飛ぶ劇場「生態系カズクン」開幕、泊篤志「14年の蓄積は物語をさらに深めてくれた」

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飛ぶ劇場「生態系カズクン」が、昨日9月8日に開幕した。

飛ぶ劇場vol.38「生態系カズクン」より。

飛ぶ劇場vol.38「生態系カズクン」より。

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飛ぶ劇場vol.38「生態系カズクン」より。

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飛ぶ劇場の結成30周年を記念して上演される本作。1997年に飛ぶ劇場10周年記念作品として初演され、翌年1998年に「第3回 劇作家協会新人戯曲賞」を受賞した同作が、2003年から04年の上演以来、14年ぶりに上演される。

飛ぶ劇場vol.38「生態系カズクン」より。

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九州の片田舎・棒ヶ削(ぼうがずり)に住む麦山家の祖母が亡くなるが、遺体に魂が宿っておらず葬儀が続けられなくなる。一族は魂を呼び戻すべく、棺桶を囲んでにぎやかに騒ぎ始めるが……。

上演に際し、飛ぶ劇場代表の泊篤志は「14年の蓄積は、生と死を彷徨う物語をさらに深めてくれたようにも感じました」と感慨を述べている。ステージナタリーに寄せられた泊のコメント全文は以下の通り。

なお公演は9月10日まで福岡・北九州芸術劇場 小劇場にて行われたのち、9月18日には宮崎・都城市総合文化ホール 中ホール、9月30日・10月1日に福岡・久留米シティプラザ Cボックスへと巡演する。なおアフタートークとして、8日14:00開演回には演劇関係いすと校舎の守田慎之介と泊による「戯曲賞受賞作家トーク」、8日19:00開演回には飛ぶ劇場の現役劇団員による「30周年だよ!全員集合!」トーク、9日18:00開演回には泊、有門正太郎、kitaya505の北村功治による「生態系カズクン、誕生秘話」、30日18:00開演回には久留米シティプラザ ドラマアーツディレクターの小松杏里司会により、泊と久留米大学附設高校 演劇部顧問の岡崎賢一郎のトークが開催される。

泊篤志コメント

代表作を14年ぶりに再演ということで気負ったところもあったんですが、結果できあがったものは、今のメンバーと共にゼロから取り組んだ新生「生態系カズクン」だったなぁと、初日の舞台を眺めながら思いました。14年の蓄積は、生と死を彷徨う物語をさらに深めてくれたようにも感じました。

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飛ぶ劇場vol.38「生態系カズクン」

2017年9月8日(金)~10日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 小劇場

2017年9月18日(月・祝)
宮崎県 都城市総合文化ホール 中ホール

2017年9月30日(土)・10月1日(日)
福岡県 久留米シティプラザ Cボックス

作・演出:泊篤志
出演:桑島寿彦、内山ナオミ、木村健二、葉山太司、脇内圭介、中川裕可里、宇都宮誠弥、佐藤恵美香、太田克宜、文目卓弥、青木裕基、はまもとゆうか

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