清之助が惚れた女郎・袖ヶ浦がいる品川の小菱屋へ向かうが、薩摩侍たちと揉めごとがおこり、2人は海に落ちてしまい……。

演出をラサール石井が担当。桃八役を柳家喬太郎、袖ヶ浦を役あめくみちこが演じるほか、急病の窪塚俊介に代わり、清之助役を江端英久が務める。開幕を迎え、ラサールは「40年前ぐらいに井上芝居を観ていた方が『ああ、こんなんだったな~』と思えるような演出になっていると思います。もしかしたら“原点回帰”ともいえるかもしれません」と手応えを語ると共に、「若い方、『井上ひさし』を知らない方、こまつ座を最近見ていない、という方にもぜひ観ていただきたいです」と観客に呼びかけた。

上演時間は途中休憩ありの約3時間15分。公演は5月20日まで。

ラサール石井コメント

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。(撮影:宮川舞子)

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。(撮影:宮川舞子)

江端さんが稽古に入って10日間という短い期間でしたが、お客様に満足いただけるような作品に仕上がったこと、初日の幕が開いて、そして無事に終わったことにホッとしています。出演者も客席も緊張をしていて、こういう初日はあまり経験をしたことがありませんが、温かく迎えていただいたと感じています。
「たいこどんどん」は井上先生の初期の“枯れていない”面白さがある作品です。40年前ぐらいに井上芝居を観ていた方が「ああ、こんなんだったな~」と思えるような演出になっていると思います。もしかしたら“原点回帰”ともいえるかもしれません。エンターテインメント性もありながら、最後は少し切なくもあり特別な知識も必要なく見られます。若い方、「井上ひさし」を知らない方、こまつ座を最近見ていない、という方にもぜひ観ていただきたいです。

柳家喬太郎コメント

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。(撮影:宮川舞子)

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。(撮影:宮川舞子)

「大変!」とか「辛い!」とか稽古中は言ってましたけど……劇場に入ってから3時間15分という長い作品でありながら、こんなにもあっという間に終わるのかと感じています。お客様にも同じように思ってもらえたらうれしい ですね。初日の舞台を迎えて、実は、冒頭のシーンが一番緊張するのですが、初日でお客様を前にすると……ふっと 楽になった感じがしました。
「生きるって大変だな~」という芝居ですからね(笑)。皆さんも大変でしょうけれど、劇場に来て、「人生は大変」ということを再確認してほしいですね。そして、じめじめとした梅雨時を迎えてくれれば(笑)。

江端英久コメント

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。左から柳家喬太郎演じる桃八、江端英久演じる清之助。(撮影:宮川舞子)

こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」より。左から柳家喬太郎演じる桃八、江端英久演じる清之助。(撮影:宮川舞子)

舞台袖にいるときに、これから出演するということに不思議な気持ちもしたのですが……無事に終わってホッとしています。稽古期間も短かったのですが、ミスをしたとしてもとにかく自分が楽しくなることを心掛けてきました。
清之助と桃八の二人の珍道中を描いた作品ですが、行く先々で芸達者な俳優さんが素晴らしい空気とシーンを作ってくださっていて一緒にお芝居ができることの喜びを感じています。飽きることのない「ノンストップな芝居」だ と思います。ぜひ劇場でご覧いただければうれしいです。

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こまつ座 第121回公演「たいこどんどん」

2018年5月5日(土・祝)~20日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

作:井上ひさし
演出:ラサール石井
出演:柳家喬太郎江端英久あめくみちこ / 有薗芳記木村靖司俵木藤汰野添義弘森山栄治 / 小林美江、酒井瞳、新良エツ子、武者真由

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