飛ぶ劇場30周年で代表作「生態系カズクン」を復活再演

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飛ぶ劇場「生態系カズクン」が、9月から10月にかけて福岡と宮崎で上演される。

飛ぶ劇場vol.38「生態系カズクン」チラシ表

飛ぶ劇場vol.38「生態系カズクン」チラシ表

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飛ぶ劇場の結成30周年を記念して上演される本作。1997年に飛ぶ劇場10周年記念作品として初演され、翌年1998年に「第3回 劇作家協会新人戯曲賞」を受賞している。九州の片田舎・棒ヶ削(ぼうがずり)に住む麦山家の祖母が亡くなるが、遺体に魂が宿っておらず葬儀が続けられなくなる。一族は魂を呼び戻すべく、棺桶を囲んでにぎやかに騒ぎ始めるが……。

作・演出の泊篤志は「劇団員が歳を取ったので、歩調をあわせるように若干の書換えを、また20年前の戯曲ですから、多少は現代的なアレンジを施しての上演となる予定です」とコメントを寄せている。公演は9月8日から10日まで福岡・北九州芸術劇場 小劇場、9月30日・10月1日に福岡・久留米シティプラザ Cボックス、9月18日には宮崎・都城市総合文化ホール 中ホールで行われる。チケットは7月9日に発売。

泊篤志コメント

飛ぶ劇場という劇団がこの世に誕生して30年が経ちました。
その旗揚げ公演にお手伝いとして参加していた当時19歳だった私は49歳になってしまいました。30年、本当に色んな事がありました(劇団も私の人生も)。荒れ狂う嵐の中よくぞここまで続いたもんだと感心している昨今です(具体的な話はお酒の席とかで聞いてください)。
創立30周年の年にどういった演目をやろうかと考えた時に、まずは「これまでの飛ぶ劇場」を感じてもらえる演目を上演しようと思いました。演目は1997年、飛ぶ劇場10周年で上演され、翌年「第3回 劇作家協会新人戯曲賞」を受賞することになった、飛ぶ劇場の代表作の1つ、出世作でもある『生態系カズクン』です。今回14年ぶりの復活再演となります。
九州の片田舎、棒ヶ削(ぼうがずり)に生きる一家の、生と死をあっけらかんと描いたこの作品は、受賞作となった事もあり発表から数年間で何度も再演を重ね、全国8ヶ所で公演する機会にも恵まれました。
前回の上演から14年経ち、『カズクン』を知らない劇団員も増えました。観たことないお客さんも多くいることと思います。劇団員が歳を取ったので、歩調をあわせるように若干の書換えを、また20年前の戯曲ですから、多少は現代的なアレンジを施しての上演となる予定です。「飛ぶ劇場」初期の代表作、2017年verとしてどうぞお楽しみください。

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飛ぶ劇場vol.38「生態系カズクン」

2017年9月8日(金)~10日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 小劇場

2017年9月18日(月・祝)
宮崎県 都城市総合文化ホール 中ホール

2017年9月30日(土)・10月1日(日)
福岡県 久留米シティプラザ Cボックス

作・演出:泊篤志
出演:桑島寿彦、内山ナオミ、木村健二、葉山太司、脇内圭介、中川裕可里、宇都宮誠弥、佐藤恵美香、太田克宜、文目卓弥、青木裕基、はまもとゆうか

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