3月3日から6日に東京・アトリエ春風舎にて、ナカゴーの
「友情」は、2015年にナカゴーによって上演された短編「堀船の友人」の長編版で、辞めたバイト先の飲み会で起こる騒動と友情をテーマにした群像劇。映画美学校で半年間カリキュラムを学んだ受講生たちが演じる。
またアフタートークのゲストも決定。3日はライター・編集者の九龍ジョーと映画監督の古澤健、4日はサンプルの松井周と青年団の山内健司、近藤強が出演する。
鎌田作品の魅力について、いとうせいこう、古澤健から寄せられたコメントは以下の通り。
いとうせいこうコメント
現在最も熱い注目を浴びていると言ってよい「ナカゴー」の舞台は、出ている役者が徹底的に上手く見える。もちろん実際に実力もあるのだけれども、主宰の鎌田君の細かい演出が効果的なのだ。Aが感情的な芝居をしている時、Bはどう考えているか、Cはどうかという場面ごとの設定が十二分に練られている。そして、その練り方がなんのためであるかがよくわからないから、おかしい。リアルであることが、そこでは狂気になる。
古澤健コメント
鎌田さんの作品は一見常識のたがが外れた非現実的な世界を描いているような印象を人に与えるかもしれない。が、この世にありえない世界を立ち上げるために、鎌田さんは俳優たちにリアルを厳しく求める(そこからいかに豊かなものを僕は学ばせてもらったことか!)。であるからこそ、そのユーモアは非常にエモーショナルな体験を観客にもたらしてくれるのだろう。ありえないことなんて実はないんだ、とまるで奇跡が等身大に出現してしまう。「目撃者」になりたくて、僕は何度も鎌田さんの舞台に通ってしまう。
映画美学校アクターズ・コース2015年度公演「友情」
2016年3月3日(木)~6日(日)
東京都 アトリエ春風舎
作・演出:
出演:秋本ふせん、奥崎愛野、川島彩香、菊地敦子、
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リンク
- 映画美学校 | アクターズ・コース2015年度公演「友情」3/3(木)~3/6(日) 開催
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