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VAMPS幕張「HALLOWEEN PARTY」で驚愕仮装続出

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2日目はハロウィンの集大成とも言える仮装で登場したHYDE。

2日目はハロウィンの集大成とも言える仮装で登場したHYDE。

HYDEに「もっとカワイイと思ってたんだけど……」と言われたK.A.Z(写真は10月22日のもの)。

HYDEに「もっとカワイイと思ってたんだけど……」と言われたK.A.Z(写真は10月22日のもの)。

オーディエンスを驚かせた清春のメーテル仮装。登場時にはトランクを持って現れ、熱唱中に小道具を取り出す一幕も(写真は10月22日のもの)。

オーディエンスを驚かせた清春のメーテル仮装。登場時にはトランクを持って現れ、熱唱中に小道具を取り出す一幕も(写真は10月22日のもの)。

黒髪のウィッグを被り熱唱するyasu。最後は暑さのあまり脱ぐ場面も(写真は10月22日のもの)。

黒髪のウィッグを被り熱唱するyasu。最後は暑さのあまり脱ぐ場面も(写真は10月22日のもの)。

登場するなりオーディエンスをどよめかせたシドの4人(写真は10月22日のもの)。

登場するなりオーディエンスをどよめかせたシドの4人(写真は10月22日のもの)。

2日目のアンコールセッションの模様。マオと清春は着替えて登場した(写真は10月22日のもの)。

2日目のアンコールセッションの模様。マオと清春は着替えて登場した(写真は10月22日のもの)。

ファンにも大好評だった初日のHYDE版エドワード・シザーハンズ。

ファンにも大好評だった初日のHYDE版エドワード・シザーハンズ。

どこかチャーミングな雰囲気を漂わせていた初日のK.A.Z。

どこかチャーミングな雰囲気を漂わせていた初日のK.A.Z。

初日は華麗な衣装とパフォーマンスで観客を魅了したAcid Black Cherry。

初日は華麗な衣装とパフォーマンスで観客を魅了したAcid Black Cherry。

ギタリストが2人いるCOMPLEX風BREAKERZ。ギターの模様にも注目(写真は10月21日のもの)。

ギタリストが2人いるCOMPLEX風BREAKERZ。ギターの模様にも注目(写真は10月21日のもの)。

初日公演のセッションの様子。3人の息のあったハーモニーに観客はうっとり。

初日公演のセッションの様子。3人の息のあったハーモニーに観客はうっとり。

VAMPSが主催する「HALLOWEEN PARTY 2011」の関東公演が、10月21日・22日に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールにて実施。両日ともに約1万3000人のファンが集まり、アーティストたちの華麗な仮装と熱いパフォーマンスに酔いしれた。

10月21日

初日21日の公演にはVAMPSのほか、Acid Black CherryとBREAKERZが出演。MCとして狩野英孝が登場し、転換中にサブステージで行われたカラオケイベント「From "KARAOKE" to the "STAGE"」などの司会進行を務めた。

イベントは緊張気味の狩野による「PERFECT LOVE」からスタート。続けてトップバッターのBREAKERZが呼び込まれると、スピーカーからはCOMPLEX「BE MY BABY」のイントロが流れ始めた。沸き立つ観客の前には、吉川晃司を想起させるファッションのDAIGO(Vo)と、髪の毛を逆さに立て、白黒の幾何学模様をあしらったギターを手にしたAKIHIDE(G)とSHINPEI(G)が。DAIGOはいつもよりねっとりとした歌声で「BE MY BABY」を熱唱し、AKIHIDEとSHINPEIも躍動的な動きでギターをかき鳴らす。さらに最後はDAIGOがシンバルキックを決めるという見事な完コピぶりだった。

オーディエンスの心をつかんだBREAKERZは、続けて「CLIMBER×CLIMBER」「GO」と自分たちのナンバーを連発する。DAIGOは広い会場を見渡し「ヤベエな、これ国内最大級のハロウィンパーティですね。ディズニーもびっくりしてると思うよ」とライブを満喫している様子。最後はタオル回しが恒例の「灼熱」を届け、BREAKERZの3人は一旦ステージを降りた。

2番手は「HALLOWEEN PARTY 2011」の全公演に参加するAcid Black Cherry。HYDEから事前に「モンスター」というお題を与えられたというyasuは、ドラキュラ伯爵の衣装に身を包み颯爽と登場。yasu以外のバンドメンバーもフランケンシュタインや狼男、ミイラ男といった西洋の怪物たちに扮していた。

そんな彼らのライブは新曲「シャングリラ」から始まり、仮装とは打って変わってポップなムードに。さらにミディアムバラード「愛してない」や、エロティックな歌詞が魅力の「Black Cherry」を続け会場の熱をぐんぐん引き上げていく。yasuはMCで「お前たちよりも俺のほうが楽しい!」「ハロウィンが近づくとHYDEさんからのメールが増えるんだよね」とファンがうらやむような発言を連発。そのたびにオーディエンスは黄色い歓声を彼に浴びせた。

