「胸いっぱいです！」蜜、アルバムレコ発ツアー無事完走

2012年12月6日 13:12 115 1 音楽ナタリー編集部

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蜜が昨日12月5日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて東名阪ツアー「蜜～eAt me! tour2012～ “召しませコンサート”『見逃すべからず見届けてっ』」の東京公演を行った。

「蜜～eAt me! tour2012～ “召しませコンサート”『見逃すべからず見届けてっ』」東京公演の様子。（撮影：木村泰之）

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木村ウニ（撮影：木村泰之）

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橋詰遼（撮影：木村泰之）

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名古屋公演と大阪公演を経て、東京に戻ってきた蜜。ステージに現れた木村ウニは「ようこそ」と少しよそ行きの声で挨拶し、デビューシングル「初恋かぷせる」と「雨の中キッス」を続けて歌い上げ、会場を蜜の世界に染め上げる。さらに橋詰遼は「ゆったりやるんで、ゆったり楽しんでいってください」と観客に語りかけ、宇多田ヒカル「traveling」のカバーへとつなげていく。同曲では1番を木村が、2番を橋詰がメインボーカルを務め、サビでは2人が歌声を美しく重ねた。

その後も、木村の朗らかな歌声とダンスが光った「ハニーBoy」、木村と橋詰の漫才のような掛け合いに笑い声が沸いた「行かなきゃ」など、コミカルな一面が感じられるナンバーが続く。ライブの中盤では、アルバム「eAt me!」からの楽曲の間に新曲「第一レースの終わるころには」が披露され、2人のリラックスした歌声と軽やかなギターにオーディエンスは聴き入っていた。

ここまではライブはつつがなく進行していたが、「踊り出せないLady」が始まった瞬間に木村の暴走がスタート。メガネを外した彼女は、おもむろにラップをし始め、着席していた観客を立ち上がらせる。テンションが上がり続ける木村を横に、橋詰は「イエーイやない！出口見えへんことやるんやない（笑）」「ピアニカ吹け！」とツッコミを入れつつ木村のアドリブに必死で応え、観客を何度も笑わせる。2人の絶妙なコンビネーションを見せたところで、矢野顕子の「ひとつだけ」のカバーを経て、本編のラストナンバー「どうしようもない」に。そしてラララの大合唱が起こり、会場が一体感に包まれる中で本編は終了した。

アンコールで舞台に戻ってきた木村は、「皆さん今日はありがとう！俺、胸いっぱいです！」と笑顔で観客にお礼を告げる。橋詰は「新しい曲をどんどん作って、またツアーを回りたいです」と今後の目標を告げると、新曲「キラキラ」や鈴木慶一とムーンライダーズ「髭と口紅とバルコニー」のカバーを届けた。木村の予測不能なパフォーマンスも含め、ボリュームたっぷりのライブを締めくくったのは「あいせき」。木村は「最後に今日来てくれた皆さんに歌います」と宣言すると、青い照明を浴びながら、橋詰とともにしっとりとしたハーモニーを会場いっぱいに響かせた。

なお蜜は、3月3日に東京・渋谷7th floorにて「蜜プレゼンツ voice dinner」を開催することをライブ中に告知。今回は昼の部と夜の部の2部構成で行われることが決定している。