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SMAPファンパで20年分ヒット曲連発&永遠アイドル宣言

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11月12日・13日、SMAPがデビュー20周年を記念したファンミーティングイベント「祝20周年! SMAP FaN×FuN PARTY 2011」を東京ドームで開催。2日間で計11万人を動員し、ヒット曲満載のライブや特別企画でファンを楽しませた。

今回のステージセットは、前方にメインステージ、アリーナ最後部にサブステージがあり、双方をつなぐ花道が真ん中に1本設けられたもの。メインステージには著名人、メディアなど各方面の関係者から贈られた花がズラリと並べられ、「SMAP FaN×FuN PARTY 2011」の看板が掲げられるなど、20周年のお祝いムードを表したカラフルな装飾が施された。

イベント初日の幕開けを飾ったのは、1991年9月8日に大雨の西武ゆうえんちで行われたデビューイベントの映像。20年前の初々しいSMAPに観客が思いを馳せたのもつかの間、5人はサブステージから登場し、場内を驚かせた。ショッキングピンクのロングコートに身を包んだ5人は、SEとして「SHAKE(BOOM BOOM SATELLITES REMIX)」が流れる中、5万5000人の大歓声を浴びながらゆっくりと花道を歩き、メインステージへ。そしてロングコートを脱ぎ黒のスーツになった瞬間、1曲目「SHAKE」が始まった。

イントロを経て、木村拓哉は「いくぞー!!」と絶叫。それと同時に場内に金テープが発射され、バックダンサーが登場した。なお「SHAKE」では木村がBメロの歌詞を替えて歌うのが恒例となっており、この日は「♪今夜のパーティ」「思いきり遊ぼうぜー!!」とアレンジしてパーティに集まったファンを歓喜させた。「SHAKE」をV字のフォーメーションで終えると、間髪入れずに「がんばりましょう」がスタート。メンバーはステージ左右に散っていき、この曲恒例のサビの振りを煽る。次はメインステージ中央の階段を上がったところに5人がたたずみ、木村がアコースティックギターを抱えて「夜空ノムコウ」を歌い上げた。

怒涛のオープニングがバラードで一旦落ち着いたかと思いきや、記念すべきデビュー曲「Can't Stop!! -LOVING-」で再び場内を沸かせる。抑揚感たっぷりのシンセサウンドが鳴り出すや否や、約100人の少年ダンサーがサブステージから猛ダッシュで登場。メンバーも当時と同じ振り付けをダンサーたちと一緒に踊り、ファンも「S! M! A! P! SMAP!」の合いの手を入れたり「きらきら星」のフレーズを取り入れた部分で大きく手を振ったりと、SMAPの真骨頂であるエンタテインメント性あふれる楽しいステージが展開される。さらにSMAP最大のヒット曲「世界に一つだけの花」で、場内はより一体感を増した。

火花の博打から始まった「KANSHAして」では、中居正広、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎が1人ずつフロートに乗り込んで、アリーナ外周を通りながらファンの近くへ。間奏では「普段のライブでは全くしませんが、どっちが元気があるか戦ってみましょう!」とエリア別の声出し合戦が行われ、香取&稲垣チームが1塁側のオーディエンス、中居&草なぎチームが3塁側のオーディエンス、花道にいる木村がアリーナのオーディエンスを煽った。

こうして5人が場内のバラバラの位置にいるまま、MCに突入。まず中居は「こんにちは! SMAPでーす!! 『FaN×FuN PARTY』へようこそ!」と挨拶。さらに4人へ「そっちの湯加減はどう?」と問いかけ、稲垣は「熱くて熱くて髪の毛がクルクルしてきました(笑)」、草なぎは「皆さんの愛を感じます」、香取は「ファンの方たちがちょっと動揺してるね。木村くんはあっちにいるけどこっちも見なきゃ、みたいな(笑)」、木村は「俺も汗かいてるし、みんなもじっとり汗かいてて良い感じですよ」と答えた。

そしてサブステージへ集まった5人は観客を座らせ、MCを続行。ここでは、このイベントを実施することになった経緯や、来場者にプレゼントした20周年記念メダルについてトーク。さらに20年後の自分たちを想像した話で盛り上がったのち、香取は「20年後でも30年後でも僕らはアイドルですから!」と力強く話した。

また、この日はファンパーティならではの企画として「ファンの気持ちわかってる!? クイズ」と題したお楽しみコーナーを実施。これはSMAPのメンバーに関するキャラクターを2つ挙げ、ファンにどちらが好きか2択アンケートを取って人気の高かったほうがステージに登場するというもの。進行役の中居を除いて、香取は映画&ドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両津勘吉に、草なぎはCM「一本満足バー」のハイテンションなサラリーマンに、稲垣は「SMAP×SMAP」の人気キャラクター「CCBゴロー」に、木村も同じく「SMAP×SMAP」の人気キャラ「ペットのPちゃん」に扮して現れ、バラエティに強い彼らの魅力を発揮した。

