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「戯伝写楽2018」華やかに開幕、橋本さとし「しょこたんはハマり役」

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cube 20th Presents Japanese Musical「戯伝写楽 2018」ゲネプロより。(撮影:桜井隆幸)

cube 20th Presents Japanese Musical「戯伝写楽 2018」ゲネプロより。(撮影:桜井隆幸)

cube 20th Presents Japanese Musical「戯伝写楽 2018」が、本日1月12日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕。これに先駆け、昨日11日にゲネプロが公開された。

舞台は、江戸・寛政。本業の能役者として風采の上がらない斎藤十郎兵衛(橋本さとし)は、与七(東山義久 / 栗山航)とつるんで賭場に出入りするなど、くさくさとした日を過ごしていた。ところがある日、非凡な絵の才能を持つおせい(中川翔子)に出会い、この娘を利用して一儲けしようと目論みて……。なおゲネプロでは、栗山が与七役を務めた。

“写楽は女だった”という着想のもと中島かずきが脚本を手がけ、2010年に初演された本作。今回は河原雅彦が新演出を担い、人間ドラマにフォーカスした新たな作品に仕上がった。立川智也による音楽も前作から改変され、よりメロディアスに作品に色を添える。

ゲネプロ前には会見が行われ、橋本と中川、そして喜多川歌麿役の小西遼生、花魁の浮雲役を演じる壮一帆が取材に応じた。橋本は「この作品は登場人物がしっかり書き込まれていて、舞台セットもとても素敵。皆さんが江戸の町に浸っていただける舞台になると思います」と本作をアピール。さらに「しょこたんは、とても正直でまっすぐな本能で芝居をする方。おせいは難しい役ですが、本当にハマり役と言うか、日本の中でも、この子しかできないのではないかと思うほどです」と中川を讃え、「今回の僕の十郎兵衛は、しょこたんのおせいから生まれてきたものです。しょこたんからいろいろと得て、お互い引っ張り合って、引き出し合ってできたと思います」と中川への感謝を語った。

続く中川は「そうそうたる舞台のスターの皆様が集う中で、おせいを演じさせていただくことが人生最大の挑戦です」と恐縮しつつも、「中島かずきさんの作品に出演することも夢でした。森雪之丞さんの歌を歌うことも夢でした。これからの人生の大きなターニングポイントになる挑戦だと思います」とおせい役への挑戦に意欲を見せる。さらに「私も(おせいのように)子供の頃、最初に好きになったのは絵を描くことです」と語り、「世界中の人が知っている写楽についての人物像や絵に込められた情念を、妄想していただける作品です」と本作を紹介した。

小西は衣装の華やかさを注目ポイントに挙げ、「僕が演じる喜多川歌麿は、物語の中で1番の成功者として出てきますが、その雰囲気も着物を着てようやく完成した感じです。自分だけでは出せない雰囲気をすごく出してもらえます。少し演歌を歌いそうな感じですが(笑)、すごく気に入っています」とコメント。

花魁を演じる壮は、「宝塚を退団して3年、そして“女優”となって2年になりますが、今さらながらに女心って難しいな、と思っている今日この頃です」と苦笑いし、「周りのキャストの方々に力強いご助言もいただき、臆することなく舞台で表現をしていきたいと思います」と意気込んだ。

上演時間約2時間25分。東京公演は1月28日まで行われ、その後、福岡、愛知、兵庫を巡演する。

cube 20th Presents Japanese Musical「戯伝写楽 2018」

2018年1月12日(金)~28日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2018年2月3日(土)・4日(日)
福岡県 久留米シティプラザ ザ・グランドホール

2018年2月7日(水)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

2018年2月10日(土)~12日(月・祝)
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

作:中島かずき
演出:河原雅彦
作詞:森雪之丞
音楽:立川智也
出演:橋本さとし中川翔子小西遼生壮一帆東山義久(Wキャスト)、栗山航(Wキャスト)、池下重大、中村美貴、華耀きらり、大月さゆ、染谷洸太、馬場亮成、岩橋大、山崎樹範、吉野圭吾、村井國夫

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