最後の「SHOCK」公演概要は
今回の会見には主演の堂本と今年のライバル役を務める
今年の「SHOCK」は4月と5月に東京・帝国劇場にて本編とスピンオフのエターナル編を同時上演。その後7月と8月には大阪・梅田芸術劇場、9月には福岡・博多座、11月には帝国劇場でそれぞれ本編を上演する、過去に例のない長期間の全国ツアーとして行われる。ライバル役は4月と5月の帝国劇場と9月の博多座では佐藤が、7月と8月の梅田芸術劇場では中山が、11月の帝国劇場では上田が演じる。帝国劇場は2025年2月をもって建て替えのため休館が決定しており、今回の公演は同劇場クロージングラインナップの一環として上演される。
会見の冒頭「今年で『SHOCK』は幕を閉めようかなと思っております」と終幕を宣言した堂本は、その理由について「自分が25歳ぐらいのときに作った作品で、年齢設定もそのぐらい。自分は今45歳なので『いいときかな』と。あと、帝国劇場とともに歩んできた作品でもあるので、一度休館になるのであれば自分が出る『SHOCK』は一度幕を閉めてもいいかなと。2、3年ぐらい前から自分の中で決めていました」と経緯を振り返る。そして過去に「SHOCK」出演歴を持つキャストが顔をそろえた今回の公演について「過去にライバル役をやってもらった優馬もそうですし、ひさしぶりにたくさんのキャストに集まってもらって、盛大に最後の花火を打ち上げようというイメージです」と意気込みを語った。
後輩3人の終幕への思い
「SHOCK」終了の話を聞いたときの感想を尋ねられると、佐藤は「本当に衝撃を受けました。ずっとあるものだ、ずっと階段落ちしてくださると思っていたのに……」と話して堂本から「ずっとするか!(笑)」とツッコまれる。出演者が笑い出す中、佐藤は「僕がエンタメを学んだ根源ですし、一緒に作品に携わらせていただいたことは本当に光栄です。その思いを込めて走り切りたいと思います」と真摯に明かした。2019年以来の出演となる中山は「衝撃ですし寂しく思います。でも参加させていただいたからわかるんですけど、本当に過酷なんですよね。『こんなにも過酷なものをなぜこんな回数できるんだろう』と何度も思いました」と、堂本の傍らでその熱演を見届けてきた思いを語った。
11月に最後のライバル役を務める上田は「本人からお聞きしたとき、シンプルにお客さんの気持ちとして『なんだよ!』とは言いました」と熱のこもった言葉を明かしつつ「でも、本人が決めたことならそこに向かって自分たちがクオリティを高めて、光一くんが完全燃焼して終われるように取り組んでいきたいという気持ちに変わりました」とコメント。前田は「光一さんはもう演出家にもなられているので、いつかこれを超える素晴らしい作品を作って演じられることを祈っています」、島田は「これまでにも増して1回1回噛みしめる思いで演じさせていただきます」、中村は「悲しいという気持ちもすごく大きいですが、精一杯この作品を全うしたいです」、綺咲は「近くで学ばせていただける機会を本当に光栄だと思っているので、最後まで楽しく過ごしたいです」と終幕に向けた気持ちを述べた。
将来は「誰かにやってもらいたい」、地方での感謝祭も?
帝国劇場で現在上演中の「Act ONE」でスーパーヴァイザーを務め、4月と5月、11月に「SHOCK」を上演し、10月に上演予定の「DREAM BOYS」では毎年演出を務めている“帝劇の住人”こと堂本。今年は例年以上に多数の公演で関わることから「本籍をそこにしようかなと(笑)」と冗談を言いつつ、劇場に対する思いを「行くと必ずワクワクドキドキします。あんまりスピリチュアルなことは信用しないんですけど、やっぱり演劇の神様が宿っているような場所なんですよね。そこで24年間も毎年やらせていただけたのは普通では考えられないことであって、こんなに幸せなことはありません」と語った。
また「SHOCK」シリーズの今後について尋ねられると「自分の思いとしては誰かにやってもらいたいなと」と後輩に主演を譲る可能性も示唆。そして「今年で幕は下ろしますし、帝劇のサイズに合わせて作った公演ではありますが、例えば感謝祭みたいな違う形で……地方でイベントができるかもしれません。今、適当に言ってるんで『勝手なこと言うな』って思ってる方がたくさん怖い顔をしてますけど(笑)。そういったことができるかもしれない」と制作陣の表情を伺いつつ、今後の新たな展望も述べた。
メンバー結婚のお祝いは「何あげんの?」
会見の後半では今年のライバル役3人それぞれの魅力を堂本が解説するひと幕も。中山については「しゃべると意外と飄々としてるように聞こえるけど、いざ本番になると『あ、こういうふうにやるんだ、急に空気変わったな』みたいな。そういうズルいところがあります(笑)。今までだと内(博貴)や錦戸(亮)も同じタイプで。関西人独特のこうイヤな感じで……(笑)」と、自らも関西出身であることを棚に上げて説明。佐藤は「すごく素直で、その素直さがそのまま役に反映される。とにかくがむしゃらで若さゆえに突っ走ってしまうっていう、その素直さが逆に物悲しさを生むのがいいところです」、上田は「勘違いされやすいタイプでもあるじゃないですか。上田竜也という人間は。だけどひとたび触れてみると『あ、こんなに熱いのか』となる。自分が正しいと思ったことに突き進んでいくタイプで、それが役にマッチしていますね」と評した。
また終盤には今月結婚を発表した堂本剛(KinKi Kids)、中丸雄一(KAT-TUN)に対してのコメントも。福岡での舞台公演期間に剛から「話がしたい」という連絡を受けたものの互いの電話番号を知らなかったという光一は、マネージャー経由で自らの番号を伝えたが、結局剛がマネージャー宛にかけてきた電話を受け取る形で結婚の報告を聞いたという。「教えていいって言ったのに……まあそんな2人なんですよ(笑)」と照れ笑いした光一は「単刀直入に伝えられて。(交際も)知らなかったのでびっくりしました」と心境を語った。
一方、上田は中丸から報告を受けた状況について「皆さんが聞いたちょっと前ぐらいですかね。まあ、メンバー同士のプライベートなことなので」と明言を避けるが、「ラーメン店で上田と中丸が真剣な話をしていた」という話を塚田僚一(A.B.C-Z)がテレビ番組で明かしたと報道陣から聞かされ「なんだアイツ、ぶっ殺そうかな?(笑)」とすごんでみせる。そんな上田に光一は「(お祝い)何あげんの? 何あげんの?」と質問。2人で「なんすかね?」「相談しようか」とうれしそうに悩んでいた。
公演情報
Endless SHOCK
2024年4月11日(木)~5月31日(金)東京都 帝国劇場
<出演者>
※「Endless SHOCK Eternal」同時上演
※前田美波里と島田歌穂はダブルキャスト
2024年7~8月 大阪府 梅田芸術劇場メインホール
<出演者>
堂本光一 /
2024年9月 福岡県 博多座
<出演者>
堂本光一 / 佐藤勝利 / 福田悠太 / 辰巳雄大 / 室龍太 / 高田翔 / 松尾龍 / 尾崎龍星 / 綺咲愛里 / 前田美波里
2024年11月 東京都 帝国劇場
<出演者>
堂本光一 /
※綺咲愛里と中村麗乃はダブルキャスト
RavinderNadhori @RavinderNadhori
@natalie_mu 💞🫶💞