日笠陽子、アルバム発売イベントで「素直になります」宣言

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日笠陽子のアルバムリリース記念イベントが8月5日に東京・原宿アストロホールで開催された。

日笠陽子「Glamorous Songs」リリース記念イベントの模様。

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ナタリーPower Pushでは日笠陽子のインタビューと、日笠と長濱博史監督の対談を掲載。

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日笠は7月17日にアルバム「Glamorous Songs」をリリース。今回のイベントはそのアルバム購入者を対象としたもので、当日のアストロホールには当選倍率10倍以上という狭き門を突破した350名が集まった。

この日の1曲目はアルバム収録曲「BALLOON」。そのイントロが流れる中、黒いTシャツにショートパンツ、網タイツ、ショート丈のブーツを合わせたハードめのスタイルでステージに現れた日笠は開口一番「今日はみんなありがとう!」とシャウト。フロアが青いサイリウムやペンライトの光と、怒号のような歓声に包まれる中、熱唱した。

レーベルスタッフをMCに迎えたトークパートでは、それぞれのお気に入りの楽曲の書かれた来場者アンケートを公開。それをもとに「Glamorous Songs」の各収録曲の制作秘話を明かしていく。永野椎菜(TWO-MIX)作詞作曲の「Rhythm Linkage」が好きだという回答が読み上げられると、永野のユニット・ShiinaTactixのアルバムに参加した新人声優時代のエピソードを語り、小室哲哉作曲の「Through the Looking-Glass」については「最初どうなるかと思ったんですよ」とひと言。超メジャーアーティストとの共同作業に緊張と戸惑いを覚えたが、実際に対面した際、小室に「T.M.Revolutionに似ている」と言われたと明かし、「性別を飛び越えましたか」とレーベルスタッフとフロアを笑わせた。

2曲目に選ばれたのはその「Through the Looking-Glass」。もともとセットリストには組み込まれていなかったが、トークの盛り上がりを受けたレーベルスタッフの「皆さん『Through the Looking-Glass』が聴きたいですよね!」の声により急きょ歌うことになった1曲だ。予想外のできごとに日笠は当初「大丈夫なの!?」と焦りを見せていたものの、観客の「いつやるの?」の声に勢い余って「今でしょ!」と回答。覚悟を決めて「やりましょう!」と、堂に入った歌声を響かせた。

サプライズののち、日笠とレーベルスタッフの待つステージ登場したのはアルバムリードトラック「Glamorous days」のPVの監督、長濱博史。フロアを見渡し「めちゃめちゃ、みんないい顔をしている」と語る長濱はPVの撮影裏話を日笠とともに明かしていく。日笠と長濱の口から語られる小道具の秘密や、PVに込められた意味などに観客は感心の声を上げていた。

さらに長濱は、日笠の魅力を「今日のイベントのように多くのお客さんを集められるところ。多くの人々を魅了し、受け入れられているところ」とし、その理由を「仕事に対する熱量がハンパないから」と分析。最後に「今度はもっとすごいことをします」と日笠とのタッグを続行することを表明し、ステージをあとにした。

続いてレーベルスタッフも退場し、ステージに1人残った日笠は、アルバム制作中は自分の世界やカラーを守るため頑なになっていたことを吐露。しかし350人を前に歌ったことで真の意味でアルバムが完成した気がするとし「これからはもうちょっと素直になります!」と宣言すると、フロアからは大きな拍手が巻き起こった。

そして「みなさんに“素直に”言います」「ありがとう」の言葉に続けてラストナンバー「Glamorous days」を歌い、最敬礼。歓声に手を振って応えたのち、ステージをあとにしようとするとフロアからは大アンコールの声が。完全に想定外だった様子の日笠は「まさかこんなことになろうとは」と照れ笑いしつつ「(アンコールに応えてもいいものか)ちょっと相談してくるね」と一時舞台袖に退場する。数十秒後「今日は特別ね!」「最後の曲、もう1回『BALLOON』いってみよう!」と同曲を再び披露。「またライブで会おうね!」「ありがとう!」と、この日のイベントを締めくくった。

「日笠陽子『Glamorous Songs』リリース記念イベント」セットリスト

01. BALLOON
02. Through the Looking-Glass
03. Glamorous days
04. BALLOON

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