昨年9月よりNetflixで配信中の
最終審査を迎えた心境
最終審査に進出したのは浜川路己、
佐藤と同期であり、宇宙Sixでの活動を経て現在俳優業をメインに活動している原は「今日ついにこの日を迎えたなという感じです。ワクワクもしますし、もちろん緊張もしますけど、観てくれるお客さんとメンバーのお三方とスタッフの皆さん全員に原が必要だと思ってもらえるようなパフォーマンスを全力でしたいと思います」と熱く語る。14歳で事務所に入所し、これまでグループには所属せずに俳優活動を行ってきた寺西は「いろいろあった期間でしたが、毎日毎日『タイプロ』のことを考えない日はなくて。その思いを今日のパフォーマンスにぶつけて、観に来てくださるお客さんに楽しんでもらえるようなパフォーマンスができたらいいなと思っています」と意気込んだ。5次審査で大きく覚醒し、1位に輝いた浜川は「ここにくるまでたくさんのことがあったんですけど、候補生8人とtimeleszさん、そして日頃サポートしてくださるたくさんの方々のおかげでここまでこれています。感謝を忘れず、自分の思いとtimeleszさんへの思いを全力でぶつけて本番に挑みたいと思います」と確かな口調で語る。これまでさまざまなオーディションを経験し、アイドルになる夢を必死に追いかけてきた本多は「これだけありがたい環境でいろんな方々に恵まれてパフォーマンスできる機会はなかなかない。観てくださる1人ひとりに伝わるような、誠意を込めたパフォーマンスができればいいなと思っています」とまっすぐに話した。
アメリカで生まれ育ち、このオーディションのために日本にやってきた浅井は「自分がここに立っているのは自分の努力だけではなく、ここまで半年間サポートし続けてくれた仲間たちとtimeleszさん、スタッフの方々、そして画面の向こうでずっと応援してくださったファンの方々のおかげ。この半年間ずっと取得してきた学びを最後のパフォーマンスで見せられたらいいなと思います」と目を輝かせた。人見知りな一面がありながらも4次審査の熱いパフォーマンスをきっかけに自分の殻を破った橋本は「僕が今ここにいるのは自分だけの力じゃない。自分の人生を懸けて今日ステージでパフォーマンスしたいと思っています」と話し、数々の“天然発言”で人々を和ませてきた猪俣は「今日は会場にいる人と全員と、観てくれてる人全員を幸せにして覚悟を見せたいです」と話す。1万8922人の応募者の中から唯一ダンスも歌も未経験で最終審査に残っている篠塚は「僕はここまでくるのに本当にいろんな人の力をお借りしてきたんですけど、その中でもファンの皆様の声に救われた部分が本当に大きくて。なので、今回はもちろんtimeleszというチームのメンバーにふさわしいパフォーマンスをすることも意識しますが、今日来てくれる皆さんを楽しませて帰ることを、まず最初の目標にしてがんばろうと思います」のファンへの感謝の思いを語った。
オーディションを通して、一番心に残っていること
「オーディションを通して、一番心に残っていることは?」と記者に尋ねられ、原は「本番のパフォーマンスが始まる前にチームメイトと肩を組む瞬間がすごく好きで。隣を見れば仲間がいるという状況が……こんなに幸せなことはないなと実感しています。今日お客さんの前でパフォーマンスする前にもう一度噛み締めながら、最高のパフォーマンスができたらなと思います」と語る。寺西は「すべての時間というか、毎日がすごく印象的で、どれというのはないんですけど、こうしてステージに立ってお客さんの前でパフォーマンスをするのがとにかく楽しみ。人生が変わる瞬間ってそうそうない。今日という日が一番印象的な日になるんじゃないかなと思います」と予感を述べた。
浜川は「練習もそうなんですけど、みんなで一緒に食卓を囲んで夕食を食べたときがすごく思い出に残っていて。信頼できる仲間と一緒に食卓を囲むことがこんなに幸せなんだって初めて感じました。そういう仲間と一緒に今こうしてファイナルの日を迎えることができて、すごく幸せです」と充実した表情を浮かべ、本多は「今ここにいる候補生だけじゃなくて、これまで出会ってくれた候補生たちの中にも、なかなか普通に生きていたら会うことがないような人がいて。そんな人たちと会って、話せて、一緒に練習できるのが宝物で、いい時間でした」と振り返る。浅井は「4次審査で『Anthem』をみんなで踊るシーン。そのときにみんなの後ろ姿、汗と涙を見て、こんなに人って変われるんだと実感しました。あのとき見たみんなの表情がカッコいいなって。これが人生を懸けている人の表情なんだなと感じました」と仲間へのリスペクトを示し、橋本は「僕はカメラが回ってないときとか何気ない話をしてるときとか、みんなで寝たりとか、そういう瞬間がすごく思い出に残ってる。楽しい時間だったなって思っています」と述べた。猪俣は「僕は年齢も身長もみんな違う候補生とか、timeleszのお三方に出会えたことがうれしかったです」とマイペースな口調で話す。篠塚は「ここまでたくさんの候補生と出会って別れてきたんですけど、その中で僕はいろんな候補生の思いを背負っているので、今日はすべてを見せるつもりでがんばろうと思います」と決意を言葉にした。
あなたにとってtimeleszとは?
