和義、関口、つじ、永積、浜崎があの名曲でマイクリレー

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昨日1月19日、SPEEDSTAR RECORDS設立20周年記念イベント「SPEEDSTAR RECORDS 20th Anniversary Live ~LIVE the SPEEDSTAR 20th~」の2日目の公演が東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催された。

「ウイスキーが、お好きでしょ」をセッションする「SPEEDSTAR RECORDS 20th Anniversary Live ~LIVE the SPEEDSTAR 20th~」2日目の出演者たち。(撮影:TEPPEI)

「ウイスキーが、お好きでしょ」をセッションする「SPEEDSTAR RECORDS 20th Anniversary Live ~LIVE the SPEEDSTAR 20th~」2日目の出演者たち。(撮影:TEPPEI)

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斉藤和義(撮影:TEPPEI)

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浜崎貴司(撮影:TEPPEI)

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斉藤和義と浜崎貴司によるセッションの様子。(撮影:TEPPEI)

斉藤和義と浜崎貴司によるセッションの様子。(撮影:TEPPEI)

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関口和之とつじあやの。(撮影:TEPPEI)

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ハナレグミ(撮影:TEPPEI)

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黒沼英之(撮影:TEPPEI)

黒沼英之(撮影:TEPPEI)

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3日間の公演のうち、中日にあたるこの日はSPEEDSTAR RECORDS所属のシンガーソングライターたちが集結。オープニングアクトでは黒沼英之がみずみずしい歌声で開演を待つオーディエンスを魅了する。黒沼は堂々とパフォーマンスを披露する一方でMCでは緊張しながら「SPEEDSTARのアーティストにはたくさん影響を受けてきました。それが今、ここで皆さんと一緒に立ててうれしいです」と喜びを表した。

開演時刻前には、出演者の1人であるつじあやのが前説を行う。彼女は照れくさそうな声で競演者を丁寧に紹介し、観客の期待を高めていった。そしてトップバッターのハナレグミの出番に。永積崇は「めちゃめちゃ入ってますね。ありがとーう!」と陽気に挨拶をすると、まずは「光と影」「ハンキーパンキー」で穏やかな空気を作り出し、「明日天気になれ」で観客を踊らせる。なおトリオ編成で展開されたこの日のステージには、東京スカパラダイスオーケストラの沖祐市がキーボードで参加。2005年に発表されたスカパラとハナレグミのコラボ曲「追憶のライラック」をセッションし、満員のオーディエンスを酔わせた。また南国ムードが漂う「オアシス」の途中で永積は、病気で出演できなかったレーベルメイトの星野源に向けてエールを送る一幕もあった。

その後は、関口和之とつじあやのによる初の共演ステージ「関口和之・つじあやの&ウクレレキャラバン」が実現。ステージに勢揃いしたメンバーたちは、関口の「一番年上なので古い曲をやります」という言葉からサザンオールスターズ「Ya Ya(あの時代を忘れない)」をインストゥルメンタルバージョンで演奏。肩の力の抜けた楽しいセッションはそのあとも続き、「口笛吹きと仔馬」では口笛奏者の分山貴美子の朗らかな口笛が、「風になる」ではつじの伸びやかな声が心地良く響く。最後は「オールナイトニッポン」のテーマ曲としてもおなじみの「BITTER SWEET SAMBA」が披露され、渋く味わいのあるアンサンブルがフロアに響きわたった。

浜崎貴司のパフォーマンスの前には、星野のボイスメッセージが会場に流れ、元気そうな声に安堵の声が上がる。彼の「素晴らしい出演者が出てくるので、楽しんでいってください」という言葉に大きな拍手が沸いた。

「必要以上の拍手と声援を!」と笑いながら登場した浜崎は、陽気な「JOY!」を皮切りにシンプルな弾き語りによるステージを披露した。「SPEEDSTARには20年くらい付き合わせてもらってて。1月30日にニューアルバム『ガチダチ』を出すんですが、これがコラボアルバムでして。その中から奥田民生さんとやった曲を……1人でやります!」と渋い雰囲気が漂う「君と僕」を歌い上げた。

「『ガチダチ』ではこのライブに出る人ともコラボしているので呼びましょうか?」という言葉にフロアは色めき立つ。その紹介でふらりとステージに現れたのは斉藤和義。浜崎と斉藤は、壇蜜の本名が齋藤支靜加ということにちなんで壇蜜トークに華を咲かせ会場を笑わせる。そしてコミカルな歌詞と小気味のいいギターが絡む「デタラメ」、哀愁漂うハーモニーが魅力の「オリオン通り」をコラボした。斉藤を送り出した浜崎はSPEEDSTAR RECORDSから発表したデビュー曲「幸せであるように」を歌い上げ、レーベルの20周年を祝福した。

トリを担当する斉藤も、浜崎と同じく弾き語りライブを実施。軽やかにギターを爪弾きながら「ずっと好きだった」を熱唱し、満員のフロアをたちまち笑顔にしてしまう。「20周年おめでとうございますー。99年に移籍したので所属14、15年の付き合いになるんですが、俺も今年デビュー20周年でして。今時レーベルカラーがあるのはSPEEDSTARとあといくつかくらいで。それが20年続いたのは良かった良かった」と彼らしい言葉で祝福を伝える。そして「歌うたいのバラッド」「やさしくなりたい」「月光」などのシングル曲を惜しみなく披露した。曲の合間には星野についても触れ、「彼は若いし大丈夫でしょう。SPEEDSTARを背負ってもらわなきゃいけないんで」と口にした。

アンコールを求める拍手が起こる傍らで、ステージでは次々と機材やマイクスタンドが運び込まれていく。舞台が再び明るくなると永積を筆頭に、関口、斉藤、浜崎、つじがマイクの前に並ぶ。そして永積が「スピードスターズです! 今日はみんな一杯引っ掛けて帰るんでしょ?」と「ウイスキーが、お好きでしょ」を歌い始めた。予想外のナンバーに大きなどよめきと歓声が起こり、永積が観客の反応に驚きの表情を浮かべる中でセッションは進行。永積、つじ、関口、斉藤、浜崎がマイクリレーを展開し、さらに永積が歌詞の一部を「SPEEDSTARがお好きでしょ?」と変えて歌うと大きな声援が発生した。こうして「SPEEDSTAR RECORDS 20th Anniversary Live ~LIVE the SPEEDSTAR 20th~」の2日目は、個性派シンガーソングライターたちの貴重な共演で締めくくられた。

SPEEDSTAR RECORDS 20th Anniversary Live ~LIVE the SPEEDSTAR 20th~
2013年1月19日(土)@東京都 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

黒沼英之

01. blue
02. パラダイス
03. 心のかたち

ハナレグミ

01. 光と影
02. ハンキーパンキー
03. 明日天気になれ
04. 追憶のライラック
05. オアシス
06. PEOPLE GET READY

関口和之・つじあやの&ウクレレキャラバン

01. Ya Ya(あの時代を忘れない)
02. ウクレレキャラバンのうた
03. 口笛吹きと仔馬
04. 風になる
05. BITTER SWEET SAMBA

浜崎貴司

01. JOY!
02. ドマナツ
03. 君と僕
04. デタラメ
05. オリオン通り
06. 幸せであるように

斉藤和義

01. ずっと好きだった
02. メトロに乗って
03. ウサギとカメ
04. 歌うたいのバラッド
05. I Love Me
06. やさしくなりたい
07. 月光

アンコールセッション

01. ウイスキーが、お好きでしょ

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