本日4月17日にシングル「夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-」をリリースした
楽曲歌唱前には、司会の宮崎宣子アナウンサーと華原によるトークタイムが設けられた。宮崎に呼び込まれ、清楚な白いワンピース姿で登場した華原は、第一声「皆さん、こんにちは。今日は集まっていただいてありがとうございます」と挨拶。まずは今日現在の心境について「いろんなことが私の中であったので、こういう日が来ると思ってなかった。だけどここに来れたのが最終目標ではなく、最初の山を越えられたところなので、これからどうしていくかが大事だと思っています」と語る。
続いて、復活の場となった昨年の「2012 FNS歌謡祭」の思い出を聞かれ「皆さんにたくさんの心配とご迷惑をおかけしたことが大きかったので、皆さんに対して申し訳なかったという気持ちを自分の中に置いて……それでも自分は歌を聴いてもらいたいんだという気持ちをぶつけました」とコメント。さらに復帰第1弾シングルにこの曲を選んだ理由、自分の境遇とシンクロするところがあるという楽曲への思い、感極まって泣きながら歌ったビデオクリップ撮影のエピソードなどを話した。
華原は自らの過去を振り返って「自分がこの歌を歌えること、そういう自分になれたことは、皆さんがもう一度がんばろうよって言ってくれたおかげ。本当だったら私なんて危険人物というか(笑)そういうふうに思うので、家族やレコード会社や事務所の皆さん、ファンの皆さんが手を差し伸べてくださって今日を迎えられました。マイクを持って歌えることも、生きてることも、本当に皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございます」と落ち着いた口調で話す。そして今後について「過去を振り返るのはこれで最後にしたいと思ってます。“未来”をこれから先歌っていきたいなと思います。今私はこういう状態ですけど、ファンの皆さんの中には何かつらい気持ちを抱えている人もいると思います。そんなファンの皆さんと一緒に成長していきたいなと思います」と前向きな気持ちを口にした。
その後、ステージには「夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-」のプロデューサーであり、この日オーケストラの指揮を執る武部聡志が登場し、いよいよ歌の披露へ。映画「レ・ミゼラブル」の劇中歌としても知られる壮大なスケールの同曲を、華原は曲の世界観に浸りながら絶唱。情感豊かな表情で見事に歌い切ると、会場一帯はしばし圧倒された後大きな拍手に包まれた。華原はこの拍手と温かい歓声を浴びて、手で口を押さえながら号泣。再び横に立った司会の宮崎も感動の涙を流し、2人とも言葉なく泣き続ける一幕があった。
また、イベント終了後には報道陣向けの囲み取材が行われた。ここでは「自分が薬物依存症に対して100%治ったっていうふうには思っていないので、せっかくチャンスをいただいたんだから、自分のプライベートなことで人生をダメにしないように少しずつがんばっていきたい」と再起への誓いを改めて語った。さらにこの後は、会場でシングルを購入したファンとの握手会も実施。華原は1人ひとりと丁寧に握手をしながら、ファンとのひさびさの触れ合いを笑顔で楽しんでいた。
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