トリはもちろんVAMPSのアクトだが、直前の「From "KARAOKE" to the "STAGE"」にyasuとDAIGOが飛び入りする一幕も。昨年も同ステージに参加した2人は、そのときと同じクリスタルキングの「大都会」を漫才さながらのトークを挟みつつ熱唱。当初は歌う予定がなかったとのことだが、2人は「神の一言がね……」と敬愛する先輩の一言がきっかけになったことを明かしていた。

そしていよいよVAMPSの登場。まずはバンドメンバーが呼び込まれ、その本格的な仮装を観た観客は大歓声をあげる。Arimatsu(Dr)は映画「ソウ」に登場する殺人鬼・ジグソウ、Ju-ken(B)は映画「ダークナイト」のジョーカー、JINはゾンビに扮装。映画「もののけ姫」のサンの姿を模したK.A.Z(G)が現れると、どこかかわいらしい容姿に黄色い声が沸く。最後の登場となったHYDEは、映画「シザーハンズ」の主人公エドワード・シザーハンズに挑戦。ワイヤーでつられながら現れた彼は、手に装着されたハサミを動かしながら「MIDNIGHT CELEBRATION」を歌い始めた。

VAMPSとバンドメンバーの見事な仮装に、観客の興奮は最高潮に。「We're VAMPS! 血が足りねえ」とHYDEが叫ぶと、オーディエンスは歓声で応え狂騒に拍車をかけた。そしてライブは、K.A.Zのギターリフにあわせて合唱と足踏みが起きた「REVOLUTION」、乱反射する照明が楽曲のスピード感を演出した「DEVIL SIDE」、VAMPS流のパーティチューン「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」などで彩られた。

曲の合間にHYDEは「久しぶりのVAMPSです。みんなに会えてうれしいです」と挨拶し、「何回かこの格好してるんですけど、今日は飛んでみました。この仮装を悔いなく終わらせたかったんで」と「HALLOWEEN PARTY」への意欲を告白。さらに会場を見渡し「みんなもとってもカワイイよ。そういう格好してくると、興奮してくるよ」とファンの仮装を絶賛していた。

アンコールは出演者全員によるセッションコーナーが展開。まずはHYDEの指揮で、インストゥルメンタルナンバーが披露されるが、気まぐれな指揮に楽器隊は翻弄されっぱなし。指揮に従わなかった演者には容赦なくスモークが噴射され、そのたびに会場は笑いで包まれた。さらにAcid Black Cherryの「眠り姫」が、HYDE、yasu、DAIGOのトリプルボーカルで歌い上げられ、この日ならではのセッションに観客は大興奮。さらにHYDEが書き下ろしたというテーマ曲「HALLOWEEN PARTY」も演奏され、初日の幕張公演は大盛況のうちに終幕した。

10月22日

2日目の公演には、VAMPSとAcid Black Cherryの2組に加え、sadsシドの計4組が参加。この日も個性の強い仮装が続出し、各アーティストが登場する場面から熱狂と興奮が渦巻いた。

先陣を切ったのは「HALLOWEEN PARTY」初参加のシド。ゆうや(Dr)はダンボールで作られた富士山をかぶり、明希(B)は侍を思わせる袴姿、Shinji(G)は「聖闘士星矢」のキグナス氷河、そしてマオ(Vo)は「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイの仮装で現れ、その意表を突く姿に笑いとどよめきが沸く。

4人は1曲目にバラードナンバー「sleep」を届けたが、しっとりしたサウンドと観客の笑い声が混ざり、奇妙な空間が作り出される。MCでは「ヘアメイクさんがアニメイトで買ってきた頭が暑いです。さっき足を組むとき気を遣ったりして、女子ってこういう気分なんだって思いました」とスカート姿のマオが語れば、Shinjiは「ぶっちゃけ金かかってます!」と衣装代の高さをアピール。チープな仮装をマオに突っ込まれたゆうやは、頭に被ったダンボールを指し「腕が上がらないから外してもいい?」と手作り衣装のせいで苦労していることを明かし、メンバーに苦笑いされていた。

前日に続き2番手を務めたAcid Black Cherryは、この日は初日とは異なる仮装に挑戦。シドに続き彼らの登場シーンでも会場がどよめき、ライブとは思えない異様な空気が漂っていた。しかし演奏が始まると、アグレッシブな「罪と罰~神様のアリバイ~」や「ピストル」でオーディエンスを踊らせていた。

中盤で披露された「Black Cherry」では、サビの途中でXの名曲「紅」にスイッチ。また淳士(Dr)が「今日という日をとても楽しみにしてきたわけで。皆さんの声でひとつになりたいと思います。We are!」と絶叫し、観客に「X」と返させるコール&レスポンスも繰り広げられた。

おどろおどろしいSEに乗せて登場したのは、シドと同じく「HALLOWEEN PARTY」初参加のsads。まずは映画「13日の金曜日」のジェイソンの仮面を被ったGO(Dr)、KISSメイクを施したクボタケイスケ(B)、映画「ダークナイト」のジョーカーに扮したK-A-Z(G)が現れる。そして清春(Vo)は、なんと「銀河鉄道999」のヒロイン・メーテルの仮装で登場。ファーの衣装と長い金髪を妖艶になびかせて現れた彼に、オーディエンスは魅了された。

