“刀ミュ史上類を見ない作品”「結びの響、始まりの音」6振りが本日出陣

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ～結びの響、始まりの音～」が本日3月24日に東京・日本青年館ホールで開幕。これに先駆け、ゲネプロと初日会見が本日行われた。

本作は、刀剣シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とした「ミュージカル『刀剣乱舞』」シリーズの新作公演。今作には、過去作にも出演した大和守安定役の鳥越裕貴、和泉守兼定役の有澤樟太郎、長曽祢虎徹役の伊万里有、そして新キャストとなる堀川国広役の阪本奨悟、陸奥守吉行役の田村心、巴形薙刀役の丘山晴己が出演する。

審神者より命を受け、大政奉還後の時代に出陣することになった刀剣男士たち。部隊に編成されたのは、長曽祢虎徹、大和守安定、堀川国広、和泉守兼定、巴形薙刀、陸奥守吉行の6振りだ。そんな中、今回の敵の狙いは新撰組の土方歳三であることが判明し……。上演時間は休憩ありの約3時間10分。1部のミュージカルは約2時間10分、2部のライブは約40分となっている。

ゲネプロ前に行われた初日会見には、刀剣男士役を演じる6人のキャストと、演出の茅野イサムが出席。大和守安定役の鳥越は「『結びの響、始まりの音』は、これまで以上に深く深く掘り下げながら作っていった作品。これを観たら『刀剣乱舞』の見方が変わるかもしれません。楽しみにしていてください」と期待を煽り、和泉守兼定役の有澤は「みんなで大切に作り上げたものをようやく皆さんにお観せできるということで、楽しみな気持ちでいっぱいです。男の色気やカッコよさはもちろん、泥臭いところも含めて、魅力がたっぷり詰まった男らしい作品になっているので、そこに注目していただけたら」と見どころを語った。

シリーズ初出演となる陸奥守吉行役の田村は「ミュージカル『刀剣乱舞』はあこがれの作品でした」と瞳を輝かせながら、「出演できることが夢のよう。陸奥守吉行として明るく元気にがんばっていきたいです」と笑顔を見せる。同じく初参加となる堀川国広役の阪本は「まだ実感が湧いてないところもありますが、しっかりと気を引き締めて、全力でやり抜きたいです」と力強く宣言。また長曽祢虎徹役の伊万里は「『幕末天狼傳』で主の死を経験した大和守安定や長曽祢虎徹たちは、いろいろな思いを抱えながら戦い続けてきました」と過去作を振り返りつつ、今作について、「ミュージカル『刀剣乱舞』史上、類を見ない作品になったと思います。楽しみにしていてください」と自信を見せた。

巴形薙刀役を演じるのは、日本のみならずアメリカでも俳優・ダンサーとして活動する丘山。「このような革命的な舞台に出演できて、ベリーハッピーです！ このためにアメリカから帰ってきたのではというくらい気合いが入っています」と心境を語り、「楽しんでもらえるようにがんばります。よろしくお願いします」と挨拶。続いて演出の茅野は「『結びの響、始まりの音』というタイトルは、今回の作品そのものを表すと共に、今までのシリーズ全体を表したタイトルにもなっています」と説明し、「観てくださったお客様には『ここまで踏み込んじゃうの？』と驚いていただけると思う。意味のある大切な作品だと思って演出してきましたので、早くお客様にお観せしたいです」と胸中を明かした。

東京公演は4月1日まで。その後、4月8日から15日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、4月20日から5月6日まで東京・TOKYO DOME CITY HALLで上演。また5月6日の千秋楽にはライブビューイングも開催される。

※初出時、本文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。