彼らは9月12日より行われた今回のZepp Tokyo公演の休演日である9月17日に、千葉・袖ヶ浦海浜公園で開催された「氣志團万博2012」に出演。この19日のライブは5日連続ライブの最終日となった。
「DEVIL SIDE」でスタートしたこの日のステージは、序盤から5日目とは思えない熱量とテンションでオーディエンスを熱狂させる。「LIVE WIRE」の間にはHYDE(Vo, G)が「東京ラスト、楽しもうぜ! 好きなだけ暴れてっていいからね!」とフロアを煽り、さらなる狂乱状態に導いた。「RUMBLE」ではJu-ken(B)とARIMATSU(Dr)の鳴らす迫力ある低音が会場を揺らし、「KYUKETSU –SATSUGAI VAMPS Ver.-」ではHYDEがステージ狭しとアグレッシブに動き回りながら激しいボーカルを響かせた。
そんな熱狂から一転し、JIN(Key)のピアノから始まる「SWEET DREAMS」で会場の空気は大きく変化する。HYDEの優美な歌声と、K.A.Z(G)の情感豊かなギターがロマンチックな雰囲気を作り上げていった。その後のMCではK.A.Zが「東京も最後になりました。今回5日間連チャンのライブだったんだけど、そんなの初めてで。すごいよね?(笑)」と、この5日連続ライブを振り返る。そして「今回はどこに行っても楽しいライブができてます。本当にありがとう」と、全国のオーディエンスに向けて感謝の言葉を述べた。
後半では「ANGEL TRIP」「TROUBLE」など、ライブに欠かせないナンバーを連発。「MISSION」ではHYDEがアコースティックギターをかき鳴らしながら熱唱し、ワイルドなアンサンブルでフロアを魅了する。最後のMCでHYDEは「僕も生まれて初めて5連チャンでライブをやったんですけど、昔は喉が弱くて『2日以上やらんとこ』って感じだったんですよ。でも今年は解放された感じで、3DAYSとか普通にあるもんね。それにしても5連チャンは……やってみたらまあ、できなくはなかったけど……って感じで(笑)。ヴァンパイアなのに2人でニンニク注射打ちにいったりとかして(笑)」と、ハードスケジュールの裏側を明かした。そして結成当初から行っているZepp Tokyoでのライブについて「めっちゃホームグラウンドって感じで。今日で47回目、12万人動員したそうです」と語り、フロアから大きな拍手を浴びた。
「今年の夏はみんなと一緒に過ごせたのでうれしいです。ありがとうね」というHYDEの言葉の後は「LOVE ADDICT」「HELLO」「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」で再び観客を盛り上げる。演奏が終わるとHYDEは「また戻ってくるから、それまで首洗って待ってろ!」と、東京のファンとの再会を誓ってステージを去っていった。
この後「VAMPS LIVE 2012」は札幌と大阪で合計9公演を実施。10月には神戸と幕張で恒例のハロウィンイベント「HALLOWEEN PARTY 2012」を開催する。
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音楽ナタリー @natalie_mu
VAMPS怒涛の5日連続ライブ完走、全国ツアーは終盤へ http://t.co/njtRVNu8