いろいろありすぎ!豆柴の大群の感情ぐちゃぐちゃ4周年ライブ大盛況、クロちゃんが誰よりも熱く語った

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TBS系バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」発のアイドルグループ・豆柴の大群が本日12月24日に東京・ステラボールで結成4周年記念ライブ「ら:すたーと」を開催。この公演の最後にはグループのアドバイザーを務めるクロちゃん安田大サーカス)が登場し、「水ダウ」発の豆柴の大群と都内某所という2グループが合体し、「豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL」なる新グループとして活動していくことを発表した。

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)

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豆柴の大群のこの1年をおさらい

豆柴の大群は2019年に「水ダウ」内の企画「MONSTER IDOL」で誕生したアイドルグループ。BiSHを輩出した音楽事務所WACKに所属している。豆柴は2022年9月から12月にかけて新メンバーオーディションを含めた企画「MUST CHANGE PROJECT」を展開し、同年12月にその締めくくりとして行われた合宿型オーディション「豆柴の大群なりの合宿」では現役メンバーの脱退こそ回避されたが、当時の在籍メンバーであるハナエモンスター、ナオ・オブ・ナオ、ミユキエンジェル、アイカ・ザ・スパイの4人には1年間の猶予が与えられ、変化が見られなかった場合は脱退となることが伝えられた。なお同時期にはカエデフェニックスがグループを脱退した。

2023年1月に新メンバーとしてレオナエンパイア、モモチ・ンゲールがお披露目され、6人体制での活動がスタート。喉の不調によるアイカの離脱などがありつつも6人で活動してきたが、「ら:すたーと」開催を前に、オリジナルメンバーのハナエとミユキがグループを脱退することに。混沌とした状況の中、豆柴はひさびさのワンマンでの大舞台に立った。「ら:すたーと」という意味深なタイトルから、何かしら今後についての発表があることは、豆粒(豆柴の大群ファンの呼称)の誰もが感じていることだった。

運命の「ら:すたーと」いよいよ開幕

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)[拡大]

ステージにはシャンデリアや、西洋風の柱、真っ赤なカーペット、ステンドグラス風の装飾品などを配した豪華なセットが組まれ、豆粒を出迎える。豆柴は過去に囚われず前進していく気持ちを歌う「MUST GO」で勇ましくライブをスタートさせ、続けて「FLASH」「マラマーラ」というアッパーチューンを畳みかけた。場内は序盤から一気に熱気が高まり、フロアではペンライトのカラフルな光が盛大に揺れる。そんな中、メンバーはこの1年の成果を示すかのように気合い十分のパフォーマンスを展開した。またこの日のライブの模様は会場に足を運べないファンのために生配信された。ミユキは笑顔を見せながら、観客のみならず、配信で参加しているファンにも「今日は1日楽しんでいってください!」と呼びかけた。

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)[拡大]

MC後のブロックではクロちゃんの思う王道アイドル路線の要素が詰まったポップチューン「ろけっとすたーと」、メジャーデビューを飾ったエスニックなダンスナンバー「サマバリ」が続けて披露された。この2曲はどちらもクロちゃんが作詞を手がけたナンバー。「ろけっとすたーと」には「ババロアパンチ(美味しいよ)タピオカキック(流行ってる?」といった独特のクロちゃん節が並ぶ一方、「サマバリ」の歌詞には「どんな悲劇も どんな喜劇もぶちこわしてく 豆柴」といった、クロちゃんから豆柴に込めた思いが詰まった一節もある。豆柴はそんな多岐にわたる楽曲を次々に観客に披露。ハナエは「私たち昨日までライブハウスを回ってたんですよ」と述べてから、ステラボールという大きな会場でのワンマンライブができる喜びを語り、レオナは「こんな大きい会場だから、もっと大きい声を聞きたい!」と観客を煽った。

時には涙も、全力投球の熱演が続く

ライブ中盤以降、シングルリリース時にファーストサマーウイカがフィーチャリングゲストとして参加したことでも話題になったメロウなナンバー「らぶ地球」、ハナエが後悔にまつわる思いをつづったロックチューン「ガーデニング」などでパワフルなパフォーマンスを見せつけた豆柴。モモチは「加入して1年。ライブをするたびに豆粒の声が大きくなって、熱量が高まっていくことを感じられた。楽しいを更新できた」と感謝を口にしつつ、「まだまだ私たちと楽しんでくれますか! 一緒に歌って、ひとつになりましょう!」と呼びかけ、「Sing Along Time!」へとつなげる。6人は息を合わせ、拳を突き上げながら熱唱した。そしてキラーチューン「そばにいてよ Baby angel」では爆発力あるメロディとエモーショナルな展開に合わせ、豆柴と豆粒がヘッドバンギングを繰り返して熱狂が生まれた。

