ローマ歌劇場日本公演にソフィア・コッポラ「椿姫」&「マノン・レスコー」

4

167

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 17 34
  • 116 シェア

「椿姫」「マノン・レスコー」が、9月に東京・東京文化会館と神奈川・神奈川県民ホールで上演される。

G.ヴェルディ作曲「椿姫」より。(c)Yasuko Kageyama / TOR

G.ヴェルディ作曲「椿姫」より。(c)Yasuko Kageyama / TOR

大きなサイズで見る(全6件)

劇場内観 (c)Silvia Lelli / TOR

劇場内観 (c)Silvia Lelli / TOR[拡大]

ローマ歌劇場の2018年日本公演としてラインナップされたこの2作。パリの社交界に生きる娼婦のヴィオレッタの悲恋が描かれる「椿姫」は、2016年にソフィア・コッポラがオペラの演出に初挑戦したことで話題を集めた作品だ。ファッションデザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニが衣装、クリストファー・ノーランの作品に多数参加してきたネイサン・クロウリーが舞台美術を手がけた。指揮は、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団のアソシエイト・コンダクターを務めたヤデル・ビニャミーニが担当している。オペラでは観客の視線が舞台のどこに向けられるかがわからないことが映画との大きな違いだと語っているコッポラ。本作はすでに映像化されているが、彼女がヴィオレッタに投げかけた視線の行方をぜひ劇場で確かめよう。

G.プッチーニ作曲「マノン・レスコー」より。(c)Silvia Lelli / TOR

G.プッチーニ作曲「マノン・レスコー」より。(c)Silvia Lelli / TOR[拡大]

もう1作の「マノン・レスコー」は、男たちを破滅させる女・ファム・ファタールを描いた物語。偶然に出会った美少女・マノンと駆け落ちをした、騎士のデ・グリューの回想が紡がれる。演出を指揮者リッカルド・ムーティの娘、キアラ・ムーティが担当。プッチーニの設定した18世紀末という時代設定を重視し、衣装や美術を採用している。悲劇の象徴として用いられる、砂漠をイメージした舞台装置にも注目しよう。

チケットは2演目セット券を、2月21日から3月1日までNBSで先行販売。一般販売は3月3日10:00にスタートする。単独チケットは先行を3月14日から21日まで受け付け、3月31日より一般販売が行われる。

この記事の画像・動画(全6件)

「ローマ歌劇場 2018年日本公演」

G.ヴェルディ作曲「椿姫」

2018年9月9日(日)、12日(水)、15日(土)、17日(月・祝)
東京都 東京文化会館

指揮:ヤデル・ビニャミーニ
演出:ソフィア・コッポラ

G.プッチーニ作曲「マノン・レスコー」

2018年9月16日(日)
神奈川県 神奈川県民ホール

2018年9月20日(木)、22日(土)
東京都 東京文化会館

指揮:ドナート・レンツェッティ
演出:キアラ・ムーティ

全文を表示

読者の反応

  • 4

tanakanakanakanaka @akira_tanaka_10

ローマ歌劇場日本公演にソフィア・コッポラ「椿姫」&「マノン・ レスコー」 - ステージナタリー https://t.co/cV8WQYK13H

コメントを読む(4件)

関連記事

ソフィア・コッポラのほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 ソフィア・コッポラ / ヴァレンティノ・ガラヴァーニ の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします