エン*ゲキは、「演劇とは娯楽であるべきだ」というコンセプトのもとに池田が立ち上げた演劇企画。シリーズ第2弾となる本作は、あまり役に立たない特殊能力を持つ男7人が、危機に瀕した惑星から地球へと送り込まれる道中を描いたハイテンションコメディだ。
稽古の前には、作・演出の池田、出演者の
宝塚歌劇団退団後、初めての舞台出演となる透水が演じるのは、地球人の科学者・ユキ。透水は「男性と至近距離で目を合わせてお芝居をするっていうことから慣れないといけないので、新しい経験が多すぎて毎日目がチカチカしてます」と緊張を覗かせながらも、「今まで見せたことがない一面を披露することになると思うので、ファンの方はびっくりするかも」と期待を煽った。
スターの親友・ライトを演じる赤澤について、池田は「燈くんとは初めてご一緒させてもらうんですが、(共演の機会を)待った甲斐があったなって思います」と語り、キャスティングへの自信を見せる。続いて井澤が演じるビームについては「心優しい、温かいヤンキーです」と説明。この後、井澤の実家が営むお好み焼き屋の話題も飛び出すなど、取材は終始和やかに進行した。
今回、わんぱく少年の役に挑戦する吉田。「仁美ちゃんが演じるフラッシュは超がつくおバカ。それがもう愛らしくてかわいらしくて。かわいいと言っても、女の子のかわいさじゃなくて、しっかりと男の子のかわいさが出てるんです」という池田の評価を受け、吉田は「がんばります!」と元気いっぱいに返答した。前作「君との距離は100億光年」のトークパートにも出演したオラキオは、小太りの中年・ホープ役を担当。オラキオはおどけながらも「アドリブに逃げずにちゃんとお芝居で笑いが取れるように成長しないとね!」と抱負を語る。
作・演出を務める傍ら、自らも出演する池田。自身が演じるネクラでオタクのシャインについて、「なんでこの役を僕がやるかというと……余ったからです(笑)。引き当てたからには役を愛して演じたいと思います」と答えると、周囲からは「奇しくも合ってるよね」「仕上がり具合がすごい」と絶賛の声が相次いだ。
最後に池田が「舞台作品というのは一度幕が開いてしまえば、脚本家のものでも演出家のものでも役者のものでもなく、お客さんのものだと思っていて。理想は、その瞬間を楽しんでもらうこと。極端なことを言うと、劇場を出るときに『楽しかったね!』と言ってもらえれば、物語の内容は忘れてしまっても、それはそれでいいんです」と思いを明かし、「お正月に相応しい、おめでたい公演になりそうな予感がしています。新年初笑いはこの作品で!」とコメント。さらに主演の鈴木が「笑いと涙と感動をお届けしたいと思います。劇場でお待ちしてます」とファンにメッセージを送り、取材を締めくくった。
稽古では、特殊能力を持つ7名を鈴木らがコミカルに表現。また、セリフの間や言葉の重み、テンポ感を大切にと池田からの指示が飛ぶと、俳優陣は真剣な表情で稽古に打ち込んだ。公演は、2017年1月5日より11日まで東京・紀伊國屋ホールにて。
エン*ゲキ#02「スター☆ピープルズ!!」
2017年1月5日(木)~11日(水)
東京都 紀伊國屋ホール
作・演出:
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