中丸雄一「楽しい時間2」本日開幕、「やりたいこと全部詰め込みました」

「中丸君の楽しい時間2」が、本日10月27日に開幕。これに先駆け、本日公開ゲネプロと囲み取材が行われた。

本作は、KAT-TUNの中丸雄一が構成・演出を手がけるセルフプロデュース公演「中丸君の楽しい時間」の第2弾。2008年に上演された第1弾に続き、今回も映像と照明を駆使し、コントやパフォーマンス、ダンス、ヒューマンビートボックス、さらに本公演のための新曲「The way」の歌唱と、中丸雄一が大奮闘を見せる。

ゲネプロ終了後の会見で手応えを聞かれた中丸は「とにかく形になったので少し安心しました。昨日まではとっ散らかっていたところがあったので、4時くらいまでずっと通し稽古の映像を観てて。自分の精神状態が普通じゃないなと思いました」と苦笑いする。内容については「やりたいことがたくさんあったので、できる限り全部詰め込んで。そのせいもあるんですけど、スタッフさんも含めてヒーヒー言っていましたね」と語り、「9年前の初演で評判のよかったコーナーは進化させて残し、半分くらいは変えています。シーンの中である程度自信を持っているのは、ボイパ（ボイスパーカッション）のところかな……」と謙虚に答える。

劇中には普段の中丸を彷彿とさせるシーンもあり、記者から「“素”の中丸くんが出ているのでは？」と問われると、「半分おふざけ、9割フィクションと思ってみてくだされば。ちょっと裏側（バックステージ）っぽくしていることで、不思議な空間になればいいなと思ってます」と笑顔を見せた。

また中丸は「もう1年くらいお客さんの前に立っていないので、早く（初日が開いて）その感覚をつかみたい」と言い、「亀梨（和也）くんと上田（竜也）くんも観に来てくれると思います。前回、『初日はいっぱいいっぱいだからやめてほしい』って言ったのに、初日に上田くんが来て（笑）。今回はできれば1週間後くらいに来てほしいですね」と述べる。記者がKAT-TUN3人での活動について問うと、「完全に個人的な意見ですけど」と前置きしながら「充電期間に入ってそれなりに時間が経っているし、個人的にはそろそろやってもいいんじゃないかと思います。前向きな思いがあって“充電期間”としているし、今回もその準備としてやっているので」と語った。

最後に「中丸くんにとって“楽しい時間”は？」と質問が投げかけられると「この１、2カ月は100%この舞台のことしか考えてなくて、正直、ほかの仕事をやっているときもこの舞台のことで頭がパンパンでした（笑）」と心境を明かす。「とにかくスタッフの皆さんと1カ月くらい、フルでエネルギーを使い切って作りましたから、お客さんにはぜひ楽しんでもらえたら。“楽しい時間”はそれから。この舞台が落ち着いてから、自然が豊かなところに行きたいですね。本当にいっぱいいっぱいだったので、土の香りを嗅ぎに行きたいと思います！」と笑顔で語った。

公演は11月18日まで東京・東京グローブ座、11月21日から25日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。

※初出時、タイトルに誤りがありました。訂正してお詫びします。