殺人を犯してしまった青年・祐一と、彼と共に逃げる女性・光代の逃避行を描いた、
今回の二人芝居では、リーディング公演「ふたりものがたり」シリーズの「乳房」「檀」などで知られる
中村蒼コメント
初めてのふたり芝居は未知の世界ですが、今はその不安と期待が入り混じっている感覚です。
小説、映画共に多くの人に愛された作品で今回の舞台もそれに並ぶ、
もしくはそれ以上のものになったらいいなと思っています。
美波さんと演出の合津さんとコツコツ作り上げていきます。
美波コメント
私は生きていて、孤独が常に側にいます。それは今まで敵のような存在でした。
逃げようとして、更に深く傷ついた経験もしました。
心の溝が深いほど、愛する喜びも強くなりました。
吉田修一さんの「悪人」を読んだ時、今まで怖くて見れなかった孤独を直視したようでした。
祐一と光代の物語は胸がきつく張り裂けそうになるお話です。自ら進んで覗きたくない心の小箱を開けることになるかもしれません。でもそこには一瞬でも煌めく光があります。
この光を見ることのできる人生は少ないのではないかと思います。
今回、舞台という密な空間の中、みなさんとその希望を見つけ、共有できたら、
どんなに素敵なことだろうと思います。
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