デビュー15周年イヤーの阿部真央、誕生日にファンと乾杯した初ビルボードツアー東京公演

阿部真央が1月24日に東京、28日に大阪で初のBillboard Liveツアー「15th Anniversary Abe Mao Billboard Live Tour 2024」を開催した。この記事では彼女の誕生日に行われた東京公演の模様をレポートする。

誕生日にファンと乾杯

阿部はバンドメンバーに和田建一郎（AG）、ミトカツユキ（Key, Piano）、ぬましょう（Per）を迎えてステージに登場。彼女が 「今日は1月24日、ビルボードツアー初日。そして私の誕生日に遊びに来てくださり、本当にありがとうございます！ 力の限り皆さんに向けて歌っていきたいと思います」と挨拶すると、会場は大きな拍手で包まれた。阿部は母親になったときの覚悟や子供に対する愛情を込めた「母である為に」でライブをスタート。次曲「I wanna see you」がアコギ弾き語りで届けられると、観客は手拍子しながら体を揺らしたり、コーラスパートを合唱したりと思い思いに楽曲を楽しんだ。

誕生日を祝ってファンと乾杯した阿部は、「Pharmacy」「天使はいたんだ」「貴方が好きな私」といった楽曲を次々と歌唱。歌とピアノのみのシンプルな編成で披露された「words」では、人を愛することに伴う悲しさ、憎しみ、切なさを情感たっぷりに歌い上げて観客を魅了した。彼女はライブ終盤、「今日はビルボードに合う曲をセットリストに選んできたから、『ワーッ！』ってなれる曲がなかったでしょ？ 1曲だけあるので、聴いてください！」と告げて「ロンリー」を披露。最後はタンバリンを叩きながら「それぞれ歩き出そう」を届けてステージをあとにした。

「15周年おめでとう」「ありがとう」を言い合えることは奇跡

アンコールに応えて再びステージに現れた阿部は、自身の活動を支えるファンに向けて「ここ数年の私の変遷を知ってくれてる皆さんだったら、『15周年おめでとう』『ありがとう』をステージで言い合えることの奇跡をわかってくれていると思うし、私自身もそれをすごく感じています」と語りかける。そして「この先、もっとみんなの力を借りないと、おそらく難しいだろうなということも考えてます。15周年の1年間は、新体制になってからの勝負の1年。その始まりの日に来てくれて、素敵な誕生日にしていただき、本当にありがとうございました！」と改めて感謝を伝えたのち、「Keep Your Fire Burning」を熱唱してこの日の公演を終えた。

また阿部は、デビュー15周年を記念したアニバーサリーツアーを8月から10月にかけて開催する。チケット情報はツアーの特設サイトにて確認を。