「あなたにとってtimeleszとは?」と問われると、原は「家族みたいなもの。候補生みんな思ってることだと思うんですけど、timeleszの3人が真正面からぶつかってきてくださるんです。それがすごくうれしくて、こっちも飾ってる暇なんてねえな、正面からぶつからないと意味ないなと日に日に強く思うような、そんな素敵な接し方をしてくれた。今では何も気を使わず話せるような空気感なので、家族のような感じがしています」と柔らかな表情を浮かべる。寺西は「これから先、一緒に戦っていきたい人たち。メンバーになったとしても、そこからが本番というか、芸能界という世界でいろんなことと戦っていかなきゃいけない。その中でこんなに心強い人たちはいないという印象です」と話し、浜川は「ひと言で言うと、“愛”かなと思います。timeleszさんの周りは自然と笑顔があふれている。スタッフさんにも僕たちに対してもすごく愛があるので、そういう背中をtimeleszさんたちが見せてくれることで、僕たち候補生も勉強になったりする。そういったところで、僕も一緒に肩を並べて活動したいなと思っています」と語った。
本多は「“大尊敬”です。パフォーマンス中はもちろんなんですけど、カメラが回っていないような裏のところでも僕たち1人ひとり全員に気を使ってくださって。やっぱりそういった人格者の人たちの中に自分も入らせていただくために、より一層これからメンタル面、パフォーマンスのクオリティも成長していかなければいけない部分がたくさんあるなと思っています」と背筋を伸ばす。浅井は「“new familiy”。新しい家族です。この半年間、1人でアメリカから来て、一番サポートしてくれたのはtimeleszの3人。ダンスや歌唱力などのスキルにかかわらず、人として学んでいかなきゃいけないことをずっと教えてくれて、すごく感謝しています。自分にとっては新しい家族みたいな存在です」と3人に温かな眼差しを向け、橋本は「大好きなお兄ちゃんたち。本当に家族のように愛を持って1人ひとり接してくれたので、僕も兄のように接することができたなと。本当に愛を感じた期間でした」と話した。猪俣は「僕は(timeleszへの思いを)ひと言で表すと“タイム”です」と回答。記者が聞き返すと、猪俣は「タイム、タイム。timeleszのタイムです。時間です、時間です」と伝わるように繰り返す。菊池が「ラッパーみたいになってるよ」とツッコミつつ「その心は?」と尋ねると、猪俣は「これからの時間を全部timeleszに捧げていきたいなという人生の覚悟を、タイムで表したいなと思います」と簡潔に述べ、独特の“猪俣ワールド”へと人々を誘った。篠塚は「“尊敬”という言葉を使わせていただきたい。3人は人間として本当に愛を持って僕たちに接してくれている。尊敬しかしていない。そのうえで、生意気だった僕は2次審査か3次審査のときに(『あなたにとってtimeleszとは?』という質問に)『自分が入るべきもの』と答えました。まだまだ人間としても、パフォーマンスも、アイドルとしても未熟な部分が多いですけど、今でもそう思っています」ときっぱりと語った。
「タイプロ」が与えたtimeleszへの影響
印象的だったオーディションのシーンを問われたtimeleszの3人。菊池は「すべてになってしまう。その瞬間その瞬間に輝きがあって、1秒も取りこぼしたくない。出会いがあって別れがあって、そのすべてが愛おしい時間だったなと強く思っています。今回『timelesz project』をやらせてもらったことに関して申し上げますと、僕たち3人がtimeleszのこと、もっと言うとSexy Zoneのことをどう思っていたのか、その思いがどう変化していったのか、パフォーマンスに対してどんな思いでどんな優先順位を持ってやっていたのかということを、3人で膝を突き合わせて話すことってなかなかないわけですよ。グループへの個人的な思いとか、どういう思いを背負ってパフォーマンスしているのかを我々3人が話すいいきっかけになったのが『timelesz project』。今回のオーディションを通してコミュニケーションが増えましたし、より仲よくなりました」とこのプロジェクトがグループに与えた影響を明かした。
