「東松山戯曲賞」が創設、選考委員に岩崎正裕・岩松了・桑原裕子・瀬戸山美咲ら

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「~平成家族物語~舞台芸術によるまちづくりプロジェクト第1弾『東松山戯曲賞』」の公募発表会が、去る4月26日に埼玉・箭弓稲荷神社にて行われた。

「~平成家族物語~舞台芸術によるまちづくりプロジェクト第1弾『東松山戯曲賞』」の公募発表会より。

「~平成家族物語~舞台芸術によるまちづくりプロジェクト第1弾『東松山戯曲賞』」の公募発表会より。

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「平成家族物語」は、東松山市をはじめとする大都市周辺の街が舞台となる作品を通して、平成を生きた人々が感じたことや家族の姿を捉えつつ、新たな時代について思考するプロジェクト。その第1弾として東松山戯曲賞を創設し、“大都市周辺の街”“家族”“希望”の3つをテーマとした戯曲公募を行う。優秀作には、賞金50万円が贈られるほか、初年度には朗読劇、次年度以降には演劇、音楽劇として上演が予定されている。

選考委員には岩崎正裕岩松了桑原裕子瀬戸山美咲、演劇プロデューサーの渡辺弘が名を連ねた。26日の公募発表会には東松山市長の森田光一氏、東松山市教育長の中村幸一氏、プレゼンテーターの公益財団法人東松山文化まちづくり公社理事長・石田義明氏のほか、コメンテーターとして瀬戸山と渡辺が登壇した。

戯曲の公募に向けて石田は「多くの皆さんが、この物語の戯曲を読み、舞台を観、この30年を振り返り、来るべき新しい世紀に立ち向かう気構え、心構えを持ってほしいと願っている」と期待を述べる。

続く渡辺は「戯曲賞を開催し、戯曲を選び、上演するだけでも1年や2年がかかる大変な事業なのに、このホップステップジャンプの3段跳びに驚いた。1つの戯曲が、まずは朗読劇という形で助走をつけ、次に演劇作品にする。それをさらに音楽劇にするということで、市民と共に上演したいという、石田理事長はじめ、スタッフの方々の熱意に動かされた」と語る。さらに「1つの戯曲が変わっていく様は本当に面白いし、そこに参加する市民の方たちの中で演劇に関係のない音楽の方が関わったり、美術の方が加わったり、市民劇としての大きな広がりを感じます。これは、新しい動きができるのではないかと思います。私自身もそれに向かってとにかく全面的にサポートしていくつもりです」と思いを述べた。

瀬戸山は劇作家としての立場から「戯曲賞は作家にとって活動を始めるための入り口となりますが、思ったより多くはありません。このような形で新しい戯曲賞ができることがまずとてもうれしいです」と思いを語る。さらに「締め切りまで4カ月、長いようで短いです。お題が決まっているというのは実はとても書きやすい部分もあったりすると思うので、ぜひいろいろな方に応募していただけたらと思っています」と応募を呼びかけた。

「東松山戯曲賞」の詳細は公式サイトにて確認を。応募受付は5月1日から8月31日まで。

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