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80歳で魔が差した伊東四朗が三宅裕司とコント「死ぬか生きるか、その結果を」

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「伊東四朗 魔がさした記念コントライブ『死ぬか生きるか!』」フォトセッションより。左から伊東四朗、三宅裕司。

「伊東四朗 魔がさした記念コントライブ『死ぬか生きるか!』」フォトセッションより。左から伊東四朗、三宅裕司。

伊東四朗 魔がさした記念コントライブ『死ぬか生きるか!』」が、明日2月1日に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕する。

開幕に先駆けて本日1月31日に行われた囲み取材には、伊東四朗三宅裕司が出席した。伊東に今回の企画を持ちかけたと話す三宅が「伊東さんが80歳になられるので、コントを忘れてもらっちゃ困るなということで……」と述べると、伊東は「(三宅に)芝居かコントどっちがいいか聞かれて、大変なほうを選んじゃった。タイトルの通り、まさに魔が差したんです」と振り返った。

本公演のビジュアルでセーラー服の女子高校生に扮している伊東は「撮影したことを覚えてなくてね。『合成うまいね』なんて言ってたんです。(記憶力が)危ないんですよ」と笑いを誘う。三宅は「伊東さんは女学生になるとき、おさげのカツラをかぶって『どうしてもインディアンになっちゃうんだよな』と言ってました」とエピソードを明かした。

伊東は「80歳でコントをやった人はほとんどいないと思うので、自分のメモリアルにしたいなと……メモリアルって言うと何かお墓関係かなと思っちゃうけどね」と笑みを浮かべつつ、開幕を翌日に控えた心境について「あと10日ぐらい伸ばしてほしい」とぼやく。対する三宅は「面白い作品に仕上がってます!」と自信をのぞかせた。

三宅は「伊東さんが60歳のときに『身体が動くうちにコントをやりたい』ということで、一緒にやったんですが、80歳でまだやってるなら、やらなくてよかったかもしれない」と冗談交じりに話し、“90歳記念”のコント上演の可能性について記者から尋ねられた伊東は「ますますメモリアルじゃん!」と答えた。

伊東は三宅について「例えばゲストの女優さんが何を言っても絶対に拾って反応してくれる安心感があります。耳がいいってことなんだろうな」と賞賛を送る。対する三宅は伊東について「子供から大人までが一緒に笑える“わかりやすい笑い”を追及する姿勢は変わっておられません。僕はそれをずっと教えていただいてきたので、また一緒にできるのがうれしいです」と感慨深げに語った。

伊東が「あまり日常生活から乖離しない笑い、何気ないセリフが面白いというコントや芝居をやっていきたいです……あれ? やっていきたいって言っちゃってるね」と漏らすと、三宅は「あれ? 90歳でもやりますか?」とすかさずツッコミを入れるなど、絶妙なコンビネーションを見せた。

本作に息子の伊東孝明が参加することについて伊東は「(楽屋の)化粧前が並んでて、SET(劇団スーパー・エキセントリック・シアター)の座員が『異常な近さですね!』なんて、みんなで笑ってるんです」と明かす。さらに三宅が「父親の生涯を語るという、息子さんだからこそできることをやっていただきます」と述べた。

最後に三宅は「これだけキャリアがある方が、80歳でコントライブをやると今までの実績が死んでしまうわけですからね」と笑いを誘う。伊東は「死ぬか生きるか、その結果を観ていただきたいです。ああ、なんか頭の中が真っ白になってきた……」と締めくくった。

今回披露されるコントは全部で5本。1984年に放送されたバラエティ番組「いい加減にします!」で伊東と三宅が出会った作品「法廷の攻防」を伊東自らがリメイクした作品などが上演される。

「伊東四朗 魔がさした記念コントライブ『死ぬか生きるか!』」

2018年2月1日(木)~18日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター

作:吉高寿男、小峯裕之
演出・出演:伊東四朗三宅裕司
出演:伊東孝明 / 西海健二郎、榊英訓、丸山優子、良田麻美、河本千明

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