4人はその格好とは相反するように「EVIL」「GOTHIC CIRCUS」などヘビーなサウンドを叩き付け会場をライブハウス化していく。清春は「僕らを知らない人もいると思いますが、42歳にもなってメーテルです」「知らない曲のオンパレードかと思いますが、愛はあります。普段のライブはほとんど服を着てないんで今は暑いです。すぐ終わらせたいと思います」とうそぶき、コートの裾をはためかせながら絶唱する。GOはマスクをしているとは思えないほど壮絶なリズムを刻み、K-A-Zとクボタケイスケも躍動的なプレイを披露。百戦錬磨のライブバンドならではの圧巻のステージを繰り広げた。

そしてトリのVAMPSは前日とは異なる仮装でオーディエンスを歓喜させる。HYDEは魔女や狼男、吸血鬼などを合体させたハロウィン仕様の特注ファッション、K.A.Zはピエロ、Arimatsuは「DEATH NOTE」に登場する死神・リューク、Ju-kenは映画「エルム街の悪夢」のフレディ、JINは「ハリー・ポッター」シリーズのセブルス・スネイプという気合の入れよう。さらにHYDEの登場シーンでは、炎と剣を使ったイリュージョンが会場を熱狂させた。

この日のセットリストは、前日から前半パートを大幅に変えて進行。ハロウィンにふさわしい「KYUKETSU -SATSUGAI VAMPS Ver.-」や、K.A.Zのイントロから黄色い歓声が沸いた「LOVE ADDICT」、メンバーのスリリングなセッションと観客の掛け声が一体感を生む「HUNTING」などが披露された。さらに後半はスピード感ある「ANGEL TRIP」や、激しいボーカルが会場を突き刺す「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」を立て続けに投下。ライブの定番曲の連続に観客は興奮しっぱなしだった。

そして始まったアンコールでは出演者全員が集合。HYDEが「マオくんが綾波でくるとは思わなかったし、sadsの出番でアニソンが流れててびっくりした。まさか!ってを三度見しちゃったし」と語れば、清春は「『DAKARA』のCMでメーテルが『DAKARA』を飲んでたから……」と仮装の意図を説明していた。

そしてHYDEの「なんか歌ってみて、マオ」という指令で、マオが「SANDY」を歌い出しセッション第2弾がスタート。HYDE、清春、yasu、マオの4人が入れ替わり立ち替わりボーカルを務め、ときに顔を見合わせながら、ときに互いの肩を組みながら歌声を響かせる。楽器隊はそれぞれのスタイルでsadsの名曲を奏で、貴重なセッションで会場を熱狂させた。

さらに10月23日に誕生日を迎えるマオを祝うサプライズも実施。ケーキが登場するとマオは「最高! こんなに大勢の先輩に祝ってもらえて」と笑顔をみせた。最後はテーマ曲「HALLOWEEN PARTY」を全員で演奏。ボーカル陣が中心となってファンにお菓子を盛大に撒き、ひと足早いハロウィン気分を1万3000人のオーディエンスに提供した。

2011年10月21日 幕張メッセ国際展示場9~11ホール「HALLOWEEN PARTY 2011」セットリスト

BREAKERZ

01. BE MY BABY
02. CLIMBER×CLIMBER
03. GO
04. BAMBINO ~バンビーノ~
05. 灼熱

Acid Black Cherry

01. シャングリラ
02. 罪と罰~神様のアリバイ~
03. 愛してない
04. Black Cherry
05. チェリーチェリー
06. ピストル
07. SPELL MAGIC

VAMPS

01. MIDNIGHT CELEBRATION
02. DOLLY
03. THE PAST
04. VAMP ADDICTION
05. REVOLUTION
06. DEVIL SIDE
07. ANGEL TRIP
08. TROUBLE
09. SEX BLOOD ROCK N' ROLL

セッション

01. 3拍子(Inst.)
02. 眠り姫
03. HALLOWEEN PARTY

2011年10月22日 幕張メッセ国際展示場9~11ホール 「HALLOWEEN PARTY 2011」セットリスト

シド

01. sleep
02. 夏恋
03. いつか
04. 妄想日記
05. 眩暈

Acid Black Cherry

01. ピストル
02. 罪と罰~神様のアリバイ~
03. Black Cherry~紅
04. チェリーチェリー
05. シャングリラ

sads

01. WASTED
02. EVIL
03. GOTHIC CIRCUS
04. WHITE HELL
05. AMARYLIS
06. CRACKER'S BABY

VAMPS

01. KYUKETSU -SATSUGAI VAMPS Ver.-
02. IT'S SAD
03. LOVE ADDICT
04. SECRET IN MY HEART
05. REVOLUTION
06. HUNTING
07. ANGEL TRIP
08. TROUBLE
09. SEX BLOOD ROCK N' ROLL

セッション

01. 3拍子(Inst.)
02. SANDY
03. HALLOWEEN PARTY

(撮影:今元秀明、田中和子)

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