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地球ゴージャス最新作「ZEROTOPIA」製作発表、岸谷五朗「ゼロに戻りたい」

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地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」製作発表より。

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」製作発表より。

2018年4月から7月にかけて上演される地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」の製作発表会見が、本日12月5日に東京都内で行われた。

会見には地球ゴージャスの岸谷五朗寺脇康文のほか、柚希礼音西川貴教新田真剣佑宮澤佐江花澤香菜ら出演者が登壇。ナビゲーターは水田航生植原卓也が務めた。

地球ゴージャスの2年ぶりの公演となる本作。岸谷が作・演出を手がけ、沈没した豪華客船から生き残った男女を待ち受ける運命を描き出す。会見は、岸谷が出演者たちを紹介する形でスタートした。岸谷はまず「エンターテイナーという言葉は柚希礼音のためにある」と柚希を絶賛。柚希はそれを受けて「褒めすぎです」と照れながら、「もし地球ゴージャスに出演できるとしたら勇ましく戦う役柄かな、と勝手に想像していましたが、その予想を五朗さんが裏切ってくれました。罪を抱えたミステリアスな女を演じます」と自身の役柄への期待を続けた。

続けて岸谷は12月1日に行われたコンサート「Act Against AIDS 2017」にも出演した西川を紹介。岸谷は「トリを務めてくれた西川くんのメドレーでは、最後の4曲目に僕と寺脇くんが家庭用扇風機を持って西川くんに風を当てに行ったんです(笑)」とコンサートでのエピソードを語った。「彼のように稽古を積み重ね、レベルを高めた上でコメディをやるのがまさに地球ゴージャスです」と、岸谷は本作で“男の中の男”を演じる西川に期待を寄せる。西川は「ただいまご紹介にあずかりました、河童役の西川です。命を懸けて河童を演じたいです」と真剣な表情で冗談を飛ばし、会場を笑いで包んだ。

また、岸谷の「心の中に墨で“根性”と書いてある、魅力的な俳優です。この間2人で飲んだら好きになってしまいました」というコメントに、新田は「どうすればいいんだろう」と困惑しながらも「僕の役は作中で唯一、恋愛要素があるそうです。楽しみにしています」と期待をのぞかせた。

続いて岸谷は、ダブルキャストで“二面性のあるお嬢様”を演じる宮澤と花澤を紹介。「舞台の天才」という岸谷のコメントに宮澤は「天才の宮澤です(笑)」と切り出し、「ご丁寧なお言葉を使わせていただいて、お嬢様としてナチュラルにお芝居ができるようがんばらせていただきたいと思います」と述べると、観客からは大きな笑いが起こった。また「二面性がある。今回は皆さんの知らない花澤香菜が見られます」という岸谷の紹介に、花澤は「普段アニメの声優をしているときはキャラクターと二人三脚ですが、舞台では自分自身が表現するのでドキドキします。素敵な皆さんと一緒にがんばりたいです」と意気込みを見せた。

最後に、地球ゴージャスへの出演は14作目となる寺脇が「1幕はツッコミ担当、2幕はボケ担当です」と茶目っ気たっぷりにコメントすると、岸谷から「そういう表現はやめてください、演劇ですから」とツッコミが入るひと幕も。岸谷は寺脇の役どころを「アクションもある、おちゃらけた役」と紹介し、寺脇は「日々重苦しいことがたくさんありますが、それを乗り越えていく希望に満ちた話になると思います」と作品への期待を語った。

トークセッションのあとは、岸谷が本作の創作のきっかけとタイトルに込めた思いを語った。「もう一度ゼロに戻ってみたい」と言う岸谷は、「地球ゴージャス1本目は、何もない会場にビール瓶で客席を作って2カ月半以上のロングランをしました。そういう原点に立ち返りたい」と第1作を振り返る。またタイトルについては「この作品は色彩のない島が舞台ですが、このゼロの島は果たしてユートピアか、ディストピアか? という思いでタイトルを付けました。恐らくこの登場人物たちが、『ZEROTOPIA』の世界をユートピアにするかディストピアにするかを決めていくのだと思います」と、キャスト陣に目線を送った。

最後に岸谷が「4カ月の長い公演の間、素晴らしい仲間たちと作品を作っていきたいと思います。いつも演劇でたくさんの挑戦をしています。それを支えてくださっているのは皆様なので、今後も地球ゴージャスをよろしくお願いします」とファンに向けて語りかけ、製作発表会見を締めくくった。

※初出時、人名表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」

2018年4月9日(月)~5月22日(火)
東京都 TBS赤坂ACTシアター

2018年5月29日(火)~6月2日(土)
愛知県 刈谷市総合文化センター

2018年6月9日(土)・10日(土)
新潟県 新潟テルサ

2018年6月22日(金)~24日(日)
福岡県 福岡サンパレス

2018年6月30日(土)・7月1日(日)
広島県 広島文化学園HBGホール

2018年7月6日(金)~15日(日)
大阪府 フェスティバルホール

作・演出:岸谷五朗
出演:柚希礼音西川貴教 / 新田真剣佑宮澤佐江(Wキャスト)、花澤香菜(Wキャスト) / 藤林美沙、原田薫、大村俊介(SHUN)、水田航生植原卓也 / 原田治、小林由佳中村百花、おごせいくこ、丹羽麻由美碓井菜央加藤真央、大曽根敬大、岩崎浩太郎、田口恵那、堀部佑介、辻中武、小南竜平、砂塚健斗、日向智法、咲良、大音智海、鈴木百花、高木勇次朗、酒井比那、鈴木さあや、杉山真梨佳、蛭薙ありさ / 岸谷五朗、寺脇康文

※岩崎浩太郎の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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