Shiggy Jr.ビルボードライブ仕様の特別なステージを披露、池田智子の誕生日サプライズの結果は

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Shiggy Jr.が1月12日に大阪・ビルボードライブ大阪、1月19日に神奈川・ビルボードライブ横浜でワンマンライブ「Shiggy Jr. Billboard Live Sessions」を開催。この記事ではビルボードライブ横浜の1st Stageの様子をレポートする。

池田智子(Vo)(Photo by Masanori Naruse)

池田智子(Vo)(Photo by Masanori Naruse)

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念願のビルボードライブ単独公演

「Shiggy Jr. Billboard Live Sessions」神奈川・ビルボードライブ横浜公演の様子。(Photo by Masanori Naruse)

「Shiggy Jr. Billboard Live Sessions」神奈川・ビルボードライブ横浜公演の様子。(Photo by Masanori Naruse)[拡大]

2019年9月に解散し、2024年3月に再集結を発表したShiggy Jr.。6月には5年9カ月ぶりに4人そろって東京・WWWのステージに立ち、10月に行った東京・LIQUIDROOMでの追加公演も満員御礼となった。再集結後初めての関西での公演となったビルボードライブ大阪公演、そしてビルボードライブ横浜公演にも多くのファンが集結。4人は念願だったビルボードライブでのワンマンライブのために、ラグジュアリーな空間によく似合うスペシャルなアレンジを用意してステージに臨んだ。

艶っぽく芳醇なアレンジにうっとり

原田茂幸(G, Vo)(Photo by Masanori Naruse)

原田茂幸(G, Vo)(Photo by Masanori Naruse)[拡大]

それぞれのキャラクターに合ったブラックコーデで姿を現した原田茂幸(G, Vo)、森夏彦(B)、諸石和馬(Dr)、サポートメンバーの奥野大樹(Piano, Key)。彼らがグルーヴィなサウンドを鳴らすと、ボリューミーなブラックの衣装を身にまとい、タイトにまとめたヘアスタイルの池田智子(Vo)が客席を通って登場し、インディーズ時代の楽曲「サンキュー」を歌い始める。10年以上前にリリースした楽曲だが、まったく色褪せない名曲をShiggy Jr.は、ジャジーなサウンドに再構築。原田がボーカルを取る「you are my girl」は、奥野によるジャズピアノと森の艶っぽいベースラインがムードを引き立てる芳醇なアレンジ、続く「keep on raining」も、20代のフレッシュさとはまた違う、結成から11年を経た4人だからこそ鳴らせる深みを増したアレンジで届けられた。

森夏彦(B)(Photo by Masanori Naruse)

森夏彦(B)(Photo by Masanori Naruse)[拡大]

諸石和馬(Dr)(Photo by Masanori Naruse)

諸石和馬(Dr)(Photo by Masanori Naruse)[拡大]

冬の澄んだ空気を感じる「magic of the winter」では、諸石と森が繰り出す軽快なビートが、今にも泣き出しそうな池田のエモーショナルな歌声と鮮やかなコントラストを生み出し、原田のまるで歌うかのようなギターソロが会場いっぱいに響く。「サングリア」「シャンパンになりきれない私を」とお酒にまつわる楽曲で観客を酔わせたあとは、池田と原田のツインボーカルでロマンチックな物語を紡ぐ「二人のストーリー」へ。諸石のテクニックが光るドラムソロもオーディエンスを盛り上げた。

カバーしたのは宇多田ヒカルのあの曲

池田智子(Vo)(Photo by Masanori Naruse)

池田智子(Vo)(Photo by Masanori Naruse)[拡大]

かつてビルボードライブ東京でアルバイトをしていた森の思い出話や奥野の第1子誕生を祝うトークを繰り広げたあと、池田は「誰も言わないから自分で言うよ」と、ほかのメンバーが「いいからいいから」と止める中で、ライブ当日の1月19日が自身の誕生日であることをほんのりアピール。客席から「お誕生日おめでとう」と声が挙がると、「私事ですが誕生日を迎えました。1月19日生まれのボーカルが実はたくさんいて、それをお守りのように思っていて。1月19日生まれのアーティストのカバーを披露します。聴いてください」と次の楽曲へつなぐ。しかしバンドメンバーが演奏したのはバースデーソング。森から花束を受け取った池田は、メンバーが誕生日アピールを必死に止めた理由はこのサプライズだったことに気付き、「ごめんね。そういう空気に耐えられなかったの(笑)」と笑い、宇多田ヒカル「time will tell」のカバーを披露した。ピアノの伴奏だけで1番を歌い切り、途中から華やかなバンドサウンドが加わるアレンジの「time will tell」では、池田が会場いっぱいにロングトーンを響かせた。

「Shiggy Jr. Billboard Live Sessions」神奈川・ビルボードライブ横浜公演の様子。(Photo by Masanori Naruse)

「Shiggy Jr. Billboard Live Sessions」神奈川・ビルボードライブ横浜公演の様子。(Photo by Masanori Naruse)[拡大]

アットホームな雰囲気でライブは進行していき、森がビルボードライブでアルバイトをしていたことにちなんで、4人はそれぞれのバイト遍歴についてトーク。10年来の仲でありながら、初出しの情報の数々にメンバーは新鮮な驚きを見せ、中でも池田がミスタードーナツで働いていた頃のエピソードは会場に笑いを巻き起こしていた。

いつものShiggy Jr.らしく締めくくり

「Shiggy Jr. Billboard Live Sessions」神奈川・ビルボードライブ横浜公演の様子。(Photo by Masanori Naruse)

「Shiggy Jr. Billboard Live Sessions」神奈川・ビルボードライブ横浜公演の様子。(Photo by Masanori Naruse)[拡大]

「Saturday night to Sunday morning」からは、ポップなサウンドに池田のはつらつとしたボーカルが乗るいつものShiggy Jr.らしいステージが続く。「ピュアなソルジャー」では観客も手を左右に振って楽しみ、再結成後にリリースしたナンバー「今が幸せであれ」では、等身大の歌詞と心からの笑顔で今のShiggy Jr.の姿を強く印象付けた。本編最後はShiggy Jr.の代表曲「サマータイムラブ」で締めくくり。アンコールでは「TOWN」を演奏し、5人でラインアップして公演の幕を閉じた。

再集結後は、自分たちのペースで、活動を続けていくというShiggy Jr.。5月2日には東京・Zepp Shinjukuでのワンマンライブ「Shiggy Jr. ONE MAN LIVE 2025 "SHIGGY GOES ON"」を開催する。

セットリスト

Shiggy Jr. Billboard Live Sessions 1月19日 ビルボードライブ横浜 1st Stage

01. サンキュー
02. you are my girl
03. keep on raining
04. magic of the winter
05. サングリア
06. シャンパンになりきれない私を
07. 二人のストーリー
08. time will tell(オリジナル:宇多田ヒカル)
09. baby I love you
10. Still Love You
11. Saturday night to Sunday morning
12. ピュアなソルジャー
13. 今が幸せであれ
14. サマータイムラブ
<アンコール>
15. TOWN

公演情報

Shiggy Jr. ONE MAN LIVE 2025 "SHIGGY GOES ON"

2025年5月2日(金)東京都 Zepp Shinjuku

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LIVE REPORT✍️✨

ナタリーにて、Billboard Live Sessionsのライブレポートが公開されました!写真もたっぷり〜!是非ご覧ください✨

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