LondonPANDAが1人の自殺者を巡って、表と裏2つの物語を描く

演劇企画集団LondonPANDAが11月1日から4日まで、宮城・イベント倉庫ハトの家と同・日活パール劇場にて、「ROOM」「MOOR」を上演する。

劇団初の2本立て公演となる今回。1人の自殺者を軸に、極貧カップルと地縛霊を巡る「ROOM」と、地縛霊が自殺するまでの経緯を描いた「MOOR」、2つの物語が展開する。

上演に向けて作・演出の大河原準介は、「亡くなった人にしか分からないことかもしれない、その『何か』を生きた人間を描くことも、演劇に出来ることの1つかもしれません。あの日見送った友人、いつの間にか居なくなった彼らに、 演劇を通して再会できる。そんな気もしています」と語りながら、「会場に来た人にとって、忘れられない1日にする、そのような公演を目指します」と意気込みを述べている。

なお日活パール劇場公演は、第2回いしのまき演劇祭にラインナップされている。