「東京ドーム決定しました!」
会場中から上がる「超特急!」の声に応えて8号車のもとへと戻ったメンバーは「Clap Our Hands!」でアンコールをスタートさせた。トロッコでスタンド席の通路を進み、会場の隅々まで笑顔を向けながら拍手を響かせる9人。軽快なクラップ音とシンガロングで8号車との一体感を確かめ合ったのち、メインステージに立ち並んだメンバーは真剣な顔つきで客席を見つめる。「ここでお知らせがあります」。リーダーのひと言に静かな緊張感が走る中、彼はこう続けた。
「僕たち超特急、2011年12月に結成して気付けば15周年を迎えさせていただきます。それも8号車の皆さんのおかげです、本当にありがとう。15年間、本当に本当にいろいろなことがありましたが、今、ここで発表させてください。東京ドーム決定しました!」
誰もが待ち望んでいたその瞬間が訪れ、天井が突き抜けるほど大歓声が響き渡る会場の中で、9人はガッツポーズを力強く突き上げる。ハルが「きたァ~!!」と絶叫して暴れ回る中、タカシは脱力したように膝に手を付き、タクヤは8号車に拍手を送り、カイやユーキは潤んだ瞳で前を見据えた。
俺らが最高の歌届けます!
大きな報告に興奮冷めやらぬ中、9人は“逆号車順”で1人ずつ挨拶をすることに。ハルが「みんなの力を借りて、無事夢の場所に立つことが決まって。僕としては、一番恩返しをしたかった1桁号車の5人に恩返しができたのかなと思います」と笑顔で語ったのち「2桁の4人には、いったんここまで手を取り合ってきてくれてありがとうって言いたいし、1桁の5人には僕らの居場所を作ってくれてありがとうと言いたいです」とメンバーへの感謝を口にすると、アロハも「1桁の5人には、僕を選んでくださって本当にありがとうございますと伝えたいです。普段迷惑ばかりかけてると思うんですけど、8人のことが大好きで全員リスペクトしているし、俺に欠けているものをすべて持っている8人なので、毎日活動してて楽しいです。超特急に入れて、心からよかったなと思います」とまっすぐな思いを伝えた。
「大きな発表をしましたけど、皆さんには絶対乗車していただきたいと思っているので、それまで必ず死なないでください。これだけ約束してください、死なないでください。絶対東京ドームで会いましょう」と力強く簡潔に訴えたマサヒロに続き、シューヤは涙で声を詰まらせながら「僕が超特急に入った理由は有名になりたいからとかじゃなくて、タカシくんを支えたい、タカシくんの隣でもう1回歌いたいと思ったからで」と言葉を紡いでいく。「超特急に入る前も命を懸けてやってたグループがあって、でもそこで成し得なかった夢があって、俺1回あきらめたんですよ。でもそのときの自分に、今、最高のメンバーと最高の歌を歌える相棒と一緒にめちゃくちゃ楽しい日々を送ってるって言いたいっす!」。そう力を込めるシューヤの隣には彼を支えるタカシの姿があり、シューヤは相棒とともに「俺にも超特急にも、もっともっと大きな夢がある。この9人だったらドームを超えてもっと先の未来まで行けます。だからついてきてください。俺らが最高の歌届けます、ありがとうございます!」と宣言した。そしてタカシは「何を伝えればいいのかわからないくらい気持ちがぐちゃぐちゃで。でも、これが正解なんだろうなと思います」と、嘘偽りない今の感情を8号車に伝え「僕は、東京ドームという場所に立ったうえで、やっと今の超特急がスタートすると思うんです。もっといろんな景色を見て、もっといろんな8号車に出会って、最高のメンバーともっと笑い合って泣き合っていろんな感情を共有することで、東京ドームで伝えたい気持ち、歌が生まれてくると思います。東京ドームはあくまでもスタート。初心を忘れずいろんな景色を見せていけたらと思います」と誓う。
15年かかったけど、15年かけるべきだった
開口一番「待たせたな!」と叫んだのはユーキ。「僕らはライブが主体なので、“ドームに立てる超特急”が今のリアル。15年かかったけど、15年かけるべきだったと思います」。そう伝えた彼は「皆さんと同じ景色を見て、同じ夢を見て、同じ感動を分かち合える。この時間が俺にとっての宝物だし生き甲斐です。ドームもそうだけど、この先の未来も絶対置いていかないし、もっとすげえ夢見せてやるから絶対ついてこいよ!」と、ありったけの力を込めて8号車に語りかけた。続くタクヤは「今回のツアーは特にそうなんですが、出しきって空っぽなのであまり言うことがないんです」と小さく笑い「何よりも『REAL?』を無事に終えようとしていることがすごくうれしいなと思います。ドームもありますけど『ESCORT』ツアーもありますし、それまでに体と、何よりも心が笑顔で元気で会えたらと思うので。また笑いに来てください」と訴えた。
