いや、ずっとカッコいいから
今年デビュー5周年イヤーを迎え、念願のワールドツアーや東京ドームでの単独公演を成功させてきたJO1。「『未完成』-Bon Voyage-」は、そんな彼らの5年間に密着したドキュメンタリー映画となっている。舞台挨拶には、活動休止中の鶴房汐恩を除くJO1メンバー10人、そして、本作の監督を務めた
司会を務めたのは、デビュー初期からJO1を見守ってきた
JO1は「人見知り集団」
稲垣監督は、2022年公開のドキュメンタリー映画第1弾「『未完成』-Go to the TOP-」でもメガホンを取っており、JO1とはデビュー初期からの付き合い。監督が壇上に登場する際には、メンバー全員が順番にハイタッチを交わし、
そんな監督いわく、普段のJO1は「基本的に人見知り集団」と。監督が「目を合わせないメンバーもいる」と明かすと、メンバー間ではすぐさま“犯人探し”が始まり会場に笑いが起こる。“犯人”が
初めての経験を丁寧に映したい
映画の見どころについて、監督はJO1の「“初めて”に対する純粋なリアクション」を挙げる。ライブ後、「ちょっと俺、話したいです」と、カメラマンとともに楽屋に連れ込まれてカメラを回したこともあったといい、「海外をはじめ、初めての経験を丁寧に映したいと思った」と本作に対するスタンスを語った。
またタイトルにも表れているように、作品の軸となったのはJO1メンバーによる自作曲「Bon Voyage」。グループの歩みやメンバーへの思い、未来への思いが凝縮されたこの曲について、制作に携わった川尻は「『Bon Voyage』はフランス語で“よい旅を”っていう意味なんですけど、これから僕たちも皆さんも、それぞれどんな道を歩いて、どんな旅をするかはわからないけど、きっといい旅になると思うし、その旅が、僕たちの輝かしい未来につながっていくんじゃないかって思うんです。この5周年という節目で、あえて“未来”のことを語るっていうのが個人的にすごく好きなポイントです」と説明した。
映画のキャッチコピーには「私たちの刻んだ時間」というフレーズが掲げられている。この言葉について、監督は「制作を進めながらこのフレーズが自然と軸になり、映像を組み立てていきました」と明かす。「前作では、メンバーそれぞれが『世界の頂点に立ってやる』『ナンバーワンになる』といった言葉をよく使っていたんです。それが今回の『未完成』では、『Go to the TOP』という言葉に集まる人たちの物語なんだなと、さまざまなシーンを編集する中で感じました」「僕としてはまずJO1のメンバー、そしてJAMの皆さん、さらにJO1を支えてきたスタッフの皆さんなど、そうした人たちが5年間で“一緒に刻んできた時間”がこの映画には詰まっていると思っています」と、熱を込めて語った。
大人になっちゃった……
前回の映画が公開されたのはおよそ3年前。「3年間の変化」に関する話題では、監督は
デビュー当初からの変化について問われた
“12人目のメンバー”へ
イベント終盤、JO1とともに歩んできた「JAMとの関係性」について問われた白岩は、「僕たちを選んでくれたのはJAMの皆さん。皆さんがいなかったらこの映画も、稲垣監督との出会いも、東京ドーム公演も、すべて存在しなかったと思います」と真剣な眼差しで語る。「生みの親というか……ゼロから僕たちを作って、一緒に歩んできてくれた。僕はJAMを“12人目のメンバー”だと思っています。これからも、皆さんがいてくれるからこそ輝けているという気持ちを忘れずに活動していきたいです」と宣言。その真摯な言葉に監督やメンバーからも感嘆の表情が浮かぶ中、白岩は「JAMについては、適当なこと言えないんで」と照れくさそうに語り、ファンへの誠実な姿勢をのぞかせた。
「映画でもたくさん出てくるんですけど、僕、JAMのインタビューのシーンがめっちゃ好きです」と力強く語ったのは河野。「海外の方が日本語で伝えてくださったり、僕たちがまだ話せない言語で伝えてくださったり……JAMの皆さんがどう思ってくれているかがわかるシーンが、すごく沁みるんです」と語り、「JAMの皆さんと一緒に進んでいるのがJO1だと、改めて思いました。いつも本当にありがとうございます!」と、まっすぐに感謝を届けた。
最後は全員で「Go to the TOP!」
トーク終了後は、マスコミ向けのフォトセッションとムービーセッションを実施。その後、JO1のメンバーと稲垣監督、そして司会の金田が肩を並べ、JO1が舞台袖でおなじみの「JO1 we, go to the top!」と声をそろえる“円陣”をステージ上で再現する粋な演出が行われた。これらが終了すると、観客の温かい拍手に包まれながらメンバーは舞台をあとにした。
ここでイベントが終了するかと思われたが、リーダーの與那城奨が1人で再びステージに登場し、「今日来てくださった皆さん、全国でご覧くださっている皆さん、本当にありがとうございました。これからも僕たちはがんばっていきますので、応援よろしくお願いします。まだ観たことのない景色を、これからも一緒に見ていきましょう」と深々と一礼。彼の去り際には佐藤景瑚が舞台袖からサプライズで“乱入”し、会場に笑いが起こるなど、最後の最後までにぎやかで温かいイベントとなった。
みち @michi_kima405
まもる
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