「『スーベニア』SOUVENIR ~騒音の歌姫~」が、東京・Bunkamura シアターコクーンにて本日2月19日に開幕した。
この作品は約100年前に実在したソプラノ歌手、フローレンス・フォスター・ジェンキンスと彼女を支えた人々の友情を描く物語。初演前には一部が公開舞台稽古として公開され、
主人公の“音痴の歌姫”ジェンキンスとして劇中で想像を絶する歌声を披露する三田は、公開稽古を振り返り「すごい緊張しちゃった(笑)」と笑顔を見せる。音痴という異色の役については「私もそんなに歌が上手じゃないけど、さっきは緊張のあまり正しい音程になっちゃって(笑)。本番ではみんなが驚くぐらい(音程を)外したいです」と話し、報道陣を笑わせた。
一方、ひょんなことから彼女のマネージャーになるデュークを演じる京本は、三田をエスコートする自身の役に対して「女性をエスコートすることはそんなにないので、三田さんからいろいろなアドバイスをいただいてここまで来ました。劇中でかなり時間が経過するので、後半では三田さんを大人っぽくリードするくらいの雰囲気でやろうと思っています」と意気込みを明かした。また、実の父である京本政樹からのアドバイスについて尋ねられると「時代劇とかではあるんですけど、今回は自分でやろうと思っていました。父も観に来るかわかりませんが、どういう感想やダメ出しが来るのか楽しみですね」と、今回は自身の力で役作りを進めたことを語る。
ストーリー上では、デュークは親子ほどの年齢差がありながらジェンキンスに恋心を抱いていく。年上の女性との恋について聞かれた京本は「ウェルカムと言ったら失礼になるかもしれないけど、幅広く恋愛していきたいなと思っています」と意欲を見せ、三田から「幅が広すぎちゃうけどね(笑)」と突っ込まれる。三田も2人の関係を「日本だとありえないって言われるけど、欧米なら意外にありなのかもしれないわね」と肯定し、「2人ともまっすぐな性格だから。恋というよりもお互いの意思が共鳴するという感じで、あんまり不思議じゃないわね」と説明した。
本作では毎回、物語への導入を飾るゲストアーティストが「ストーリーソングス・テラー」として登場する。記念すべき初日の「ストーリーソングス・テラー」を務める相川は、「私が一番緊張しました(笑)」と公開稽古を終えて安堵した表情を見せつつ、「歌手という仕事は歌詞の気持ちや心を伝える仕事なので、ジェンキンスさんの思いと通じるところがあります」と、この物語への思いを語った。
「『スーベニア』SOUVENIR ~騒音の歌姫~」は3月6日までシアターコクーンで上演。その後は3月9、10日に大阪・サンケイホールブリーゼでも上演される。
「スーベニア」SOUVENIR ~騒音の歌姫~
2016年2月19日(金)~3月6日(日)
東京都 Bunkamura シアターコクーン
2016年3月9日(水)・10日(木)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
作:ステファン・テンパリー
上演台本・作詞・映像:ヨリコジュン
演出:
出演:三田佳子 / 京本大我(SixTONES)/ 菊地美香、
三田佳子のほかの記事
リンク
- SOUVENIR | スーベニア - 騒音の歌姫 - オフィシャルホームページ / 2016年2月 シアターコクーン ほか / キャスト紹介やチケット情報など
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
Rui @tomato_1203s
「スーベニア」初日、京本大我「三田佳子さんをリードしたい」と意気込む https://t.co/B8v8yVLbzO