「長かったあ。本当にいろんなことがあって。つらいことも楽しいこともしんどいことも、いっぱいあって。もう辞めたいなと思うことも全然あったんです」と涙を見せたのはカイ。「でもやっぱり楽しくて、みんなのことが好きで、みんなに届ける時間が大好きで」。たどたどしく言葉をつなぐ彼は「ちょっとみんな、1回抱き締めて?」と8人に語りかけ、8人の力強いハグを受けて「こういう素敵なメンバーたちとこれからも走っていくので、ずっと一緒にいてください」と8号車に呼びかけた。そして、最後に挨拶に立ったリョウガは「一時期は東京ドームを最終目標みたいな言葉で表していたときもあって。ラスボスみたいな立ち位置ですけど、ラスボスを倒したからと言って超特急というゲームは攻略できないんですよ。あるでしょ? エンドコンテンツとか、DLCとかもありますし」と、ゲーマーならではの語彙で思いを伝える。「だから8号車の皆さんはどうかこれからも、どうかこれからも、僕たち超特急と……」。乾いた瞳を必死に潤ませようとする姿でメンバーの笑いを誘いながら、リーダーは「あはっ。僕の涙は東京ドームまでお預けですッ」と晴れやかな笑顔を浮かべた。
「さあ、じんわりっていうタイムはおしまい!」とリョウガが空気を切り替えると、「よいしょー!」と真っ先に反応したハルを筆頭に、メンバーはウォーミングアップを開始。そしてマサヒロは「お前ら超特急のこと好きか! まだまだ騒ごうぜ、行くぜ東京ドーム!」という声を合図に「Drawイッパツ!」へと導く。8号車のパワフルなコールが9人の背中を押すこの曲では「どんな壁も壊し乗り越え夢のドームへ連れてって!」というコールにひときわ大きな力がこもり、“願望”が“確約”に変わった響きに高揚感があふれ出す。その勢いのまま、ラストナンバーとしてドロップされたのは超特急屈指のパーティチューン「Party Maker」。ひさびさの披露にイントロから一気に会場の熱狂が高まる中、9人はTシャツを引き裂き、花道を猛ダッシュし、ペットボトルの水をぶちまけるお祭り騒ぎで狂騒の空間を作り上げた。濡れ髪とあふれる笑顔で表情をくしゃくしゃにした9人が円陣を組み、“連結”した右手を高く掲げたラストシーン。カイが「お前ら全員幸せにするぞ!」、ユーキが「お前ら8号車と作り上げた夢! みんなで東京ドームつかもうぜ!」と叫ぶ中、9人は完全燃焼の晴れやかな表情で「REAL?」のステージをあとにした。
セットリスト
「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025-2026 REAL?」2026年2月20、21日 国立代々木競技場第一体育館
01. REAL
02. メタルなかよし
03. AwA AwA
04. NINE LIVES
05. One/O Signal~Drive on week~ジュブナイラー~Burn!~One/O Signal
06. KNOCK U DOWN
07. Believe×Believe
08. Revival Love(20日) / Winter Show(21日)
09. バッタマン~ikki!!!!!i!!~超えてアバンチュール
10. You Don't Care
11. スピカ
12. Star Gear
13. ウインクキラー
14. Steal a Kiss
15. JOKER FACE
16. Ready?
17. Beautiful Chaser
18. Countdown
19. Big Ta-Da!
<アンコール>
20. Clap Our Hands!
21. Drawイッパツ!
22. Fantasy Love Train(20日) / Party Maker(21日)
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mimic🐈⬛ @megring12
曲順変わった事でこの衣装での爪トギ見れたのめちゃくちゃ良かったかもしれない https://t.co/GXrXkJbUuJ https://t.co/E3I0Ih1hqU