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)[拡大]

大森靖子の提供による「kill me holy slowly」ではピンクを基調とした照明の中、アイカがステージを右へ左へと動きながら舞い踊り、辿り着く先のメンバーとハグをした。そしてライブ終盤に向かう中で次に始まった楽曲はグループの代表曲「大丈夫サンライズ」。この曲ではミユキが涙ぐむ場面もありつつ、6人それぞれが思いを噛みしめるように熱い歌声を響かせた。レオナは昨年12月に元メンバーのカエデフェニックスが脱退し、入れ替わるようにレオナとモモチが加入したことによる体制変更について、「嫌だなって思う人もいたでしょう。でも応援してくださってありがとうございます。本当に私たちの力になっています」とコメント。さらに「明日12月25日のイベント出演を最後にグループを去るメンバーについて「ミユキとハナエは豆柴の大群とは違う人生を歩むことを決意しましたが、もう明後日には豆柴になってくれていると思います! みんなで明るい未来に向かいたいと思います」と話した。その発言にミユキとハナエは親指を立てて笑顔を見せていた。豆柴は1年前のプロジェクトにおけるテーマソングになっていた「Must Change -We Keep Changing-」を届けたあと、最後に清竜人提供による賛美歌のようなバラード「暖かくてね冷たい夜を越えて」を披露。6人は胸に込み上げてくる熱い思いを、目に涙を浮かべ、歌い続けた。

「ら:すたーと」の意味を知らないまま迎えたエンディング

豆柴の大群(Photo by sotobayashi kenta)

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先ほどまでの感動ムードをかき消すかのように、代表曲「豆柴の大群-お送りするのは人生劇場-」の爆発力あるイントロのギターリフを合図に、アンコールに突入。ハナエは間奏で「4周年本当にありがとうございます! ここまで来られたのは皆さんのおかげだよ!」と思いの丈を叫んだ。そして最後のMCではナオが「豆柴の大群、4周年だって。本当にびっくりでね」と声を震わせながら話し始め、この日のライブを迎えるにあたって、不安な気持ちが初めはあったという素直な思いを口にする。そして「日にちが経つに連れて、ミユキとハナエの脱退も発表されちゃったけど、私たちは私たちで後悔のないようにこの日を迎えようと思って過ごして来ました。胸を張って言えるのは、まったく後悔していない。今日という日が最高だったと言える。4周年記念の日にみんなでこうしてワイワイ騒げてよかったと思うし、どんな結果になるかわからないけど、私たちを信じてほしいなって思います。本当に豆柴の大群として活動ができてよかったです」と語った。ナオの言葉のあと、豆柴はグループの始まりの曲である「りすたーと」をラストに届け、ライブを締めくくった。

その後、グループのアドバイザーであるクロちゃんがWACKの辻山陽大マネージャーとともに登場。改めてメンバーが今の思いを語る場面ではハナエが豆柴の大群のオーディションを受けた当時は18歳だったが、12月28日で23歳になることに触れつつ、「早すぎるねー。高校生でアイドルになって大学1年のときに豆柴の大群になって。そのあと、友達とかが就職していく中で不安になることもあったけど、私に後悔はなかった。1日1日がかけがえのない日々、そんな4年間でした。ハナエモンスターでしか歩めない人生を歩めてよかったです」と活動を振り返った。脱退を控えるもう1人のメンバー・ミユキはもともと泣き虫で思いを口にすることが苦手だったというが、「大勢の方と話す機会なんて、普通の人生だったらありえなかった。クロちゃんに選んでもらえて幸せ者だと思っているし、豆粒がいてくれることが本当に自分では想像もできないような人生を歩ませてくれて、みんなには感謝してもし切れないくらいの感謝をしています」と述懐。脱退についても触れ、「猶予期間を1年いただいてから考えまくって、自分自身で違う道を進むと決断しました。みんなを悲しませちゃうことはわかっていたけど、私は私の人生を生きていこうと決めました。今ステージに立っている豆柴の大群はものすごく強いし面白いし、かわいいし、カッコいいし、もっともっと大きくなっていくと思います」と話した。そんな2人にクロちゃんは「自分がきらりと光ると思う子がここにいる初期メンだった。成長したからこそのハナエとミユキの決断なんだろうと思うし、そこは尊重していかないと」と声を震わせ、「僕は最後まで辞めないでほしいなと思いました。でも2人の新しくがんばっていこうという気持ちを尊重したい」「2人はこのあとの人生、幸せになってもらわないと。絶対、幸せになってよ!」とグループを去るハナエとミユキを激励した。

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