PARCO Production「この熱き私の激情~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌」が、昨日11月4日に東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。
カナダ出身の女性作家ネリー・アルカンにフォーカスしたプロジェクト「Discover Nelly Arcanーネリーを探してー」の一環として上演される本作。同プロジェクトの取り組みとして、今年2017年9月に彼女のデビュー作「ピュタン-偽りのセックスにまみれながら真の愛を求め続けた彼女の告白-」がパルコ出版から発売され、10月には映画「
プロジェクトのラストを飾る本作では、ネリーが残した4編の小説をコラージュしたものを、カナダ人演出家マリー・ブラッサールの翻案・演出により上演。舞台上には10個のキューブが置かれ、6人の俳優と1人のダンサーがテーマの異なる部屋に1人ずつ配される。劇中では、“影の部屋の女”を
昨日、開幕直前会見に出席した松雪は「死に向かって行くネリーの精神状態を考察し、イマジネーションを進めていく中で、自分の中にある潜在的な痛みが、ネリーの持つ痛みとヒットすることが何度かあり、そのたびに苦しくなって身動きが取れなくなりました」と稽古を振り返りつつ、「どこまでネリーの精神を体現できるか、というところに緊張感を持って初日に臨みたいと思います」と意気込みを語る。
また演出のマリーは「日本の女優の皆さまとは、謙虚な気持ちで本当に楽しくお稽古させていただきました。1人ひとりとても素晴しい方々で、深い知性と才能をお持ちの皆さまとご一緒できて本当にうれしかったです」と感想を述べ、「お客様には闇ではなく、光を持ち帰っていただけたらと考えています」と観客にメッセージを送った。
東京公演は11月19日まで。その後、11月から12月にかけて広島、福岡、京都、愛知で上演される。
PARCO Production「この熱き私の激情~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌」
2017年11月4日(土)~19日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場
2017年11月23日(木・祝)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール
2017年11月25日(土)・26日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 中劇場
2017年12月5日(火)・6日(水)
京都府 ロームシアター京都 サウスホール
2017年12月9日(土)・10日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
原作:ネリー・アルカン
翻案・演出:マリー・ブラッサール
翻訳:岩切正一郎
振付:アンヌ・テリオール、
音楽:アレクサンダー・マクスウィーン
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