櫻井圭登らがアイドルに!?歌謡倶楽部「艶漢」で三上俊「幸せのオーガズム感じて」
2018年4月12日 11:50
1 ステージナタリー編集部
「歌謡倶楽部『艶漢』第二幕」が昨日4月11日に東京・東京キネマ倶楽部で開幕。これに先駆け、同日ゲネプロが行われた。
「歌謡倶楽部『艶漢』」は、尚月地によるマンガ「艶漢」を原作とする舞台「浪漫活劇譚『艶漢』」から派生した歌謡エンタテイメントショー。2016年8月に第1弾が上演され、ジャグリングや詩吟などのパフォーマンスを織り交ぜたステージで好評を博した。その新作に当たる「第二幕」は、観客参加型エンタテイメントショーとなっており、客席の前方中央には“バナナエリア”ことスタンディングエリアが設けられる。
「艶漢」の登場人物はそのままに、パラレルワールドという設定で物語が進行する本作。序盤では狩野和馬演じる湯上から「最近まで私塾を営んできたが、キネマ倶楽部を開業することにした。(設定については)それほど深く考えなくていい。コロコロ変わるから」と概要が語られた。また劇中では、櫻井圭登演じる吉原詩郎、三上俊演じる吉原安里、末原拓馬演じる山田光路郎がアイドルグループに扮し、パフォーマンスを披露。乾布摩擦を広めることが目的で結成されたという同グループは、タオルを使った振付でアップテンポな楽曲を歌い上げた。
さらに「ストリップ劇場 艶座」のコーナーでは、一番の売れっ子・安里によるストリップショーも。三上扮する安里は客席に降り、「どんどん仕込めー!」と観客から“おひねり”を受け取っていく。このほか、末原扮する光路郎が探している“猫”を観客がバケツリレーで回していく場面や、三上扮する安里と田上真里奈演じる六口が、観客のお悩みに答える相談コーナーなども用意されている。
ゲネプロ終了後には囲み取材が行われ、櫻井、三上、末原、田上、狩野、そして日替わりゲストの林野健志が出席。三上は「いろいろな舞台がある中で、これだけお客さまを楽しませるのに特化した舞台もなかなかないと思います。ぜひ、幸せのオーガズムを感じていただきたいです」と手応えを語り、末原は観客参加型の本公演について「『艶漢』という1つの物語を愛する人たちが集まって、それをもとに何かをするっていうのは大元の演劇の形に近いんじゃないのかなと考えております」とコメント。「この舞台が皆さんにとって“別世界”になるように演じてまいりました。いろんな日常があると思いますが、ここにいる間はパーッと遊んでパーッと忘れて、楽しい時間を過ごしてください」と観客に呼びかけた。
最後に櫻井は「ダンスナンバーが多い公演なので、けがのないようカンパニー一同、全身全霊をかけて演じさせていただきたいと思います。東京キネマ倶楽部にて一緒に暴れましょう!」と意気込みを語り、会見を締めくくった。
公演は4月15日まで。またこのたび、本公演のDVDと劇中歌を収録したCDが9月末頃にリリースされることも明らかになった。
「歌謡倶楽部『艶漢』第二幕」
2018年4月11日(水)~15日(日)
東京都 東京キネマ倶楽部
原作:尚月地「艶漢」 / 「ウィングス」連載中(新書館)
脚本・演出:伊勢直弘
キャスト
吉原詩郎:櫻井圭登
山田光路郎:末原拓馬
吉原安里:三上俊
六口:田上真里奈
湯上:狩野和馬
日替わりゲスト
橘伸三:林野健志(4月11日)
早乙女水彦:堀越涼(4月12日)
佐倉春澄:村田恒(4月13日)
山田アグリ:小槙まこ(4月14日)
若林剣一:野田裕貴(4月15日)
ダンサー
生田麗恵、亀岡菜花、久保田真理、林祐衣
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(c)尚 月地/新書館 (c)尚 月地/幻灯署活劇支部
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