本公演は、音楽業界の主要5団体が設立した一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)によるアワード「MUSIC AWARDS JAPAN」(MAJ)の授賞式に先立って行われたもの。日本のミュージックシーンを代表する錚々たるアーティストが一堂に会し、MAJの象徴「SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025」に選ばれたYMOに、パフォーマンスを通じてリスペクトを送った。なおこの日のライブでは楽器、収録機器など運営電力の一部が定置水素電源による水素発電で供給された。
TOWA TEI
イベントはTOWA TEIのDJプレイで幕開け。TEIは多彩なサウンドエフェクトを織り交ぜながらYMO楽曲オンリーで30分のノンストップミックスを披露して会場を盛り上げる。またパフォーマンス中には、YMO関連の映像がコラージュされたVJがスクリーンに投影され、視覚的にも観客を楽しませた。
MVF Orchestra
SEの「ワープ航法 Part1」が鳴り響く中、この日の演奏を担うバンド、MVF Orchestra(Modern Vintage Future Orchestra)がステージに登場。バンドマスターの
東京スカパラダイスオーケストラ HORN SECTION
高野の呼び込みで、最初のゲストとして
山口一郎(サカナクション)
2組目のゲスト、
岡村靖幸
「The Madmen」でステージに登場した
坂本美雨
ジンジャー・ルート
本公演のためにアメリカから来日したジンジャー・ルートを迎えて演奏された「TIGHTEN UP」では、会場がお祭り騒ぎに。鈴木が繰り出すグルーヴィなベースラインを基調としたご機嫌なサウンドに乗せて、ジンジャー・ルートは激しくギターをかき鳴らしながら、「Japanese Gentlemen Stand Up Please!」というフレーズを連呼。ハイテンションなパフォーマンスで会場を盛り上げた。続く「Firecracker」には小山田圭吾がギターで参加。ジンジャー・ルートはキーボードにパートチェンジし、真剣な表情で鍵盤と向き合っていた。
小山田圭吾
小山田がノイジーなギタープレイをひとしきり繰り広げた「千のナイフ」に続き、「CUE」のイントロが鳴り響くと場内から歓声が上がる。小山田は
原口沙輔、松武秀樹
ライブの最後を飾ったのは「YELLOW MAGIC(東風)」。曲中では再び坂本美雨が登場し、凛とした歌声を響かせた。終演後は全出演者がステージに集合し、華やかな雰囲気の中イベントはフィナーレを迎えた。なおこの日の模様は7月13日にWOWOWで放送・配信される。
セットリスト
「MUSIC AWARDS JAPAN A Tribute to YMO - SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025-」2025年5月20日 国立京都国際会館
01. Technopolis
02. 中国女
03. Cosmic Surfin' / 東京スカパラダイスオーケストラ HORN SECTION
04. Simoon / 東京スカパラダイスオーケストラ HORN SECTION
05. 過激な淑女 / 山口一郎(サカナクション)
06. 以心電信 / 山口一郎(サカナクション)
07. The Madmen / 岡村靖幸
08. 君に、胸キュン。 / 岡村靖幸
09. 音楽 / 坂本美雨
10. Perspective / 坂本美雨
11. Tighten Up / ジンジャー・ルート
12. Firecracker / ジンジャー・ルート、小山田圭吾
13. 千のナイフ / 小山田圭吾
14. CUE / 小山田圭吾
15. Mad Pierrot
16. Rydeen / 原口沙輔
17. Behind The Mask / 松武秀樹、原口沙輔
18. Yellow Magic(東風) / 松武秀樹、坂本美雨
高野寛 info (スタッフ) @takano_info
ライブレポートが掲載されました!
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