METライブビューイング「トゥーランドット」アンコール上映記念イベントが、昨日9月11日に東京・東劇にて開催。俳優・テノール歌手の
上映前に行われたトークには、田代と司会の朝岡聡アナウンサーが登場。朝岡は「万里生さんの“マリオ”という名前はイタリア人に多い名前ですが、お父様がお付けになったときに、実はイタリア人でマリオ・デル・モナコという素晴らしいテノール歌手がいたんですよ。1940年から60年代にかけドラマチックな歌を歌わせたら世界最高と言われていて、その声は“黄金のトランペット”と呼ばれるくらい」と名前の由来を紹介。田代は「『トゥーランドット』のカラフなどを当たり役にしていたマリオ・デル・モナコなので、縁を感じますよね」と述べた。
朝岡が「今日いらっしゃっている若い方も『ミュージカルは大好き! でも、オペラってよくわからない……』という方が多いと思います」と述べると、田代は「ミュージカルは、あくまで電気音楽がある前提で作曲されています。オペラというのはマイクを使わないので、2、3000人のホールでも生で届けなくてはいけないという歌唱技術が求められるんです」と語った。
「トゥーランドット」が観たくてアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン歌劇場へ行ったという田代は「高校時代に声楽を始めて、いろいろな作品に触れる中で、このMETのゼフィレッリ版の映像を観たんです。それが大好きで大好きで、ニューヨークへ行くことが決まったとき、せっかくだったらMETへ行ってみようと思って調べたらそのバージョンが上演されるって知って、慌ててチケットを探しました。3階席1枚3万5000円で遠くから観ましたよ。みなさん今日は3000円くらいでアップで観れますね!」と会場の笑いを誘った。
朝岡は「METは世界一豪華と言ってもいいです。超一流歌手がソロを務め、指揮者も豪華、オーケストラも素晴らしい」と述べる。続けて「ライブビューイングというのは本編を観るだけではなく、どのように舞台転換しているかも観れます。また驚いちゃうのが主役で歌っている人が休憩中にインタビューを受けたりする。オペラの表だけでなく、中まで見られる。ここが素晴らしいです」とコメントした。
「METライブビューイング」の魅力について聞かれた田代は「ヨーロッパから発祥したオペラなのに、ニューヨークに最高のメンバーが集結して、このチケット代じゃ観れない水準の世界最高峰のオペラを見せてくれるのが魅力だと思います」と述べた。「METライブビューイング 東劇アンコール」は、9月29日まで上映される。
東劇「METライブビューイング アンコール2017」
2017年9月29日(金)まで
東京都 東劇
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- METライブビューイング 最新情報 Met opera: 東劇「アンコール2017」8/5(土)より上映!
- METライブビューイング:オペラ | 松竹
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9/11(月)に開催致しました田代万里生さん《トゥーランドット》トークイベントの様子をご紹介致します!たくさんのお客様にご来場いただき、ありがとうございました!田代さんと朝岡さんのトークも盛り上がりました♪ 詳細はこちら⇒https://t.co/0SH0EKJR1F