今年1・2月に兵庫と東京で上演された「まほろばの景 2020」は、2017年に宮城県仙台市で取材と滞在制作が行われ、2018年に初演された「まほろばの景」をリクリエーションしたもの。東日本大震災の津波で故郷である仙台の実家を失った福村洋輔は、各地の災害ボランティアに携わる中で知的障害者施設のヘルパーになり、利用者の盛山和義に出会う。ある日、盛山が出奔してしまい……。
本作は2・3月に三重と広島でも上演される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で公演中止となっていた。作・演出を務めた
視聴方法は烏丸ストロークロックの通販サイトで確認を。料金は税込1300円となり、視聴期限は来年2月28日まで。
柳沼昭徳コメント
今年の2月3月に「まほろばの景 2020」は、三重と広島の2都市での上演中止。楽しみにされていた方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
「まほろばの景 2020」は2018年初演の再創作として、2年前よりリサーチ活動や神楽の実践など、手間暇をかけて新たな技術と初演とは異なる視点を手にした、ただの再演ではない自信作でした。ですから、なんとか沢山の方々にご覧いただきたいと思っていただけに、中止による落胆は言葉に尽くせないものがあります。
ありがたいことに、延期または再演はできないのかというお問い合わせもいただきますが、俳優とスタッフのスケジュールの調整に上演にかかる予算を考えると、まったく同じ座組と規模で再演を行うことは、残念ながらとても困難であると言わざるを得ません。そんな如何ともしがたい現実ではありますが、楽しみにしていただいていたにも関わらず公演をご覧いただけなかった皆さまのために、有料ではありますが烏丸ストロークロック初の映像公開をすることにしました。
オンライン配信だからこそ、これまで私たちの作品をご覧いただく機会がなかった方にも、ご覧いただける機会となれば幸いです。
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