昨年2017年7月に宮城で滞在制作された「短編:まほろばの景」からスタートし、9・10月に東京と京都で「音楽と物語『まほろばの景』」、10月には広島で「短編:まほろばの密」が上演された「まほろばの景」シリーズ。これらの集大成として、今回京都と東京で上演されるのが、長編「まほろばの景」だ。交ざりあうことをテーマに制作されてきた本作では、故郷を失った男が理想郷を求めるさまが描かれる。
上演にあたって、作・演出を手がける
東京公演は3月1日から4日まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて行われる。
柳沼昭徳コメント
「いきにくさ」を強く感じている人びとを描きました。
私もそうですが、誰しもみんな、自分ではない誰かや社会に、理解されにくい、理解されない、理解しようともしないなかで「いきにくさ」を感じています。
みんな我慢している。のみこみ、いなして生きている。
みんながそうやっているから、あなたもわたしもそうあるべき。
言われたわけじゃないけれど、感じる、声がする、心に。
心が憎い。「いきにくさ」を感じる心が憎い。
そういう一心でこの作品を作りました。
花を見るように、風を聞くように、土を嗅ぐように、山を仰ぐように、この作品があれば幸いです。
ロームシアター京都セレクション / 芸劇eyes 烏丸ストロークロック「まほろばの景」
2018年2月9日(金)~11日(日・祝)※公演終了
京都府 ロームシアター京都 ノースホール
2018年3月1日(木)~4日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
作・演出:
音楽・演奏:中川裕貴
出演:阪本麻紀、澤雅展 / 角谷明子、
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- [ 2018年2・3月 ] 『まほろばの景』(京都・東京) | 京都の劇団 烏丸ストロークロック | Karasuma Stroke Rock
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