佐藤は「『タイプロ』が始まった日というか、風磨くんから提案してもらった日は忘れられない。悩んだ時間もありましたけど、グループにとってこれからどうしていったらいいかわからない時期で、なんとなく下を向いているような空気があったところに、風磨くんが前向きなアイデアを出してくれた。これだったら3人で一緒にいれるなと感じられる瞬間だった。新メンバーも含めた新しいグループになって、またずっと3人でいられるという。その日は印象深かった」と話し、「僕は2人が好きだし、3人とも本当にこのグループが好きなんだなという思いを改めて感じられた。変わったのは、そこをストレートに伝えられるようになったかなと思いますね」と告白。「まだバレンタインには早いんじゃないの?」と菊池が照れる場面もありつつ、佐藤は「でも、言うようになったじゃん。メールとかでね。そこをお互いに伝えられるようになったのが、照れを超えて、いい関係値になってるなと思いました」と変化を語った。松島は「どこを切り取っても名シーンが多いんですけど、2次審査で候補生と実際に対面したときに、第一印象と本質の違いというのがすごく見えてきて。対面した36名全員もれなくそうで、気付きがありました。あと、メンバーを選ぶ側として、一歩引いて候補生を見なきゃいけない中で、どうしても感情が入ってしまってぶつかっていく瞬間があった。その瞬間に一緒に笑ったり泣いたり、感情を剥き出しにできる関係性は、本当にこのメンバーだからこそ作れたもの。それこそ2人に対しても13年一緒にいるんですけど、今まで気付けなかったポイントにも気付けて、新しい発見がありました。候補生に対する愛も大きくなっていくプロジェクトでした」と顔をほころばせた。
最後に佐藤は「ずっとがんばってきたところを僕たちはずっと近く見てきて、立場としては審査する側だったけど、みんなから学んだことのほうが多かったんじゃないかなと思っています。成長させてもらいましたし、すごく刺激をもらいました。近くで見てきて成長していなかった人なんて1人もいない。ものすごいスピードで駆け上がってきたと思うので、自信を持って、今日1日を楽しみながらステージに立ってほしいです」と候補生にエールを送った。松島は「こうやって顔を見ると1次審査の書類からみんなの表情もだんだん変わっていって、たくましくなっていって、その成長を僕らは間近で見てきました。100%の魅力というのは、今日このステージでみんな自身が伝えていくもの。みんなの魅力は僕ら3人だったり、近くにいたスタッフさんが一番理解してるので、自信を持って最善を尽くして、楽しむことを忘れないように。自分が一番楽しめたら、それはお客さんにちゃんと届くので。心の底から楽しんで、堂々と胸を張ってマイクを握ってほしいなと思います」とメッセージを届ける。菊池は「みんなから学ぶことがたくさんあったし、それによって僕らのグループへの考え方や思いが強くなったり変わっていったり、とにかくプラスの方向に進んでいきました。本当にいろんなことを教えてくれたからこそ、僕らはこれから先も歩んでいけると思っています。きっと『timelesz project』をご覧いただいた皆さんも活力をもらっていると思います。なので、結果はどうであれ、この先胸を張ってほしいですし、とにかくみんなが今日一番輝けるように、俺らも負けずに輝くので一緒に楽しみましょう!」と候補生に呼びかけた。
最終審査では候補生が“REDチーム”と“BLUEチーム”に分かれ、新曲「Rock this Party」を披露。“仲間”をテーマにしたこの曲は、timeleszの軌跡と未来を指し示すようなナンバーとなっている。2チームは、それぞれtimeleszの3人を加えた7人でパフォーマンスを繰り広げた。その後、候補生8人だけでtimeleszにとってもファンにとっても思い入れのある楽曲「RUN」を熱演。最終審査の結果は、2月15日10:00よりNetflixで配信される。
リンク
odila @odila_odila2023
@natalie_mu とても感動的な会見でしたね!候補生たちの思いが一つ一つ伝わってきて、心温まる瞬間が多かったです。猪俣さんの珍回答や佐藤勝利さんの告白にも驚きました!最終審査に向けて、ますます楽しみです。