aldo van eyckが解釈するジャズ「ささやかな一手として受け取って頂ければ」

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aldo van eyckの新たなシングル「pool side / Icy」が明日5月28日に配信される。

aldo van eyck「pool side / Icy」配信ジャケット

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aldo van eyck

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6月18日にニューアルバム「das Ding」をリリースし、7月には4都市を舞台にしたレコ発ツアーを控えているaldo van eyck。「pool side / Icy」はアルバム収録曲の先行配信シングル第3弾にあたる作品で、表題の2曲はどちらもギターを使用せず、ピアノとサックスを中心としたジャズ調のナンバーとなっている。tomohiro onoue(Vo, G, Tp, Key)は収録曲「Icy」について、「ロックを音楽活動の出発点として始めた我々からジャズへのささやかな一手として受け取って頂ければ幸いである」とコメントしている。

tomohiro onoue(Vo, G, Tp, Key)コメント

「pool side」について

夜の水面をいくつものシルエットが怪しげに交差し、いつかの憂鬱が低くうなだれ、猥雑な薫りがその上に横たわる。同時に意味もなく自動的、機械的に立ち上がった惰性的な運動が、今ここにある、強いコントラストを纏った物体たちの隙間を白けたまま通り抜け、空虚に舞い上がる。そして闇に浮かんだ光の結晶を仰ぎ見て、恍惚とし、呆然と、鮮やかに汚された快楽に抱かれる、ただそれだけだった。

「Icy」について

昨今のグラスパー以降の現代ジャズは非常にグルーヴィかつメロウで、無論、ジャズがグルーヴとメロウを失った時代は無いのだろうが、リズムパターンにおけるヒップホップやドラムンベースからの影響、ソウルミュージックへの近似などがその特徴と言えるだろう。沢山のミュージックラバーと同じく我々もジャズを愛聴する者の1人である。蛇行するサックス、ボソボソと呟くボーカル、スクエアなドラム、投げやりなピアノ、のっそりとしたベースリフ、平温から少しだけ上がる熱、コブの無いドルフィー、水平的な力学、スウィングしきれないモンク、イマイチぎごちないバンドアンサンブル、シャウトされるメロディライン、我々だけが持ち得るエレガンス、インテリジェンスとは何なのだろうか、スマートでスティーミーなクールネスについての一つの回答。
ロックを音楽活動の出発点として始めた我々からジャズへのささやかな一手として受け取って頂ければ幸いである。

aldo van eyck「pool side / Icy」収録曲

01. pool side
02. Icy

aldo van eyck 3rd Album "das Ding" Release Tour

2025年7月4日(金)大阪府 Socore Factory
<出演者>
aldo van eyck / Black petrol / Geloomy

2025年7月5日(土)愛知県 Live & Lounge Vio
<出演者>
aldo van eyck / 6EYES / WBSBFK

2025年7月6日(日)東京都 新宿MARZ
<出演者>
aldo van eyck / 君島大空トリオ

2025年7月13日(日)福岡県 ライブハウス秘密
<出演者>
aldo van eyck / Khaki

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