次世代を担う振付家競う「トヨタ コレオグラフィーアワード」8月に最終審査

「『トヨタ コレオグラフィーアワード 2016～次世代を担う振付家の発掘～』最終審査会『ネクステージ』」が、8月6日に東京・世田谷パブリックシアターで開催される。

審査会ではファイナリスト6名が作品を上演し、審査委員、ゲスト審査委員の投票によって「次世代を担う振付家賞」1名、観客投票によって「オーディエンス賞」1名が決定する。今回ファイナリストに選出されたのは上野愛実、黒田杏菜、平原慎太郎、森崎剛史、横山彰乃、渡邉尚の6名。各アーティストの上演時間は15～20分で、上演作品と上演順は当日に発表されるとのこと。大谷燠、蔭山陽太、唐津絵理、黒田裕子、藤田直義、三上さおり、宮久保真紀が審査員を務め、黒田育世、椿昇、中川賢一、羊屋白玉がゲスト審査員として参加する。

「次世代を担う振付家賞」を獲得したアーティストは2017年度に受賞者公演を行う予定だ。公演のサポートとしてトヨタからは協賛金200万円、世田谷パブリックシアターからは東京・シアタートラムでの上演権が授与され、石川・金沢21世紀美術館からは作品創作のための稽古場と宿泊施設が提供される。

なお「トヨタ コレオグラフィーアワード」は、トヨタ自動車と世田谷パブリックシアターとの提携事業として2001年から国内での舞踊の振興を支援してきたが、10回目の開催となる今回を区切りに終了することが決定した。