リリスクminan復帰で“LS8 IS BACK!”熱狂の新宿MARZで夏への第一歩

lyrical schoolが5月30日、東京・新宿MARZでワンマンライブ「LS8」を行った。メンバーminanは昨年末から体調不良のため活動を離れていたが、このライブより本格的に再始動。ひさびさにsayo、tmrw、malik、hana、mana、minan、ryuya、reinaの“LS8”全員そろってのステージとなった。

LS8 IS BACK!

満員すし詰めの新宿MARZ。8人体制での始まりの曲「NEW WORLD」のイントロが流れ、ステージを覆う幕に8人のシルエットが浮かぶと場内に大歓声が響く。ゆっくりと幕が上がり、個性さまざまの新衣装で登場したリリスクは、8つのユニゾンを重ねて盛り上がるヘッズを歓迎。minanのパート「久しぶりだね はじめまして」ではひと際大きな歓声が上がった。1曲でフロアの空気を掌握したリリスクは、続けて最新ナンバー「4EVER YOUNG」を披露。アッパーな8ビートに乗せてシンガロングできる楽曲で、4月に新たに加わったレパートリーながら早くもフロアアンセムと化している。8人はさらに「to be continued」「mada mada da!」「OK!」まで5曲を連続でパフォーマンスした。

「LS8 IS BACK!ということで8人そろって帰ってきました！」と8人での活動再開に喜びをにじませ、挨拶もそこそこに次のブロックへ。8人編成での「Tokyo Burning」、hana、tmrw、marik、minan、reinaの5人編成による「ひとりぼっちのラビリンス」、ryuyaを加えての「Fallin'」とメンバー構成を変えながらのチルなムードの3曲で、ひたすら煽った前半パートとは違う表情を見せる。8人に戻っての「シャープペンシル」ではtmrwが「やっぱさ、人間って生きてると嫌なこととかあってバッド入ることあるでしょ。でもそのバッドの中にグッドデイにするための鍵が隠されてると思うんだよ。でもそれをグッドデイにするためには1人ひとりが考えて努力することが大事。だからみんなさ、今日はグッドデイにしていこうぜ」とポジティブなメッセージを送った。

「全力の意味わかってない？」

ファズベースとryuyaのローボイスで始まる「TIME MACHINE」でフロアは再びじわじわと熱気を帯び、「House Party」「CHO→CHO」「dance」と進むにつれてLS8とヘッズの一体感はどんどん高まっていく。「DRIVE ME CRAZY」ではtmrwが全力のシンガロングを要求するが、まだ足りないとDJのreinaにトラックを止めるよう指示を出す。十分に声が出ていたと言うメンバーの声にもtmrwは「全力の意味わかってない？」「こんなん聴いたことある。全然驚かない」「だってminanさん半年ぶりに帰ってきたんだよ？」と執拗に煽り、十二分な盛り上がりを作り上げた。さらに8人は現体制のフロアアンセム「Ultimate Anthem」を畳みかけ、新宿MARZを膨張させんばかりの熱狂を生み出した。

「すごいわい、この熱気」とsayoは汗だくの笑顔で、もやのかかったフロアの上に設置され生配信のカメラにもアピール。ひさびさにステージに立ったminanは「ますますかわいくなったと思わない？ というのは冗談で、戻ってきた私もとても偉いけど、私がいない間も休まずに止まらずに続けてくれた7人が一番一番、何よりも誰よりも世界中で一番偉くてすごい」と、不在の間もグループを守ってきた7人の後輩たちに最大の賛辞と感謝の言葉を送った。

2025によみがえったサマーアンセム

「The Light」ではフロアのヘッズがライトを点けたスマートフォンを掲げてメンバーを照らす。ここからライブは終盤戦へとなだれ込み、「moonlight」「GIZMO」「SEE THE LIGHT」でライブは終了。これでヘッズの熱狂が収まるはずもなく、8人は最新ロゴが入ったTシャツに着替えて再びステージへ。記念撮影を行ったのち、アンコール曲として披露されたのは、2016年夏、女性6人組アイドルラップグループだったリリスクのサマーチューン「サマーファンデーション」だ。懐かしくも新しい、男女混声“LS8”による「サマーファンデーション」にフロアは再び沸き上がる。そして8人は最後にもう一度、ライブの冒頭にも披露した「4EVER YOUNG」で大合唱を巻き起こした。

LS8はこの翌日5月31日より、この夏リリースされる最新EP「LIFE GOES ON e.p.」のリリースイベントをスタートさせた。なお、このリリースイベントからリリスクのライブは基本「撮影OK」となり、会場やイベントごとのルールが定められている場合を除き、パフォーマンス中の様子を写真や動画に収めることができる。撮影解禁を記念して、ヘッズ撮影の動画を集めて編集して1本のライブ動画を作る企画も。6月29日には東京・ビクターエンタテインメント本社で「ファンカメラライブ動画上映会」が開催される。また8月17日には東京・ADRIFTにて夏のワンマンライブ「lyrical school ワンマンライブ 2025 “BEST PITCH”」の開催が決定。2回のライブと夏祭り＆アフターパーティの3部構成で行われる。

セットリスト

「lyrical school ワンマンライブ 2025 “LS8”」2025年5月30日 新宿MARZ

01. NEW WORLD
02. 4EVER YOUNG
03. to be continued
04. mada mada da!
05. OK!
06. Tokyo Burning
07. ひとりぼっちのラビリンス
08. Fallin'
09. シャープペンシル
10. TIME MACHINE
11. House Party
12. CHO→CHO
13. dance
14. DRIVE ME CRAZY
15. Ultimate Anthem
16. The Light
17. moonlight
18. GIZMO
19. SEE THE LIGHT
＜アンコール＞
20. サマーファンデーション
21. 4EVER YOUNG

公演情報

lyrical school「LIFE GOES ON e.p.」リリースイベント（※終了分は割愛）

2025年6月8日（日）神奈川県 タワーレコード川崎店
2025年6月14日（土）東京都 汐留シオサイト（※合同イベント）
2025年6月14日（土）東京都 タワーレコード錦糸町パルコ店
2025年6月15日（日）埼玉県 ヴィレッジヴァンガード＋PLUS
2025年6月22日（日）東京都 ビクターエンタテインメント本社10階
2025年6月28日（土）東京都 新宿マルイメン
2025年6月29日（日）東京都 ビクターエンタテインメント本社10階

lyrical school「ファンカメラライブ動画上映会」

2025年6月29日（日）東京都 ビクターエンタテインメント本社10階
※入場無料

lyrical school ワンマンライブ 2025 “BEST PITCH”

2025年8月17日（日）東京都 ADRIFT
［1部 ワンマンライブ］OPEN 13:00 / START 13:30
［2部 ワンマンライブ］OPEN 16:00 / START 16:30
［3部 夏祭り&アフターパーティー］OPEN & START 19:00