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KREVA圧巻のツアーファイナル「本気で紅白目指す」宣言

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昨日4月12日、KREVAが東京国際フォーラム ホールAにて全国ツアー「KREVA CONCERT TOUR 2011-2012『GO』」の最終公演を行った。

ライブの始まりは、このツアーファイナルのために制作されたオープニングVTR。4月1日から始動したKREVAのTwitter(@KREVA_DrK_dj908)での発言を追いながら、この日までのドキュメントが上映される。その映像からは、KREVA本人も並々ならぬ気合を入れて最終公演に臨んでいることがわかった。そして最後にツイート投稿画面が映り、「さぁ、はじめるか」という文字が打ち込まれると、場内に大歓声が響く。ちなみに、実際にKREVAのTwitterではこの文言が19:06につぶやかれている。

幕開けを飾った曲は、アルバム「GO」でも1曲目に収録されている「基準」。イントロで大量のスモークの中KREVAが姿を現すと、ファンは悲鳴にも似た声で彼を迎えた。KREVAはスクリーンに映る歌詞とシンクロしながら、圧巻の高速フロウを披露。そのまま名刺代わりのナンバー「ストロングスタイル」「ACE」になだれこみ、場内を一気に“KREVAワールド”へと引き込んだ。さらに序盤は「THE SHOW」「成功」「H.A.P.P.Y」と、人気の高いアッパーチューンが畳みかけるように続く。力強いラップを繰り出すKREVAと、MPCを操る熊井吾郎の2人のみの、ストイックなステージが展開された。

そんなステージに華を添えたのは、「ひとりじゃないのよ」で登場したゲストのSONOMI。ステージでは、この曲から背面に白いカーテンが降りてきて、まさにホールライブらしいラグジュアリーな雰囲気となった。SONOMIは1曲のみならず次の「微炭酸シンドローム」にも参加。原曲では阿部真央が歌った、甘く切ないフレーズを再現した。

次は、「瞬間speechless」「スタート」「かも」といったメロウチューン続きのパートへ。ここではトラックのビート、照明、KREVAの動きが同時に変わることで、ステージに大きな一体感が生まれる。さらに前の曲の残響がこだましているうちに次の曲が鳴り出すことが多く、観客は拍手する間もなくKREVAの自己流エンタテインメントショーに見入っていた。

また中盤では、KREVAがホール会場でライブをする際に必ず作っているという「座って観る時間」があった。彼はグランドピアノの前に座り「ホールで座って聴いてもらうと言えばピアノの弾き語り。でも俺は今まで見たことないものをしたいと思って、ピアノ弾き語りならぬ『押し語り』というのをやってみようかと」と宣言。そして、ピアノの鍵盤部分に仕込んだサンプラーのパッドを叩きながら、プログラミングされたピアノの音を出して「音色」「EGAO」をしっとりと披露した。

このあと、オーディエンスとのコール&レスポンスを楽しんだ「アグレッシ部」、挑発的に炎の演出をフィーチャーした「挑め」、桜や空の風景映像とともに送った「Have a nice day!」などで、場内のボルテージは急上昇。そのテンションを保ったままKREVAは「まだまだいけんだろ!? じゃあ火に油を注いでやるぜ!!」と煽り、この日のスペシャルゲスト・三浦大知を呼び込んだ。大知とは、ロック要素も強い「蜃気楼」を披露。大知はボーカルパフォーマンスのみならず即興ブレイクダンスで観客を沸かせ、颯爽とステージをあとにした。

本編ラストスパートは「C'mon, Let's go」「KILA KILA」といったアルバム「GO」収録曲が中心。「C'mon, Let's go」は2コーラス目からアカペラでラップを聴かせ、楽曲のメッセージをわかりやすく伝えた上で、フックは会場にいる全員で歌い上げる。最後は「ありがとう! これからも常に自分自身を探求し続けます」と話して「探究心」を披露した。

アンコールでは、1月に配信リリースされた「ひかり」のパフォーマンスに加え、事前に告知していた、新曲の初披露が行われた。新曲はポジティブなマインドに満ちたハッピーチューン「OH YEAH」。曲の合間に「OH YEAH」という合いの手が入るナンバーで、披露前にはKREVAの指揮のもと入念な練習が行われた。なお、「OH YEAH」はニューシングルとして6月20日に発売される。

そしてフィナーレへ突入。ステージにはKREVA、熊井吾郎、SONOMI、三浦大知の4人が並び、1人ひとりツアーの感想を口にしていく。このツアーに3公演参加した大知は「ここに来ると音楽の本質の楽しさを感じられました。3度毎回パワーアップしていて、自分もそういうアーティストになりたいと思いました。難しいことは言えないんですけど、すごく幸せです」とコメント。KREVAの妹分とも言えるSONOMIは「この最終公演におけるクレさんの行動、男気は本当にカッコよくて、我がお兄ちゃんながら惚れました!」と話した。

また、熊井は「クレさんのライブは自分としても毎回新しいことに挑戦させてもらう場であり、それを乗り越えて成長できる場でもあります。チャンスを与えてくださるクレさんに感謝します。ありがとうございます」と、KREVAに直接謝意を述べる。そしてKREVAの番となり、彼は次の目標を高々と宣言。「昨日決めました。次も全国ほぼ同じところ回って、国際フォーラムを満員にします。ただし土日がいいな(笑)。そのためには、いつも言ってるけどヒット曲、ヒットアルバムを出したいと思ってます。そして国民的ラップスターになるためには、紅白。紅白歌合戦出場を狙っていきたいと思います、本気で! 皆さん一時代の証人になってください。ありがとうございました」という力強い言葉を残し、「GO」ツアーを締めくくった。

KREVA「KREVA CONCERT TOUR 2011-2012『GO』」
2012年4月12日(木)東京都 東京国際フォーラム ホールA公演 セットリスト

01. 基準
02. ストロングスタイル
03. ACE
04. パーティーはIZUKO?
05. THE SHOW
06. 成功
07. H.A.P.P.Y
08. ビコーズ
09. ひとりじゃないのよ feat. SONOMI
10. 微炭酸シンドローム feat. SONOMI
11. 瞬間speechless
12. スタート
13. かも
14. runnin' runnin'
15. 音色
16. EGAO
17. アグレッシ部
18. 国民的行事
19. 挑め
20. Have a nice day!
21. 最終回
22. 蜃気楼 feat. 三浦大知
23. C'mon, Let's go
24. KILA KILA
25. 探究心

<アンコール>
26. ひかり
27. OH YEAH

KREVA「OH YEAH」収録内容

CD

01. OH YEAH
02. No No No feat. SONOMI
03. Have a nice day! -2012 Re-Mix-
04. OH YEAH(Inst.)
05. No No No feat. SONOMI(Inst.)
06. Have a nice day! -2012 Re-Mix-(Inst.)
07. OH YEAH(Acappella)

DVD(初回限定盤のみ)

・「OH YEAH」Music Video
・「OH YEAH」メイキング
・KREVA CONCERT TOUR 2012「GO」最終公演 国際フォーラム 【TRAILER】

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