その後メンバーたちが一旦ステージ裏にはけている間、場内のスクリーンでは著名人からのお祝いコメント映像を上映。タモリ、AKB48、KinKi Kids、三谷幸喜、爆笑問題、芦田愛菜の6組がSMAPへの祝辞を述べた。

後半のライブパートは、白のパンツスタイルにファーをあしらった衣装に着替え「ダイナマイト」からスタート。続く人気バラード「オレンジ」では夕焼け空の景色がスクリーンに映し出される。次の「はじまりのうた」では、メンバーの立つメインステージ中央部分がせり上がり、そのまま分離して客席方面へ。この“ムービングステージ”に加え、間奏明けには上空から赤と白の風船が舞い落ちるなど、ファンを喜ばせる演出が光った。

その後「青いイナズマ」を歌いながらアリーナ後方に到着した5人は、スタンドマイクの用意されたサブステージにて「らいおんハート」をパフォーマンス。続く「BANG! BANG! バカンス!」はスタンドやアリーナのファンに手を振りながらフロートで移動し、大盛り上がりのうちに本編が終了した。

アンコールを受けステージに再登場した5人は、木村のギター演奏に乗せて、1人ずつ今日の感想や20周年の感謝を口にする。中居は「今日はありがとうございました。20周年ということでこのような形をとりましたが、来年はライブができればいいなと思っています。この先もSMAPをよろしくお願いします」と、リーダーにふさわしい堂々とした口調でコメント。草なぎは「今年、中国で初めてコンサートをしたり、ちょっと小さな会場でファンミーティングをしたりと、とても楽しかったです。これからも僕たちと一緒に幸せな日々を歩んでいきましょう」とファン思いな一面を覗かせる。

香取は「20年間ありがとうございました。(デビュー当時)僕は小学生でした。まさかこんなに続くとは思いもしませんでした」と回想。さらにSMAPのライブ演出を主に手がけている彼が「来年コンサートやります!」と宣言すると、大きな歓声が上がった。稲垣は「皆さん今日は楽しい思い出をどうもありがとうございました。本当にいつも皆さんの力を、愛を、感じています。皆さんが笑顔でいてくれるなら、少しでも幸せにできるなら、僕らはいつまでも“永遠のアイドル”でいたいと思います」と、最初のMCで出た言葉を引用しつつコメント。そして最後の木村は「本当に楽しかったです。いろいろ考えることのいっぱいある2011年だったと思いますが、これから一緒に前に進んでいきましょう」と締めくくった。

それぞれの言葉でファンへメッセージを届けたあとは、新曲「僕の半分」の初披露が行われた。突然の新曲発表に観客は驚きの声を上げつつも、男の哀愁漂う叙情的なナンバーにじっくりと聴き入っていた。なお終演後に、この曲が12月21日にシングルとしてリリースされる旨がスクリーンにて発表された。

アンコール2曲目の「Dear WOMAN」で、メンバーたちは再びフロートに乗って場内に散らばる。そして最後は「SMAP AID」の人気楽曲投票で1位を獲得したライブ定番曲「オリジナル スマイル」が披露され、メンバーは何度も「ありがとう!」と呼びかけて会場中のファンに手を振った。オーディエンスも笑顔でそれに応え、ドーム内はハッピーな空気で満たされていた。

5人がステージを去る際、香取は「みんな、これからもよろしくね! と、あとでまたね」と意味深な言葉を残して退場。これがのちに、メンバーが東京ドームの出入口に立ってファンを見送るというサービスを意味していることがわかり、観客は大喜び。このサービスは「ファンの皆さんに喜んでもらいたい」とSMAPからスタッフ側に要望し急遽決まったもので、5万5000人のファンは至近距離でメンバーに見送られながら、幸せな気分のまま会場を後にした。

「祝20周年! SMAP FaN×FuN PARTY 2011」2011年11月12日 東京ドーム セットリスト

00. SHAKE(BOOM BOOM SATELLITES REMIX)
01. SHAKE
02. がんばりましょう
03. 夜空ノムコウ
04. Can't Stop!! -LOVING-
05. 世界に一つだけの花
06. KANSHAして
07. ダイナマイト
08. オレンジ
09. はじまりのうた
10. 青いイナズマ
11. らいおんハート
12. BANG! BANG! バカンス!

EN01. 僕の半分
EN02. Dear WOMAN
EN03. オリジナル スマイル

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