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柴幸男の「第九」に重ねた、家にまつわる群像劇「大工」多摩美の卒業公演で

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柴幸男が作・演出を手がける「大工」が、12月23日から25日まで、東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演される。

本作は、柴が多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科のゼミ上演実習のために書き下ろした作品。同作が、昨年度の初演に出演したキャストに、新たなキャストを交えて、卒業公演として上演される。なお上演は配役を入れ替えた2バージョンあり。各バージョン共に全員出演する。また本公演期間中に多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科1期生展「住する所なきを、まず花と知るべし」が東京芸術劇場 アトリエイーストにて開催される。

上演に際し柴は、「ベートヴェンの『第九』と並走する演劇をつくりたいとずっと考えていました」と語り、「僕に家族が増えたこと、若い学生たちと出会ったことで、この『第九』に『大工』の話を重ねる決心がつきました。誰もが住む家、国民が住む国家という家にまつわる群像劇」と作品を紹介している。

柴幸男コメント

ベートヴェンの「第九」と並走する演劇をつくりたいとずっと考えていました。
ただ「第九」に合わせて何の物語を描くのか、それが見つけられませんでした。
僕に家族が増えたこと、若い学生たちと出会ったことで、この「第九」に「大工」の話を重ねる決心がつきました。
誰もが住む家、国民が住む国家という家にまつわる群像劇。
巨大な妄想をベートーヴェンと現代の若者たちが後押ししてくれました。
彼らが今後、誰とどこに住むかはわかりません。
しかし、同じ空の下に暮らす家族としてこの作品をもって彼らの門出を祝いたいと思います。

多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科第一期生 2017年度卒業制作演劇「大工」

2017年12月23日(土・祝)~25日(月)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト

作・演出:柴幸男
出演 (50音順):安部萌、阿部百衣子、荒木知佳、石川貴大、石坂杏子、宇佐美優花、梅田哲志、小笠原瑛作、緒方壮哉、奥萌、小山薫子、菊地侑紀、河野まとい、坂本華菜、鈴木正也、鈴木遼太、田口紗亜未、寺澤亜彩加、徳永弥芳子、難波朱夏、畑中瀬音、花輪あやか、原口理沙、平井貴大、松葉優佳、三方美由起、三原海、森田聡洋、湯川拓哉、湯川立梨、吉浦ちえり、芳野里子、米川俊亮

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