「人間と魚が浜」では、写真と演劇を融合させたパフォーマンスを行う三野が、魚市場をイメージしたインスタレーションと演劇を用いて人間と魚との関係を表現。「ボーイ・ミーツ・魚(ギョール)」をコンセプトに、「似ているものと似ていないもの」の構造について展示と演劇の双方からアプローチしていく。
演劇作品には
なお展示の公開は7月12日まで。7月14日から18日までは公演のみが閲覧可能となる。
三野新コメント
僕は釣り人だ。魚を釣ることは、戦時の兵士の身振りと似ている。釣り人と兵士では使う言葉も似ている。
「あの向こう側に、魚が隠れている。」「魚がやってくるのを待つしか無い。」「逃がした魚はでかい。」「次こそ仕留めてやる。」「あそこに魚がいる気がする!」
そういえば、人間と魚はまったく似ていない。でも、それはそれで、うまくいっているんだよ、って思っているのは、実際人間だけだと思う。
魚は、モノを言わないし、ただ、養殖されるし、釣られるし、水揚げされる。人は魚を平気で殺し食らうが、魚は人を殺さない。
似ているものと似ていないものが社会においても沢山あって、人間と魚を持ち出すのは極端すぎるように思えるかもしれない。
でも僕は、いま、とっても身近な感覚で制作をしている。釣り人に悪い人はいない、というのは、本当の話だと思う。
「人間と魚が浜」
2016年7月14日(木)~18日(月・祝)
東京都 G/P gallery shinonome
作・演出:
音楽:滝沢朋恵
出演:
三野新のほかの記事
リンク
- Arata Mino / 三野 新
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ステージナタリー @stage_natalie
インスタレーション×演劇、三野新が人間と魚の関係性に迫る https://t.co/jsb9sKhyZl https://t.co/xLQeLaiOFJ