菅田将暉ニューアルバムに参加のVaundy、Sundayカミデ、佐藤千亜妃、バニラズ牧らがコメント

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越智俊介 コメント(9曲目「エメラルド」 編曲、13曲目「もののあわれ」作曲・編曲)

2023年の初夏、友人であり仲間のタイヘイがふとした会話の中で話してくれた。「今、菅田将暉のアルバムを作っているんだ」と。
「こういう曲があるといいなと思ってるんだけど」とタイヘイが言うと、自分の中にもアイデアが浮かんできた。「いまちょうどサポートをさせてもらっているBialystocksの空くんなんか、いいんじゃない?」と提案すると、タイヘイはすぐにその考えに賛同してくれた。そして彼に曲作りをお願いすることになった。

それからの夏、時には曲の制作に没頭し、時にはお茶を飲みながら語り合った。騒がしい夜の下北沢の街で、音楽が少しずつ形になっていくのを感じた。

他にもいろんなことがあった。それぞれの曲でいろんなメンバーと一緒に音を出したし、そのたびに新しいアイデアが生まれていったと思う。
一曲一曲にとても思い出があるので、全曲書いたら長くなってしまう。そのうち自分のSNSにでも書こうかな。

こうして過ごした日々の中で、出来た作品とその過程の思い出の両方に意味があると実感した。

本当に心から大切に思えるものが出来たなあと思う。

佐藤千亜妃 コメント(14曲目「化かし愛」作詞・作曲)

実はずっと菅田君に曲を書きたいと思っていたので、オファーをいただいた時は、
やっと出番がきた!と嬉しい気持ちでいっぱいでした。
秘めたる色気を可視化させたらどうなるのか?その問いの答えのひとつを提示できる楽曲になったと思います。
歌のディレクションもさせていただいたのですが、個人的にこだわっていたサビ前のとある一言が、
良いテイクがありすぎて、ひとつに絞るのが逆に大変だった記憶があります。
「化かし愛」。意味深な言葉たちと、気怠い歌声に惚れ直してください。

凛とした声が、それぞれの音風景の中を縦横無尽に疾走していく。存在感は霞まない。
年輪を重ねて歌は奥行きを増し、様々な表現方法を会得した上で、音楽を純粋に楽しんでいることがよく伝わる。
例えばこんな菅田将暉はどうだろう、こんな言葉、こんな声色はどうだろう。
クリエイティブに欠かせない想像力。それをこんなにも掻き立てる存在はなかなかいない。
“こんな彼はまだ知らなかった”。
そんな感想が聴けるアルバムになっているんじゃないかと思う。そうだと嬉しいなと思う。

Sundayカミデ コメント(12曲目「美しい生き物」作詞・作曲・編曲)

菅田くんの内に秘めるものを知りたくて、もしかして今作っている曲とかありますか?と聞いてみたら、出来かけのならありますという答えだったから、物凄くスムーズに楽曲制作に入れたと思います。

自宅で録ったであろうデモ音源の最初の菅田くんの声はとても美しくて儚くて。

それでいて誰かの事を懸命に歌おうとしている最初の歌詞に胸を打たれました。

すぐにふたりでスタジオに入って、お互いの音楽観を確かめた後は、トントン拍子に制作が進んで行くのが、とても楽しくて、いつまでもこんな時間を追い求めて自分は音楽をやっているんだなと改めて気づかされました。

生きている僕達も、生きていた誰かも、みんな美しいと言ってくれる素晴らしい楽曲が出来たと誇りに思っています。

全体を通して、このアルバムの奥の方にはとても大きな柱が2本立っているなと感じました。

菅田将暉という人のメッセージ、そして、僕達や世界の人が聴いて来たロック。

その大きな柱が双立して、たくさんの音楽の世界を魅せてくれている。

そして、どこまでも遠くに伸びてゆく菅田くんの声が、僕達をどこかへ、そして、どこにでも行けると思わせてくれる。

生きる事の臨場感が満ち溢れたアルバムは、この世界をもっともっと優しくしてくれると思うと嬉しくて、そして、心強い。

身体の奥から、そう感じました。

タイヘイ コメント(アルバム「SPIN」トータルプロデュース)

とにかく菅田くんと細かいニュアンスを調整しました。
日々感じること、心からエキサイトしたこと、その逆も然り。
生活や現在地点(主観的・客観的)を含めたその延長線上に
今回のアルバムを存在させるというのが一つのテーマだったので慎重かつ丁寧に擦り合わせしました。
今回、初の共同プロデュースというのもあり二人で同じ目標に向かっていく感じが新鮮だったし、
なんて貴重で贅沢な時間なのかと何度も思いました。
彼の感覚は本当にカッケェんですよね。
自分が関わった曲はほとんどのボーカルディレクションも担当しましたが、
お互い取り憑かれたようにレコーディングにのめり込み、翌日同時にダウンしてしまった曲もあったりと目まぐるしかった。
また今作は自分が普段から親しくしているミュージシャンやアーティストに関わってもらったのもあり、
スケジュール面や相性面でも奇跡の連続で出来るべくして出来たなと確かな手応えを感じています。

各曲のキャラが濃い。一見、“バラエティ性に富んでいる”とシンプルに捉えられるかもしれないが、
少し違っていて例えるなら1チームというか。
各ポジションを適正キャラが担当できている印象を受けます。
キャプテンがいて、不良がいて、マルチプレイヤーがいて、団体行動できないやつがいるみたいな。
菅田くんが考えた次のライブツアーグッズでもそういうアイテムがあるっぽいのできっと同じ感覚なのかな。
聞けば聞くほど愛らしい楽曲が揃っていて大好きです。

サウンド面でも個人的嗜好を軸にしながらも
今までの楽曲の温度感も大切にして次のステップを探しながら作れたので早く次作を作りたくなりますよね。
本当にSPINって感じなんです。
これほどふさわしいアルバムタイトルはないです。

Vaundy コメント(5曲目「惑う糸」作詞・作曲・編曲)

アルバムのリリース、おめでとうございます。

つい振り向いてしまう、つい前屈んでしまう、つい拭わされてしまう。
曲が流れるたび、彼の声にはそうさせる力があると感じる。
俳優としての彼はもとよりモノづくりをする人間としての来歴が、
彼の魅力に必要な説得力を作っており、
このアルバムでは曲をかえしてそれを体感させられる。
目を瞑ってもまぶたに映る、彼の仕草と一緒に。

牧達弥(go!go!vanillas)コメント(2曲目「くじら」作詞・作曲)

コンクリートが溶けるような去年の暑い夏、初めて会った菅田くんと話す中で出てきたくじらと言う言葉。
その意味と気持ちを聞いて、荒れ狂う冷たい海のような厳しさと太陽が照らす命の海のような希望を彼から感じました。
いつしか体よりも頭ばかり動かすようになってしまった僕達が仲間と共に鳴らした心のフィジカル。
くじらは僕が思った菅田将暉という生き物です。

一つ一つ違う特徴を持った星と星が歌声という引力で渦になり、それは壮大そうでとてもミクロにありふれた日々のような。
聴く人の場所、時、温度で回転の早さが変わる精細さとユーモアを持った曲達。
人懐っこくて良いやつばっかじゃん。

菅田将暉 3rd ALBUM 『SPIN』 全曲ダイジェスト トレーラー

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小野雄大/Yudai Ono @ydon79

菅田将暉ニューアルバムに参加のVaundy、Sundayカミデ、佐藤千亜妃、バニラズ牧らがコメント(動画あり) https://t.co/MXsqQgWsi7

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